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6−7番手から3位まで追い上げたベイレル
Honda勢のカミオンが並ぶ
期待の熱田は決勝で骨折、無念のリタイア
表彰台で喜びを見せるベイレル
モトクロス
世界選手権 (250cc)
NETHERLANDS
[2002.03.24]
WMXレースレポート 
第1戦 オランダ
2002年 3月24日開催  
天候:晴れ 気温:10℃ コースコンディション:サンディ・サーキット
観客:16,500人

P.ベイレル開幕戦を3位!
しかし熱田孝高はリタイア

いよいよ4ストロークCRF450Rのマシンがモトクロス世界選手権500ccクラスに参戦をスタートした。ライダーのバルトリーニは、並み居るオーバー500ccのマシンを相手にホールショットを奪い、4位ゴールと健闘を見せた。また250ccクラスでもベイレルが3位と、表彰台を獲得、またチームメイトのJ.コッピンズも5位でゴール。そして全戦出場となった全日本チャンピオンの熱田は、予選15番手で決勝レースへ進出。序盤には10番手を走行、更にポジションアップを図ったがジャンプの着地で転倒。ハンドルが足にヒットして大たい骨の骨折。

今年のモトクロス世界選手権250クラスには、'01年全日本モトクロスチャンピオンを獲得した熱田孝高がイギリスのCAS HONDA Racingから参戦。そしてイタリアのBerni HONDA Racingから、250クラスにベイレルとコッピンズ、500クラスには4ストロークマシンのCRF450Rを駆るバルトリーニと、話題の大きいシーズンを迎えた。開幕戦はサンドサーキットとして知られるオランダのファルケンスワード。熱田は初めて走るディープサンドに、充分な走りこみを重ねて会場入りをするも、練習走行ではトップタイムから5秒落ちの20番手前後。しかし予選では、タイムを更に1秒強縮め1分53秒792をマークして15番手で決勝進出を果す。またコッピンズは1分50秒986で4番手、ベイレルも1分51秒353で6番手。ポールポジションは、1分49秒606をマークしたF.ボレー(Yamaha)。

決勝
熱田はトップ集団で第1コーナーを抜ける見事なスタートを切り、1ラップ目には7番手と好ポジションにつける。トップはボレー、そしてチャンピオンのM.ピション(Suzuki)、J.ダブ(KTM)、コッピンズ、P.クーパー(Honda)、ベイレル、熱田、J.ベビライネン(Honda)の順。しかし2ラップ目に、熱田はポジションを9番手、続くラップにも11番手と後退させるも、再び10番手に浮上。コースコンディションの深い轍とうねりは周回を重ねる度に大きくなるが、熱田はハイペースで前のライダーにジリジリと詰め寄っていく。しかし上りジャンプの着地でバランスを崩した熱田は、暴れるマシンを押さえきれずに転倒。その際にハンドルバーが足にヒットして負傷、無念のリタイアとなった。熱田はすぐに病院に直行したが、チームからのアナウンスによると左の大たい骨を骨折、約3ヵ月の休養が必要と言われている。一方、ベイレルは中盤過ぎにダブをパスして3番手に浮上して表彰台を獲得、そしてコッピンズも5位とポジションをキープしてゴール。トップ争いは、中盤過ぎにピションがボレーをパスし、逃げ切って優勝。

P.ベイレル(3位)
結果はとても満足のいくものだと思っている。シーズンオフから今日までマシンも体調も整えて万全だったが、2週間前からのサンドの走り込みには納得の行く結果が出なかったから少しナーバスになっていた。スタートのポジションも6−7番手と良くなかったけど、100%集中していこうと切り替えて3番手まで追い上げられた。これからは、僕の好きなハードコンディションが続くから、最低ラインの3位はキープして行こうと思っている。

J.コッピンズ(5位)
昨日の予選で背中をヒットして、それが夜になって痛み出したんだ。それで今日の決勝には痛み止めの注射をして走ったが、今度はレース中に背中から腰にかけての感覚が無くなってきて、パスするのが難しい状況だった。終盤には少しは良くなったが、無理はできなかったので、それほど悪いポジションではないと思っている。次のレースには体調もよくなるし、もっといい結果が出せるだろう。

レース結果などの詳しい情報は、こちらでご覧いただけます。
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