2008年7月発表 2016年3月終了モデル
この情報は2016年3月現在のものです。
広告紹介ENGINE〈2003年2月号〉
〜前文略〜
世紀の瞬間が来た、ということだ。1886年とされる内燃機関搭載の自動車の「発明」以来、1世紀余りにわたって続いてきた化石燃料による動力の時代の終わりが、リアルなものとして見えてきたのである。
〜中略〜
試乗当日はセミ・ウェットの路面のせいもあったが、急加速を試みると、前輪をホイールスピンさせるぐらいたくましいトルクを見せつけた。発進3秒後の到達距離は、150〜200馬力級の中型セダンと同等という。燃料電池スタックが床下に搭載されているため重心位置は低く、前55、後ろ45という重量配分もバランスがいいので、エンジン音がないことを別にすれば走行感覚はすこぶる自然。4人乗りで航続距離355km、最高速150km/hというから、水素供給システムなどの社会的インフラさえ整えば、いますぐにも使える立派なクルマだ。
〜後文略〜