Rd.11 オーストリアGP/レッドブル・リンク:2018年8月11日(土)
コンディション:ウエット/ドライ
気温:20℃ 路面: 26℃
土曜午後のオーストリアGP予選で、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは24番手タイムを記録。明日の決勝に向け、8列目24番グリッドを獲得しました。チームメートの鳥羽海渡は予選28番手タイム。明日のレースは10列目からのスタートになります。
午前のFP3は昨日来の雨で、フルウエットの路面になりました。このセッションでアティラプワパと鳥羽はレイン用セットアップの確認を行い、21番手と22番手につけました。
午後の予選はウエットコンディションでスタートし、セッション終盤に一気に路面が乾いていきました。アティラプワパは、最後のタイムアタックでスリックに交換したものの十分に攻めきる時間がなく、1分42秒362でトップから3.745秒差。鳥羽は最後までレインタイヤで走行し、1分43秒993で予選を終えました。
明日の日曜は、現地時間午前8時40分(日本時間午後3時40分)から20分のウォームアップ走行を実施。全23周で争うMoto3クラスのオーストリアGP決勝レースは、午前11時(日本時間午後6時)にスタートします。
ナカリン・アティラプワパ(24番手 / 1'42.362 / +3.745)
「予選は非常にトリッキーなセッションで、最後にピットへ戻ってくるタイミングがやや遅く、スリックタイヤでしっかり走りきる時間を十分に稼ぐことができませんでした。思いきりタイムアタックをできていれば、もっと上位のグリッドポジションを獲得できていたと思います。去年のレースは、23番手スタートからトップ15圏内でバトルをできたので、明日は後方グリッドのスタートでもいいレースをする自信があります」
鳥羽海渡(28番手 / 1'43.993 / +5.376)
「予選の最後は、思っていた以上に路面が早く乾いていきました。レインタイヤで出て行ったために、ピットアウトした瞬間に選択ミスをしたと悟りましたが、がんばってプッシュしても十分なタイムアップをできませんでした。昨日のドライコンディションではとてもいいフィーリングで走れているので、明日は落ち着いて一台ずつオーバーテイクし、上位フィニッシュを目指します」
青山博一 チーム監督
「ナカリンはウエットコンディションで気持ちよく走れていましたが、スリックタイヤへ交換するタイミングを逸し、2列目か3列目を獲得できるチャンスを逃してしまう結果になりました。海渡は、最後は彼の判断によりレインタイヤで出て行ったのですが、その選択ミスがこの結果を招いてしまいました。両選手ともに悔しい予選になりましたが、今回の失敗は、自分たちの弱点をしっかり認識するという意味で非常に有意義だったとも言えるでしょう。明日は、がんばって追い上げのレースをしてほしいです」