Round07中国・寧波中国・寧波

2019年9月15日(日)・2日目

Ningbo International Speedpark

第7戦 中国・寧波 2日目

アッティラ・タッシがレース2で6位

FIAワールド・ツーリングカー・カップ第7戦・中国大会のレース2とレース3が行われました。KCMGのアッティラ・タッシは、レース2で6位、レース3で13位に入り、両レースでポイントを獲得しました。

レース2を17番手でスタートしたタッシは、最終ラップに2台をオーバーテイクするなど、ポジションを上げて6位でチェッカーを受けました。さらに、レース3でも13位入賞を果たし、合計13ポイントを獲得しました。

チームメートのティアゴ・モンテイロは、レース3で他のマシンとの接触に巻き込まれ、リタイアしました。予選は17番手と、土曜日よりもポジションを上げてレース2をスタートしましたが、オープニングラップで接触し、コース外へ。マシンにダメージを受けたモンテイロは、ピットへ戻ると、そのままリタイアしました。

ALL-INKL.COM Münnich Motorsportのエステバン・グエリエリにとっては、チャンピオン争いで大きな痛手を負ったレースとなりました。ノックアウト方式で行われたレース2とレース3の予選で、グエリエリはわずかな差でQ3進出を逃し、5番手となりました。しかし、レース2のオープニングラップで接触・スピンしてリタイア。レース3でも他車と接触し、左前輪のトラックロッドを破損。レース半ばでリタイアとなりました。

チームメートのネストール・ジロラミはQ1を8番手で通過し、Q2でも3番手タイムを記録しましたが、赤旗中断発生の責任を問われてタイムを抹消され、予選12番手となりました。レース2は接触によりリタイアしたジロラミですが、レース3ではオープニングラップで発生した接触を回避。最終的に8位入賞を果たしました。

この結果、グエリエリはドライバーズランキングで2位に後退。ALL-INKL.COM Münnich Motorsportも、チームランキングで2位に順位を下げています。

コメント

アッティラ・タッシ(6位/13位)
アッティラ・タッシ「昨日の自分に『レースウイーク獲得ポイントが最高になった』と言ったら、信じられなかったでしょう。トラック上で繰り広げられたバトルはとても激しいものでしたが、運よく大きな接触を避けることができました。バトルは好きではないとしても、ポジションを維持するために、よりアグレッシブな走りをしなくてはならないと感じました」

ネストール・ジロラミ(リタイア/8位)
ネストール・ジロラミ「昨日起こったことを考えると、Q2で3番手に入れたことはとてもうれしかったです。しかし、予選を終えてから、すべてがバラバラになってしまいました。アグレッシブすぎるぐらいのドライビングをしましたし、ウエイトハンデの状況はおかしかったです。コーナリングに優れたマシンなので、予選でこそ補うことはできますが、いざレースとなると、ストレートで10kmや15kmもスピードが違い、レースになりませんでした。今後、このようなレースがないことを願っています」

ティアゴ・モンテイロ(リタイア/リタイア)
ティアゴ・モンテイロ「大きな接触はありましたが、僕自身は大丈夫です。メディカルチェックを経て、身体に問題はありませんでした。3レースすべてで接触をされたので、かなりフラストレーションがたまっています。だれもコース上のほかのドライバーをリスペクトしていないかのようでした。当てられるがままになってしまいました。アッティラ(タッシ)のように混乱を避けられたらと思っていましたが、不可能でした」

エステバン・グエリエリ(リタイア/リタイア)
エステバン・グエリエリ「ポイントを獲得することができませんでした。想定しうる中で最悪の状況ですし、チャンピオンシップでも2位に後退してしまいました。終盤戦が混沌としたものになるだろうとは分かっていました。僕がポイントを獲得できない状況を願っている人がいて、時にはその状況から逃れることもできますが、このレースウイークではできませんでした。レース2では多くのマシンと接触してバリアに当たりましたし、レース3でもクラッシュして、セーフティーカーが出ているタイミングでトラックロッドが破損してしまいました。ひどい週末でしたが、それを忘れて、鈴鹿で勢いを取り戻したいです」

リザルト

レース2

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
15N.ミケリスヒュンダイ1532'31.594
21G.タルクィーニヒュンダイ15+0.766
3100Y.ミュラーLynk & Co15+1.537
411T.ビョークLynk & Co15+1.906
537D.ハグロフクプラ15+2.360
69アッティラ・タッシHonda15+6.708
1929ネストール・ジロラミHonda 7 +8Laps
2018ティアゴ・モンテイロHonda 4 +11Laps
2186エステバン・グエリエリ Honda 4 +11Laps

レース3

順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
1100Y.ミュラーLynk & Co1838'40.228
268Y.エアラッシLynk & Co18+0.431
31G.タルクィーニヒュンダイ18+1.234
48 F.オーガスト ヒュンダイ18+3.830
511T.ビョークLynk & Co18+4.248
621A.パニスクプラ18+5.064
829ネストール・ジロラミHonda18+11.729
139アッティラ・タッシHonda18+19.654
1886エステバン・グエリエリ Honda 5 +13Laps
1918ティアゴ・モンテイロHonda 5 +13Laps

ポイントランキング

ドライバー

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
15N.ミケリスヒュンダイ247
286エステバン・グエリエリ Honda231
3100Y.ミュラーLynk & Co230
411T.ビョークLynk & Co209
596M.アズコナクプラ188
629ネストール・ジロラミHonda186
1918ティアゴ・モンテイロHonda58
219アッティラ・タッシHonda52

チーム

順位 チーム マシン 総合ポイント
1 Cyan Racing Lynk & Co Lynk & Co 439
2 ALL-INKL.COM Münnich Motorsport Honda 417
3 BRC Hyundai N Squadra Corse ヒュンダイ 403
4 BRC Hyundai N LUKOIL Racing Team ヒュンダイ 272
5 PWR Racing クプラ 234
6 Cyan Performance Lynk & Co Lynk & Co 227
13 KCMG Honda 110

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