■セテ・ジベルノー選手(MotoGP 2位)
「優勝はできなかったが、また優勝争いができるようになってハッピーだ。後半戦も、今日のようなレースをすることを約束する。今日は、もう少しで完璧な週末にすることができたが、最終ラップにミスをしてしまった。ラインをはずして、コンマ数秒遅れた代償が2位だった。でも、レースを楽しめるようになったし、また優勝できるんだということを確信した」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 3位) 「最後の数ラップは、差をつめることができた。何とかできるとも思ったが、残念だった。3位という結果には満足していない。しかし、今日のレースで学べたことには満足している。2人のトップライダーと、30ラップも一緒に走ったんだからね。みんな素晴らしい仕事をしてくれた。セットアップは完璧だった。それにしても、1回優勝するとまた優勝したくなるもんだね。ラグナセカは本当によかった。またあの感激を味わうために頑張るよ」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 4位)
「残念だった。最終的にバロスを抜くことができて4位になれたが、とても満足はできない。今回もフロントのセッティングに苦しんだ。優勝へのモチベーションは上がっている。もっといけることがわかっているから、本当にイライラした一日だった。でも絶対にあきらめない。この数週間鍛え上げて、後半戦はいい状態でチェコに乗り込みたい」
■アレックス・バロス選手(MotoGP 5位)
「できることはすべてやった。だから、5位というリザルトにはがっかりだ。いいスタートが切れたし、とにかく休まず攻め続けて、フロントグループに追いつくことができた。しかし、残り8周あたりからリアが滑り出して、トップの3人から遅れてしまった。何とかコントロールしようと思ったが、結局マックスとの争いにも勝てなかった。あきらめずに頑張った。全力を尽くした。表彰台には立てなかったが、総合2位まで15ポイント差まで詰めることができた。後半戦は納得のいく走りをしたい」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 7位) 「リザルトは決して喜べるものではないが、ウオームアップでいいセッティングをみつけることができ、最後まで頑張ることができた。2レース目のスタートは、あまりいい感じではなかった。中断になるまでのようなトラクションを感じることができなくて、思うように攻められなかった。今回は、上位で完走することが目標だったから、今日のリザルトには納得している。次のブルノでは、表彰台に戻ってくるよ」
■玉田誠選手(MotoGP 10位) 「今日はどう言っていいのか言葉が思いつかないほど、辛いレースだった。2日目のフリー走行から、バイクのセッティングが不調になった。気温が下がってからフィーリングが悪くなったのだが、結局、今日も解決できないままだった。今日のレースは何をいっても言い訳になってしまう。後半戦に向けて気持ちを切り換えたい」
■トロイ・ベイリス選手(MotoGP リタイア) 「うまくいかなかった。今週はいい感じでバイクのセットアップも進んだし、朝のウオームアップでもバイクの調子は良かった。だから、レースに向けて自信があった。しかし、1コーナーで何台かの転倒があって、それに巻き込まれて遅れてしまった。その後、何とかリカバーしようと一生懸命に走ったが、玉田を抜こうとしたときにコーナーを攻めすぎてしまった。ほんとうに言葉もない」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「セテはいいレースをした。最後にブレーキミスをして抜かれたが、あれがなくても、最後までロッシと厳しい戦いになったと思う。ニッキーもいいレースをしたが、優勝するためには、もうちょっとだけアベレージを上げなければならなかった。優勝はできなかったが、2人ともいいレースをした。今回もニッキーの成長ぶりを実感した。今日のようなレースがあたりまえにできるようになって欲しい。今日は鈴鹿8時間でHondaが勝っているだけに、ドイツでも勝ちたかった。後半戦は、ひとつでも多くの勝利を挙げられるように全力を尽くしたい」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 1位) 「ロレンゾと接触したときは、急に後ろから誰かが迫ってくるのを感じ、次の瞬間にはバイクが浮きあがってしまった。転ばなかったのが奇跡のようだった。後ろを見たらエキゾーストが曲がっていて、リタイアするんじゃないかと心配になった。左コーナーではエキゾーストを引きずっていたし、パワーも少し落ちていた。でも、自分のペースを取り戻すことができた。パーフェクトなウイークにすることができた。みんなに感謝したい」
■青山博一選手(250cc 3位)
「今日は優勝はできなかったが、先週のドニントンが悔しいレースだったので、表彰台に立てて嬉しかった。チームのみんなも喜んでくれたし、それも嬉しかった。今日はいいスタートが切れて、中盤までトップを走ることができた。でも、1分26秒台のペースだったので、逃げられなかった。その後、混戦になって、ダニー(ペドロサ)とアンジェリスに後れたが、ドヴィツィオーゾとポルトは抑えることができた。今日は、スタートからゴールまで100パーセントだった」
■高橋裕紀選手(250cc 9位) 「スタートは良かったが、1コーナーでブレーキングが深すぎて、コースアウトしてしまった。初めてのサーキットだったこともあって、1コーナーのブレーキのポイントが良くわからず、失敗してしまった。最下位まで落ちて、それから追い上げたが、終わってみれば9位。いつもとあまり変わらないリザルトにショックだった。自分のミスだったし、悔しいを通り越して言葉も出てこなかった。でも、イギリス、ドイツと、本当にいい勉強ができた。バイクのセッティングも大きく前進したし、トップグループに少しだけ近づけたと思う。後半戦は、もっと上のグループで戦えると思っている」
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