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写真は合成によるものです。 |
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NSXボディ構造図
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高強度・高剛性押し出し成形サイドシル |
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フロントの衝突エネルギーを効率よく吸収するフロントサイドフレーム |
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メインフレームに強力に固定された高剛性センターピラー |
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リア衝突時にはフューエルタンクを守る大断面高強度リアフレーム |
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アーク溶接を使った高剛性極細ピラー |
(6) |
ボディ強度・剛性の向上とエンジンルームからの断熱・遮音に効果的な2重パーテーションガラス |
(7) |
フロント及びリアフェンダーを組み付け部品化することにより軽衝突時のリペアを簡素化 |
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コントローラブルな操縦性と高品位な乗り心地をもたらす、強靱かつしなやかな脚。インホイール型のダブルウイッシュボーン・サスペンションは、主要部品の80%にアルミを使用する軽量設計。タイプTにおいては、前後17インチタイヤの採用に合わせ、ロール剛性とヨーダンピング、そしてロールダンピングの最適化を図ることで、いっそうの高Gに耐えうるよう限界性能を向上。とりわけドライ路面での、中・高速コーナリング時の安定性を向上させている。また、ステアバランスの最適化を図り、定評あるハンドリングもいちだんとキレよく仕上げている。 |
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ダブルウイッシュボーン・
フロントサスペンション |
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ダブルウイッシュボーン・
リアサスペンション |
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操縦安定性と乗り心地を両立させるために、ピボットを介してホイールの動きに自由度を与えるコンプライアンスピボットを採用。コンプライアンスとは、突起を乗り越える場合など、タイヤに前後方向の外力がかかった際、タイヤ及びサスペンションが移動し、ショックをいなす能力のこと。ピボットはアッパーアームとロアアームを結ぶ形でセット。上下アームと一体となって動くようボールジョイントで接続されている。入力があるとピボットが回転し、コンプライアンスを確保しながらアライメント変化をほぼゼロにコントロールする。 |
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鷹栖をはじめとするHondaの過酷なテストコースでの実走テストによって、性能を高めていく方法は、タイヤの開発においても当てはまる。フロント215/40R17、リア255/40R17。高速性能の向上に合わせ、ハイスピード域でのスタビリティとハンドリングの向上をめざし、幾度にもわたるテストを実施。その結果、前後17インチ、そして前後バランスは幅の違いで最適化するという結論が導き出された。また、ホイールは、全タイプ軽量かつ高剛性、BBS(ワシマイヤー)と共同開発のアルミ鍛造ホイールを採用。NSXの厳しい基準を満たしながら、鍛造ならではの強さと軽さをデザインした。 |
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