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NSXのデザインを行うに当たり、まず考えたのが、もっと押し出しの強い スタイリングにしたいということです。これまで、ボディ下部を一段絞り込んで サイドデザインにアクセントを与えていました。それを今度はぐっと張り出させて、 クルマに「力感」を与えたいと考えたのです。 一方で、空力進化のためには下回りのボリュームアップを必要としていて デザイナーの思いと空力開発の方向性が見事に一致したわけです。 そこでデザイナーと空力担当が一丸となり、実車風洞で美しさと性能を両立する カタチを煮詰めていきました。その開発は、何といいますか 仕事には違いないのですが実に楽しいものでした。 デザインを少しいじると空力が驚くほど変わる。かといって、 とりとめのない方向には進まず、デザインをよくすると空力もよくなっていく。 そのなかでいろいろと発見もあり、つい没頭して時間の経つのを忘れるくらいでした。 たとえば、バンパーコーナー部分の「丸さ」と、その内側のエアコンダクトは 非常にデリケートな関係があって、ダクト内側の形状や穴の向きがボディサイド全体の 風の流れに影響することがわかりました。時間をかけ、「丸さ」の具合をきめ細かに 煮詰めていきました。またチンスポイラーは、先端を意図的に板形状にして フロントまわりの揚力特性を向上させています。同様の考え方のものが あるかもしれませんが、NSXのようにシャープなものはないと思います。 そしてヘッドライトです。 これは、リトラクタブルのままの方がいいという方もいらっしゃいます。 しかし、上げたときと下げたときでは空力性能が大きく違ってきますので 何とかしたかった。 サーキットでヘッドライトを点灯して走ることはよくあると思います。 そういうときにハンドリング特性を変化させたくありません。NSXの誕生当時は リトラクタブルを選択しましたが、空力特性の変化、ヘッドライト単体の性能向上など、 機能をより高い次元で追及していくことを考え合わせると固定式にすべきというのが 我々の選択です。 今回、デザインを検討するためにNSXのヘッドライトまわりを何度も分解し、 リトラクタブルユニットの重さを改めて実感しました。 つまり、新しいヘッドライトデザインは、オーバーハング部において 約10kgの重量低減(NSX前モデル比較)にも貢献しているのです。 そして、気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、 ヘッドライトのデザイン変更にあわせて、ボンネットフードの ボリュームをアップしました。 これは、コクピットに座った時、タイヤの存在を強く感じさせることで、 視覚的な力強さとクリッピングポイントの狙いやすさを追求したのです。 |
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