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Round03アメリカアメリカズGP

MotoGP プレビュー

2018年4月19日(木)

会場:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ

圧倒的な強さを誇ってきたサーキットで、マルケスが今季初優勝を狙う

第2戦アルゼンチンGPから一週間のインターバルを経て、第3戦アメリカズGPが、4月20日(金)~22日(日)の3日間、米国テキサス州・オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されます。アメリカズGPは2013年に初開催され、今年で6年目を迎えます。

初開催となった13年には、MotoGPクラスにデビューしたばかりのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が次々に新記録を樹立し、多くのレースファンの記憶に残る大会となりました。

予選では、MotoGPクラスへのデビュー2戦目にして、初のポールポジション(PP)を獲得。1982年のスペインGP(ハラマ)でフレディ・スペンサーが樹立した20歳と153日という最年少記録を20歳と62日でブレイクしました。そして翌日の決勝では同じく1982年のベルギーGPでスペンサーが樹立した20歳と196日という初優勝記録を20歳と63日でブレイク。最高峰クラス最年少優勝記録を、実に31年ぶりに塗り替えました。

同年に、マルケスはシーズン6勝を挙げてタイトルを獲得します。これもまた、スペンサーが83年に21歳と258日で達成した史上最年少でのタイトル獲得を20歳と266日で達成し、30年ぶりに記録を塗り替えました。

以来、マルケスにとってCOTAは、最も相性のいいサーキットの一つで、初開催の13年から5年連続でポール・トゥ・ウインを達成しており、今年はその記録の更新へ期待が膨らみます。

一周5.513kmのCOTAは、アップダウンに富んだハイスピード&テクニカルコースです。ハードなブレーキングからの加速、そして連続する中高速コーナーでのハンドリングなど、マシンの総合力とライダーのスキルが求められます。過去5年、このサーキットで圧倒的な速さを見せてきたHondaワークスマシンRC213Vとマルケス。今年はウインターテストから好調で、6年連続のポール・トゥ・ウインが期待されます。

マルケスは、今年は開幕戦カタールGPで2位。前戦アルゼンチンGPでは不安定なコンディションとスタート進行の混乱の中でノーポイントに終わりました。グリッド上でエンジンが止まり、エンジンを再スタートしてからの進行で違反があり、「ライドスルー」のペナルティー。その遅れを取り戻す途中に接触事故があり30秒のペナルティーを科せられ、5位でフィニッシュしましたが、最終的に18位へ降格となりました。マルケスにとっては残念な結果となりましたが、ベストタイム、同時にアベレージでもライバルを圧倒する走りは、今季のこれからの活躍を期待させるものでした。今大会では、前戦アルゼンチンGPの雪辱に挑みます。

チームメートのダニ・ペドロサは、前戦アルゼンチンGPで他車にぶつけられて転倒リタイアを喫し、その際に右手首を負傷しました。バルセロナの病院で手術を受け、回復に努めてきたペドロサですが、今大会に出場することを決断。回復状態を確認しながら、金曜日のフリー走行に挑みます。

開幕戦カタールGPで4位、第2戦アルゼンチンGPで今季初優勝を達成して総合首位に浮上のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、第3戦アメリカズGPに向けて気合が入っている一人です。LCR Hondaに加入して4年目のシーズンを迎えるクラッチローは、アメリカズGPでは13年に4位、14年はリタイア、15年は7位、そして昨年は表彰台獲得まであと一歩に迫る4位になっています。今年は、アメリカズGPでの初表彰台と初優勝に挑みます。

ルーキー勢もCOTAの戦いに闘志を燃やしています。開幕から2戦連続でポイント獲得のフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、3戦連続ポイント獲得と、今季ベストリザルトを目指します。同大会では、昨年Moto2クラスで優勝しているだけに、今大会の活躍にも注目が集まります。

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)も前戦アルゼンチンGPに続き、2戦連続のポイント獲得に挑みます。昨年の大会ではMoto2クラスで3位表彰台を獲得しているだけに、モルビデリとともにシングルフィニッシュが期待されます。

そして、2戦を終えて着実にパフォーマンスを上げているトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、昨年の大会ではMoto2クラスで2位でフィニッシュしています。今大会は、シーズン初のポイント獲得に挑みます。

コメント

カル・クラッチロー(MotoGP 総合1位)
「アルゼンチンで優勝したので、オースティンへ向けて決意はさらに固まっています。引き続き、地に足をつけてがんばります。このサーキットで強いライダーはたくさんいますし、チャンピオンシップはまだ先が長いです。Hondaはオースティンでとても強いと思います。できる限り多くのチャンピオンシップポイントを獲得できるように、ベストを尽くします。MotoGPのレースで優勝することは非常に大きなことですが、目標はすべてのレースで表彰台争いをすることです」

マルク・マルケス(MotoGP 総合5位)
「カタールでいいシーズンのスタートを切りましたが、アルゼンチンではノーポイントに終わりました。でも両方のレースでマシンのフィーリングがよかったことはポジティブです。シーズンは長く、一番大事なことは僕たちのレベルが高いところにあるということです。これからオースティンに行きます。ここは、いつもいい雰囲気で、すばらしい思い出があるサーキットです。初めてのポールポジション、そして初めてのMotoGP優勝を成し遂げたところです。それ以降、ずっといい結果を残してきました。今年もいい結果を出せるようにがんばります。シーズンは毎年違います。マシンもタイヤもコンディションも変わります。今年はバンプが減らされたと聞いているので、コースがどんな感じか、様子を見たいです。レースウイークを通して、いつものようにレースのセットアップに集中して取り組みたいです。そして日曜日にどこでフィニッシュできるか様子を見たいです」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 総合12位)
「手術を終え、毎日少しずつよくなってきています。エクササイズをして動きをよくし、炎症を減らしています。少しずつ筋力を取り戻しているので、回復していることを感じます。ただし、本当の可能性を判断するのは難しいです。これからサーキットに行きます。マシンに乗るまで、本当の自分の状況を理解することはできません。でも行ってやってみる価値はあります。ファンからのメッセージやサポートが一番の力になっています。本当に感謝しています」

フランコ・モルビデリ(MotoGP 総合14位)
「サーキット・オブ・ジ・アメリカズはいいサーキットです。環境もいいのでとても楽しみです。2戦を戦いましたが、RC213Vを理解するためにはもっと周回数をこなして、マシンとタイヤにもっと取り組む必要があります。経験がもっと必要だということを感じています。その為、いまはすべてのレースが勉強になります。COTAは体力的に難しいサーキットです。そして、かなりテクニカルでもあるので、早くいいセットアップを見つけることがとても重要になります」

中上貴晶(MotoGP 総合18位)
「アルゼンチンのレースは貴重な経験となりました。ディレイで始まり、路面コンディションもミックスした難しい状況でしたが、集中力を維持しました。そして最高峰クラスで初めてのポイントを獲得しました。今回はアルゼンチンGP以上の結果を目標にオースティンへ向かいます。学習のプロセスはまだ長いですが、レースを追うごとに、マシンのことが分かってきました。チームはとてもいい仕事をして、僕をサポートしてくれています。昨年、Moto2クラスでは3位でフィニッシュし、モルビデリやルティと一緒に表彰台に上がりました。今年の彼らは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのライバルです。今大会もルーキー勢トップを目指します」

トーマス・ルティ(MotoGP 総合21位)
「オースティンの目標ははっきりしています。アルゼンチンでレースを終えたところからスタートして、ここまで学んできたことを、さらに築き上げていくことです。経験が増えるにしたがい、フィーリングはよくなり、マシンとタイヤへの信頼も上がっています。Moto2クラスでは苦戦しました。難しいセクションはコース前半。この部分は高速での切り返しが続き、2013年には腕のケガにも耐えました。昨年はようやくいい解決策が見つかり、感触もよくなり、いいレースができました。RC213Vでも同じようなレースができることを願っています。MotoGPのマシンで走ると、このコースはきっと楽しいと思います」

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