Rd.15 日本GP/ツインリンクもてぎ: 2017年10月14日(土)
コンディション: ウエット 気温:14℃ 路面:17℃
栃木県のツインリンクもてぎで土曜日午後12時35分から40分間にわたって争われた日本GP予選で、Honda Team Asiaのナカリン・アティラプワパは2分10秒385の12番手タイムを記録。明日の決勝に向けて4列目12番手の暫定グリッドを獲得しました。チームメートの鳥羽海渡は、2分11秒999で予選28番手タイム。決勝レースは10列目28番グリッドからスタートする予定です。
午前のFP3は昨日同様のウエットセッションになり、鳥羽とアティラプワパは、それぞれ精力的な走り込みに徹しました。セッションを終えて、アティラプワパは20番手タイムを記録。鳥羽も、昨日のベストタイムを2.001秒更新して30番手タイムを記録しました。
午後の予選で、両選手は決勝を見据え、さらにセットアップに磨きをかけました。アティラプワパは、セッション終盤に最速区間タイムを連発していたときに、転倒を喫してしまいましたが、総じて非常に良好な仕上がりです。鳥羽は各セッションで2秒ずつ短縮し、予選ではトップタイムの2.6秒差に迫りました。
明日は、午前8時40分から20分間のウォームアップ走行を実施。20周で争う決勝レースは、午前11時00分にスタートします。
ナカリン・アティラプワパ (12番手 / 2’10.385 / +1.065)
「今日の走行では、昨日のライディングを思い出しながら、落ち着いていいフィーリングで走り出しました。予選最後にピットアウトしたとき、セクター1とセクター2の区間タイムで最速ラップを連発できたので、つい攻めすぎて転倒してしまったのが残念です。攻め際の限界を見極めることもできたので、明日はうまく自分をコントロールして戦えると思います。明日は最低でもトップ10をこころがけ、できる限り上位を目指します」
鳥羽海渡 (28番手 / 2’11.999 / +2.679)
「順位はまだ低いのですが、フィーリングはだいぶよくなりました。今回のウイークは、一からのスタートになりましたが、セットアップを進めて自分のライディングもよくなり、毎セッションで2秒ずつ短縮していくことができました。高速コーナーでの加速をさらによくして、明日は力いっぱいがんばります」
岡田忠之 チーム監督
「ナカリンは、ベストラップを更新していたのでついがんばって攻めすぎるあまり、転倒を喫してしまいました。転ばなければ、フロントローも獲得できていたと思います。いいリズムで走っているので、決勝レースではいい走りを披露してくれると期待しています。海渡は、まだ彼本来のフィーリングへ完ぺきに戻せたわけではありませんが、マシンは確実によくなっています。着実に前進できているので、レースでさらに力強さと自信を取り戻して欲しいと思います」