■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 優勝) 「信じられない一日だった。この喜びを言い表すことはできない。2002年のバレンシア以来の優勝となったが、MotoGPの優勝は250の優勝とはまったく違う気分だ。MotoGPになってからは、ケガや不運続きのレースばかりだったからね。今回はフリー走行を走り始めたときからコースが気にいったし、いいレースができると確信していた。チームが本当に素晴らしい仕事をしてくれた。本当に嬉しい」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 3位) 「今週は、思ったようには走れなかった。それでも、決勝では予選よりいいペースで走ることができた。3戦連続表彰台に立ったのは初めてだし、それを思えば一歩前進できたのかもしれない。ただ、ポイントランキングでマルコ(メランドリ選手)に抜かれたことは残念だ。でも、今日のマルコは素晴らしい走りをしていた。彼の優勝を祝福したい。今日の表彰台は、病気で苦しんでいる友人に捧げたい。彼がいなければ、今の自分はなかったからね」
■セテ・ジベルノー選手(MotoGP 4位) 「チームが素晴らしい仕事をしてくれた。今年になって初めて優勝するチャンスだっただけに、とても悔しい。また、チャンスを逃してしまった。コースアウトしたのは、進入速度が速すぎたせいだった」
■玉田誠選手(MotoGP 8位) 「昨日より気温は上がったけれど、今日もタイヤが温まるまで自分の走りができなかった。スタートは良かったのだが、それから3、4周は、全然ペースを上げられず、ポジションを落とした。それからは、だんだんフィーリングが戻ってきて、徐々にペースを上げられた。今日は納得のいかないレースだが、これまでの成績を考えれば、一歩前進したかもしれない。3日間を通じて、決勝が一番いいペースで走れていた。走り出しでペースを上げられない問題を解決できれば、もう一歩前に進むことができると思う」
■アレックス・バロス選手(MotoGP 9位) 「今日のレースは、がっかりした。先週、オーストラリアで転倒したときのケガが完全には治っておらず、痛みもあって、9位になった。最終戦バレンシアでは、いい結果を残したい」
■クリス・バーミューレン選手(MotoGP 11位) 「10位以内という目標は達成できなかったが、他のHondaライダーより上でフィニッシュするということは達成できた。今日はオーストラリアより、いいバトルができた。いくつかミスをして、玉田や中野に抜かれてしまった。今回は、MotoGPではまだまだ勉強しなければならないことがたくさんあることに気づいた。本当にいい経験ができた」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 12位) 「今週はいい感じで走ることができなかった。チームはいろいろとやってくれたが、改善しなかった。できる限りのことはしたが、12位だった」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「今日のマルコ(メランドリ選手)は、本当に素晴らしい走りだった。アメリカGPのニッキー(ヘイデン選手)ほどではないが、レースを完全にコントロールしていた。ニッキーも最後に周回遅れに絡んで、ロッシに離されてしまったが、表彰台に立ち続けられるようになってきた。ニッキーの課題は、セットアップに時間がかかりすぎることだが、今回も初日の出遅れが最後まで響いた印象だ。マックス(ビアッジ選手)は、最後までセッティングをつめることができなかった。セテ(ジベルノー選手)もいい走りをしていたが、コースアウトしてしまった。シーズンも残り一戦。最終戦も勝利を目指していく」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 2位) 「難しいレースだった。特に、スタート直後の1コーナーは混戦になって遅れてしまった。今日はウオームアップであまりいい状態ではないことに気づいた。しかし、グリッド上で調整できる状況ではなかった。リアタイヤが跳ねて、思うように走れなかった。今日のストーナーは、いくつかのコーナーで自分より速かった。勝ちたかったが、もう少しパワーが必要だった。次のバレンシアでは、いいレースを見せたい」
■青山博一選手(250cc 3位) 「予選が終わった時点で感じていたフロントの不安が、決勝でも完全には解決できなかった。良くはなったのだが、高速セクションで切れ込みがでて厳しかった。それでトップの2台に離されてしまった。それからはアンジェリスと3位争いになった。最終コーナー手前のストレートで抜きにくるのはわかっていた。予想通りだったが、アンジェリスがブレーキングではらんで、最終コーナーのS字で抜くことができた。日本GPで優勝してからは、マレーシア、カタール、オーストラリアと、決勝で歯車の合わないレースが続いていたので、今日の3位は本当に嬉しい」
■高橋裕紀選手(250cc リタイア) 「朝のウオームアップで前後のサスを硬めにしたら、かなりフィーリングが良くなった。決勝では、それからちょっとセッティングを変えたのだが、ウオームアップのようなフィーリングにはならなかった。スタートは良かったが、トップグループのペースにはついていけなかった。最終ラップ、前を走る選手を抜いて離そうと思ったら、左コーナーで転んでしまった。最終戦では、いいレースをしたい」 |