2020年シーズンの開幕戦、第1戦カタールGPが、3月6日(金)から8日(日)までの3日間、ドーハ郊外にあるロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されます。カタールGPは今年で17回目の開催となります。
今年は新型コロナウイルスの影響で、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)とグランプリを運営統括するドルナ・スポーツは、開幕戦カタールGPのMotoGPクラスのキャンセルを決定。開幕直前に同地で公式テストが行われたMoto2クラスとMoto3クラスについては、参加チームと選手がすでに現地入りしていることから、予定通り、開催することになりました。
カタールGPは、04年に第1回大会が行われ、08年には史上初のナイトレースとして開催され、大きな話題となりました。11年からは、夜間の作業を軽減するため、通常3日間の開催を4日間に分散する変則スケジュールで行われてきましが、18年以降は、ナイトセッションの走行時間を減らし、セッション開始時間を早める処置が取られ、再び3日間開催となりました。
今年はMotoGPクラスがキャンセルされたことで、変則スケジュールとなります。金曜日、土曜日のフリー走行は午後1時前後に始まり、午後6時台に最後のセッションが行われます。日曜日の決勝は、Moto3クラスが午後4時20分から18ラップ、Moto2クラスは午後6時から20ラップで行われます。
1949年にスタートしたロードレース世界選手権(WGP、現MotoGP)は、シーズン6戦でスタートしました。72年目を迎える今年は、16カ国全20戦という史上最多のレースを予定していました。開幕戦カタールGPのMotoGPクラスがキャンセルされ、カタールGPの開幕前には第2戦タイGPの延期も決まりました。5年連続7回目のタイトル獲得を目指すマルク・マルケス(Repsol Honda Team)、Moto2チャンピオンでルーキーのアレックス・マルケス(Repsol Honda Team)、Hondaで6年目のシーズンを迎えるカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)、MotoGP3年目のシーズンを迎える中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、4月上旬に開催予定のアメリカズGPに向けて準備を整えることになりました。