■セテ・ジベルノー選手(MotoGP 1位)
「ここのサーキットは何もデータがなかったが、こうして競争力を持って、戦いに望むことが出来て嬉しい。難しいサーキットだと思うが、今回もまた高いレベルで仕事をすることが出来た。最終的にマシンのセットアップを大きく前進させることができた。Hondaとミシュラン、そして精一杯努力してくれたチームのおかげだ。まだレース結果には結びついていないが、ここまでは間違いなく良い仕事をしてきた。この苦労はきっと報われるはず。いいレースにしたい」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 2位)
「金曜日に初めて走った時から、このサーキットは楽しいと感じた。独特なレイアウトだが、マシンのベースセッティングも良かった。今日はそれを前進させるだけだった。予選では、チームメイトのジベルノー選手と楽しいバトルをすることができた。最終的に2位になれたことは、素晴らしいことだと思う。やっとフロントローに戻って来ることが出来た。明日は天候に大きく左右されるレースとなるが、どんなコンディションでも、優勝を狙いたい」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 5位)
「決して楽なグランプリとは言えない。特に不安定な天候が全てを難しくしている。今日の予選も、雨が降ったり止んだりで、路面状況がどんどん変わった。一番の問題はフロントの安定が足りないこと。そのためにいいラインをキープ出来なかった。フロントローに並びたかったが、予選用タイヤでは期待していたほどのパフォーマンスを得ることができなかった。でも、5番手というグリッドはそれほど悪くない。いずれにしても、決勝は楽しみだ」
■アレックス・バロス選手(MotoGP 11位)
「今日はずっと天気が不安定だった。予選の途中に雨が降り出したので、予選タイヤのアタックを早めにした。しかし、思ったよりもコンディションは悪くならず、終盤で予選用タイヤを使ったライダーには勝てなかった。本来なら、5位か6位にはなれたと思うし、残念な結果だった。しかし、明日は晴れてくれれば、2分01秒台前半、もしくはもっと速く走ることができると思う。ただ、タイヤには厳しいレースになると思う。もし雨になったら、タイヤの選択に悩まないだけ楽かも知れない。いずれにしても、いいレースにしたい」
■トロイ・ベイリス選手(MotoGP 12位)
「もう少し、いいリザルトで予選を終えたかったが、今日のようなコンディションでは難しかった。明日はどうなるか見当もつかない。ウオームアップで幾つか試したいことがあるが、決勝レースはウエットになるのかドライなのか、誰にもわからない。ただ、良いレースをしたいと思っている。どんな状況でも、最大限の結果を出せるように努力するつもりだ」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 14位)
「トップと1.792秒差。14番手からのスタートになってしまった。前回のレースで3位になったのに、どうしてこんな結果になるの?
と思ってしまう。ここは、どこのコースよりもコーナリングが重要だが、マシンの問題はそこにある。ヘレスと同じ状況が起きている。コーナー1つ1つで0.1秒以上ロスしている。エストリルでは良いレースが出来たにも関わらず、スペインで苦労した同じ問題が、中国でも起こっている。エストリルではロッシ選手と数メートル差で表彰台に上がることができたし、走り方を忘れたわけではない。14番手というグリットは厳しいけれど、本来いるべきポジションを目指して頑張るしかない」
■ユルゲン・ファンデン・グールベルグ選手(MotoGP 19位)
「今日はRC211Vをかなり乗りこなせるようになったと思うが、不安定な天候のおかげで、このマシンのポテンシャルを上手く引き出すことができなかった。予選用タイヤを使えば、もう少しタイムを上げることはできたと思うが、今日の目的は周回を重ねることだった。ライダーとしては出来る限り上位を狙うのが使命だが、今日はチームと相談して、あえてグリットは狙わないことにした。しかし、チャンピオンシップポイントを獲得するために、良いセッティングのマシンに仕上げることができた。僕のために頑張ってくれているKONICA
MINOLTA Honda Teamに感謝したい。このような対応は予想も出来なかった。彼らは本当にプロフェッショナルらしく仕事ができる方々だと思う」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「初めてのサーキットということで、どういう予選になるか想像もつかなかった。しかしHonda勢としては、全体的にうまくマシンのセットアップを進めることが出来たと思う。2日間、不安定な天候となったが、決勝も天候によって、レース展開は大きく変わると思う。出来ることならドライコンディションでレースをやりたい。ヘイデン選手は、まずまずの状態に仕上がっていると思う。予選はちゃんとアタックが出来ず5番手だったが、決勝に向けて心配はしていない。ビアッジ選手は、不安定な天候も影響したのか、2日間を通じてマシンのセットアップを詰め切れなかった。しかし、本番になれば力を出してくる選手なので、かならず上位に顔を出してくるはずだ。Honda勢の中では、メランドリ、ジベルノー両選手が最もいい走りをしていた。内容ではメランドリ選手が一番だった。明日のレースも、勿論、Honda勢は優勝を狙って行く」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 2位)
「路面状況が昨日に比べて大幅に良くなった。2回のドライセッションを通じて、マシンセッティングもいろいろ改善することができた。後はタイヤを選ぶだけだ。明日は雨だと賭けのようなレースになるので、晴れてくれることを望んでいる。PPは獲得できなかったが、ここはフロントローからスタートすることが大事になる。コース序盤は狭くてトリッキーなので、決勝レースでは良いスタートを切って、トラブルに巻き込まれないようにしたい」
■青山博一選手(250cc 5位)
「フロントローを狙いたかったが、最後のアタックでひっかかってしまった。それが残念だった。でも、バイクのフィーリングは悪くない。まだ自分にも余裕はある。明日はきっと、ペドロサ選手がレースを引っ張ると思うので、何としてもついて行き、いいポジションでフィニッシュしたい。今回はHonda勢にアドバンテージがある。Honda勢の優勝争いになると思うが、僕のバイクも表彰台を狙える状態に仕上がっている。いいレースをしたい」
■高橋裕紀選手(250cc 10位)
「午前中のフリー走行で、うまくバイクのセットアップを決められず、予選に持ち越してしまった。予選では、最後の方でやっといい状態に仕上がった。そのために満足のいくアタックは出来なかったが、ギリギリでいいセットアップになった。明日はいいスタートを切って、トップグループについていければチャンスはある。昨日の予選順位で、もし決勝がドライになったら厳しかったと思うが、3列目ならドライでもウェットでもいい。とにかく全力で最後まで走り切りたい」
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