Round06イタリアイタリアGP

Moto3 フリー走行

2018年6月1日(金)

会場:ムジェロ・サーキット
天候:晴れ
気温:25℃
コースコンディション:ドライ

マルティンがトップ、鈴木が3番手、鳥羽が5番手で初日を終える

過去2戦、Honda勢にとって不運のレースが続いているMoto3クラスですが、イタリアGPでは、本来の調子を取り戻したホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が首位発進。2番手に0.339秒差つけて速さをアピールしました。2番手にアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)、チームのホームGPに気合を入れる鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がベストポジションとなる3番手で初日を終えました。

この数戦、調子を上げている鳥羽海渡(Honda Team Asia)が5番手、念願の初優勝に気合満点のファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が10番手。トップのマルティンから1秒差に12台という戦いの中でHonda勢が好位置をキープしました。

1秒差の中に入れづも、総合7位のニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が転倒の影響で13番手、アダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)が14番手、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が15番手。総合10位でホームGPに気合のエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が22番手と、2日目のタイム短縮とポジションアップに期待されるHonda勢も多く、2日目の結果に注目されます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 1番手)ホルヘ・マルティン
「昨年はコースの汚れに苦しみました。そのため今年はサーキットのグリップレベルを知ることが重要だったので、最初からプッシュしました。フロントにソフトコンパウンドを選び、走り出しから速く走ることができました。いつもはこうした選択をしないので、リスクを避けるためにすぐに別のタイヤにスイッチしました。ミディアムタイヤを使って7、8周走りましたが、とても興味深いラップになりました。午後はコーナーでマシンの動きがこれまでに比べてよくなりました。タイヤテストにも集中しました。すべて正しい方向へ進んでいるようなので明日もがんばります」

鈴木竜生(Moto3 3番手)
「今日は思っていた以上にタイムが出ました。前戦フランスGPの事後テストで試したフロント回りのセッティングがうまく機能しました。FP1の転倒は、ル・マンで試したリアのセッティングで走ったのですが、コーナーで加重が抜けてしまいました。今日は転倒しましたが、昨年のベストが出ているし、いいスタートが切れたと思います。明日はベストグリッドのフロントローを目指し、がんばります」

鳥羽海渡(Moto3 5番手)鈴木竜生
「フィーリングはよく、5番手タイムで終えることができました。しかし、フランスGPの教訓から、今回は気を抜かず予選、決勝としっかり走りたいです。明日は、今日より1秒くらいタイムを上げないと、このポジションはキープできないと思います。そのためにはどうすればいいか、明日はしっかり取り組みたいです。ベストラップをマークしたときは、セクター1で0.2秒遅く、フロントサスも底好きしていたので、つめどころはたくさんあると思います。今日は、マルティンの後ろについてすごく勉強になりました。明日はフロントローを目指し全力で挑みます」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 9番手)ファビオ・ディ・ジャンアントニオ
「FP1は8番手、FP2は9番手でしたが、トップとはそれほど離れていません。全体的にうまくいったし、いい仕事ができたと思います。今日は単独で走行する時間が多く、ペースはかなりいいと思います。しかし、マシンは100%快適ではありません。フロントエンドのフィーリングがまだ少し足りないので、レースに向けて準備をしたいです。ここは自分にとって世界で一番いいサーキットなので言い訳はできません。いい仕事をしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 15番手)佐々木歩夢
「フランスGPで痛めた左足はよくなり、バイクに乗るには全く問題ない状態まで回復しました。今日は一年ぶりのムジェロなので、最初はコースになれるために自分のペースでタイムをあげていきました。FP1はハードコンパウンド、FP2はミディアムでタイムを出しましたが、明日はひとりでタイムを出せるようにしないとだめだと感じました。アベレージで0.5秒はあげたいです。予選は集団になるので、集団の中でいいタイムを狙うのはもちろんですが、単独でもしっかりタイムを出せるようにしたいです。ブレーキングポイントはわるくないと思うので、コーナーと立ち上がりをよくしていきたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda1'57.104
244アーロン・カネットHonda+0.339
324鈴木竜生Honda+0.437
465P.エッテルKTM+0.448
527鳥羽海渡Honda+0.503
612M.ベツェッキKTM+0.684
784J.コーンフェールKTM+0.691
817J.マクフィーKTM+0.771
921ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.796
1075A.アレナスKTM+0.905
1110D.フォッジャKTM+0.992
1242M.ラミレスKTM+0.997
1323ニッコロ・アントネッリHonda+1.097
147アダム・ノロディンHonda+1.143
1571佐々木歩夢Honda+1.296
1640D.ビンダーKTM+1.308
1719G.ロドリゴKTM+1.387
188N.ブレガKTM+1.442
1914トニ・アルボリーノHonda+1.471
2072アロンソ・ロペスHonda+1.479
2116A.ミニョKTM+1.554
2233エネア・バスティアニーニHonda+1.566
2322真崎一輝KTM+1.582
245J.マシアKTM+1.678
2511L.ロイKTM+1.927
2648ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+2.009
2796マヌエル・パリャーニHonda+2.180
2876M.ユルチェンコKTM+2.346
2941ナカリン・アティラプワパHonda+2.351
3081S.ネパKTM+2.730

フォトギャラリー

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2018 第6戦 イタリアGP フリー走行(Moto3)

ニュース