■マックス・ビアッジ選手(MotoGP
2位)
「とにかく大変なレースだったけど、2位に入れてハッピーだ。ミシュランはとても良い仕事をしてくれた。タイヤエッジ部分のグリップは素晴らしかった。スロットルを開けた時に信じられないぐらいトラクションがあったんだ。チームは本当によく頑張ってくれた。優勝こそできなかったけど、チャンピオンシップのポイント上はさらに良くなった。ミシュラン勢でトップ、Honda勢でトップになれて良かった。マレーシアではブリヂストンにリベンジできると確信している。今日のロリス(カピロッシ選手)とブリヂストンは本当に良く頑張った。おめでとう、といいたい。ファンにとっても面白いレースだっただろう」
■玉田誠選手(MotoGP 3位)
「今日の結果は、今シーズン最高の成績ですけど、もっと上にいけると思います。まだ自分の調子は70%。でも、もうすぐ完全復活できると思います。ミシュランを使うようになって、初めて表彰台でミシュラン・キャップを被ることができました。レース中はチャタリングの問題が出て、トップグループから離れてしまいました。それなりに全力を尽くしていたのですが、ロッシとメランドリが転倒したのを見た時点で、3位キープの作戦に切り替えました。その数周前にもメランドリはコーナーでアウト側を通っていたので、僕は巻き込まれないようにしようと考えていました。その選択は間違っていなかったようです。メランドリが僕の前にいた時、ロッシがすごいペースで走っていました。ロッシの走りはいつものように安定していませんでした。今日は僕のチームのスポンサー、コニカミノルタの人たちの前で表彰台に上がれて良かったです。コニカミノルタさんは、今シーズンここまでずっと僕のことを信じてくれていました。来週のセパンでも好調の波をキープしていきたいです」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 7位)
「今回は日本に着いた時から、すべてがあまりうまくいかなかった。何をやってもうまくいかないという感じだったんだ。レースではバロスたちといいバトルをしていたのだけど、ストレートの終わりで飛び出してしまい、順位を少し落とした。その後、少し順位をばん回して、ポイント獲得に専念した。チームスタッフもがっかりしているだろう。来週のセパンでは最初から良い調子で臨みたい」
■アレックス・バロス選手(MotoGP リタイア)
「スタートは良くなかった。レースが始まってすぐに、フロントフォークのセッティングが出ていないからブレーキングするのが難しいということが分かった。また、気温も昨日より高くて、僕だけじゃなくて皆タイヤで苦労していた。それでも順位を上げて、ジョン・ホプキンスを視界に捕らえた時に転倒してしまったんだ。まだマシンが寝ていない時に転倒したので、奇妙な感じだった。その時点では何が起こったか分からなかったけど、僕の真後ろにいたコーリン(エドワーズ選手)が「おまえが転倒した場所はオイルがこぼれていた」と教えてくれた。僕は目の前でセテ(ジベルノー選手)が転倒したのを見ていたので、注意して走行していただけに残念だ。今日、ポイントを獲得できなかったのは痛い。でも残りは5戦ある。来週GPが行われるマレーシアでは、シーズンオフのテストを積んでいるので頑張る」
■セテ・ジベルノー選手(MotoGP リタイア)
「スタートから全力を尽くしてみたけど、ペースに乗れず、結局クラッシュしてしまった。これは僕のミスだ。チェカの後ろにつけて、ちょっとペースを上げようかと思っていた。トップグループはどんどん離れていたので『もう少しスローダウンしてくれないか』と願っていた矢先だった。今回も不調に終わって残念だ。ひとつのことがうまくいくと別のことが悪くなるという状況が今シーズンずっと続いている。残りのレースに関しては、状況が良くなると信じている」
■宇川徹選手(MotoGP リタイア)
「今日の結果にはがっかりしています。もてぎではトップ争いをしたいと思っていたのですが、実際にはスタート直後からエンジンの調子がおかしいことに気がつきました。そして、4周目に何かが起こってリタイアしなくてはならなくなったのです」
■田中誠 Repsol Honda Team監督
「面白いレースでした。マックスと彼のチームはよく頑張ったと思います。今日、マックスはセカンドローからのスタートで2位になったので、フロントローからスタートしたらどうなるのか楽しみです。現在マックスはとてもストロングな走りをしています。ニッキーは今回ずっとハッピーではありませんでした。予選の時にそれほど悪くなかったので、問題が露呈しませんでした。でも、ニッキーは決勝レースで最後まで諦めなかったので、貴重なポイントが獲得でき、ランキングでもポジションアップしました」
■青山博一選手(250cc 1位)
「今日はスタートからバイクの調子が良くて、いい走りができた。トップに出てからは、後ろの集団のペースを見ながら走っていた。あまりペースが上がらなかったので、ラスト7周からプッシュしてペースを上げた。今週は、金曜日からセッティングも順調に進んだ。トップに立っても緊張はなかった。優勝できたのは、これまで応援してくれたHonda、チーム、スポンサー、ファンのみなさんのお陰です。国歌が流れたときは、さすがにグッと来ました。本当にうれしかった」
■高橋裕紀選手(250cc 4位)
「厳しいレースだった。この数戦、決勝で結果を残せなかったし、日本GPで悪い流れを変えたいと思っていた。今日の4位は、上位陣の脱落に助けられた形だけれど、4位というリザルトは自信になった。今回はセッティングを完全にできなかったこともあって、立ち上がりで離されて、ブレーキングで詰めるという苦しい走りだった。相手のミスでしか抜けない状態で、決して納得のいくレースではなかったが、最後まで粘り強く走ることができた。次戦からは初めてのコースがまた続くことになるが、全力を尽くしたい」 |