ROUND 11

オーストリアオーストリアGP レッドブル・リンク 2017.08.12(土)・予選

第11戦 オーストリアGP

Moto3は1秒差以内に22台がひしめく大接戦に

2017年8月12日(土)・予選
天候:晴れ/曇り  気温:20℃  コースコンディション:ドライ

終日ドライコンディションとなったために、Moto3クラスもし烈な戦いとなり、トップから1秒差に22台という大接戦となりました。その中でHonda勢は、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が3番手、チームメートのエネア・バスティアニーニが4番手、ジョン・マクフィー(British Talent Team)が5番手と僅差で続きました。

高速サーキットのレッドブル・リンク。スリップの激しい使い合いになるため、コース上はとても混雑します。その中で単独で走ることを心がけたカネットとバスティアニーニが上位グリッドを獲得。決勝でも表彰台と優勝が期待されます。

以下、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)が9番手、昨年ポール・トゥ・ウインのホアン・ミル(Leopard Racing)は、クリアラップが取れず10番手とやや苦戦するもも優勝候補の筆頭。総合2位のロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers)が11番手、リビオ・ロイ(Leopard Racing)が12番手、ケガから復帰を果たしたホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)が13番手と続きました。

日本人勢は、佐々木歩夢(SIC Racing Team)がアタックのタイミングが決まらず18番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は転倒を喫し26番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)も転倒の影響で27番手と厳しいグリッドに終わりました。しかし、両ライダーとも決勝では追い上げのレースに期待されます。

コメント

アーロン・カネット(Moto3 3番手)
アーロン・カネット 「レッドブル・リンクはハードブレーキングのコースなので昨年は苦労しましたが、今年はブレーキングと立ち上がりでスムーズに走ることができました。なるべく単独で走るように心がけて、ペースは悪くないと思います。明日の決勝はトップグループに加わり、できるだけいいポジションでフィニッシュできるようにしたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 4番手)
エネア・バスティアニーニ 「今大会はFP1から順調で、予選もいい結果を残せると思っていました。コース上が混雑して、相変わらず厳しい予選となりましたが、できるだけプッシュしてタイムを出すことにしました。自分のライディングスタイルとレッドブル・リンクは合っているので、明日のレースがとても楽しみです。フロントローからスタートすることを狙っていましたが、2列目でも悪くはありません。今日の結果とマシンのフィーリングにとても満足しています」

ジョン・マクフィー(Moto3 5番手)
ジョン・マクフィー 「タイムが接近している予選で5番手になれたのでとても満足しています。マシンの状態はとてもよく、明日の決勝は表彰台争いに加われる自信があります。今日の予選も激しくてギャンブルになりましたが、2列目からスタートできるのはとても重要なことです」

佐々木歩夢(Moto3 18番手)
佐々木歩夢 「昨日はコンディションがあまりよくなかったのですが、セッティングが順調に進み、マシンの状態は完ぺきといってもいい状態でした。今日のFP3でも順調にタイムを出せ、予選に向けて自信はありました。しかし、予選セッションは、セクター毎にベストは更新できたのですが、クリアラップが取れなくて1周のタイムをまとめることができませんでした。今日のベストは、自分のアベレージタイムと同じなので、内容としては悪くないと思います。明日は課題になっている序盤にしっかりポジションを上げて、いいレースをしたいです」

鈴木竜生(Moto3 26番手)
鈴木竜生 「予選が始まったときに雨が降りそうだったので、序盤からプッシュしたのですが、少しいきすぎて6コーナーでハイサイドとなり転倒してしまいました。マシンをピットに戻して修復し終盤コースインしたのですが、大きな転倒の後だったので、マシンへの信頼感を取り戻せず、タイムを更新できませんでした。明日は後方からのレースになりますが、序盤からしっかり追い上げていきたいです」

鳥羽海渡(Moto3 27番手)
鳥羽海渡 「FP3がよかっただけに、とても残念な結果です。でもマシンのフィーリングがすごくいいので、序盤にリスクを犯してもポジションを上げていきたいです。6コーナーでハイサイドで転びました。バンク角が深くてアクセルをちょっと開けすぎてしまったのが転倒の原因です。転ばなかったらトップ10には入れたと思います。今年になって一番の状態なので明日は追い上げたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
119G.ロドリゴKTM1'36.503
258J.ゲバラKTM+0.112
344アーロン・カネットHonda+0.187
433エネア・バスティアニーニHonda+0.213
517ジョン・マクフィーHonda+0.287
664B.ベンドスナイダーKTM+0.290
716A.ミニョKTM+0.308
865P.エッテルKTM+0.452
921ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.464
1036ホアン・ミルHonda+0.486
115ロマーノ・フェナティHonda+0.503
1211リビオ・ロイHonda+0.517
1388ホルヘ・マルティンHonda+0.520
1415J.マシアKTM+0.596
157アダム・ノロディンHonda+0.625
168N.ブレガKTM+0.644
1723N.アントネッリKTM+0.693
1871佐々木歩夢Honda+0.806
1948L.ダラ・ポルタマヒンドラ+0.841
2075A.アレナスマヒンドラ+0.845
2195ジュール・ダニーロHonda+0.902
2241ナカリン・アティラプワパHonda+0.906
2342M.ラミレスKTM+1.104
2414トニ・アルボリーノHonda+1.227
2512M.ベッツェッカマヒンドラ+1.368
2624鈴木竜生Honda+1.467
2727鳥羽海渡Honda+1.596
2884J.コーンフェールプジョー+1.605
296M.エレーラKTM+1.628
3096M.パリャーニマヒンドラ+1.800
3113M.コフラーKTM+2.194
324P.プルキネンプジョー+2.313
3318G.マルティネス・アブレゴKTM+2.506

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アーロン・カネット

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エネア・バスティアニーニ

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