2018年11月発表 2022年10月生産終了モデル
この情報は2022年10月現在のものです

走行性能

エンジン

独特な鼓動感と爽快な加速フィーリングをもたらす
V型4気筒エンジン+HYPER VTEC。

加速時における独特の鼓動感をもつVFR800X。その特徴とも言えるV型4気筒エンジンにHYPER VTECを搭載し、エンジンのポテンシャルを引き上げている。エンジン回転数に応じてバルブ数を切り換える独創のバルブ制御機構は、低・中回転域では2バルブエンジンとすることで、高速巡航時の燃費性能に貢献しながらトルクとレスポンスを向上。高回転域では4バルブエンジンとして、力強い加速フィーリングをもたらしている。またバルブタイミングやファンネル管長の調整など吸気の最適化により、V4らしい出力とトルク特性を実現。排気系は異形テーパータイプのマフラーで、歯切れの良い重厚なサウンドを奏でると共に、ハイウェイやワインディング、タンデム時などさまざまな走行シーンにおいてV4のポテンシャルを追求している。環境性能では、三元触媒、PGM-FI、排気ガス再燃焼システム「エアインジェクション」との相乗効果により、排出ガス中の有害物質を低減。

イメージCG

Honda セレクタブル トルク コントロール

ライダーが後輪への駆動力のレベルを選択できる
Honda セレクタブル トルク コントロール。

後輪への駆動力のレベルを必要に応じて任意に選択できるHonda セレクタブル トルク コントロール。左手元のハンドル上部に配置されたレベル切替スイッチで、ライダーによる後輪駆動力のレベル選択(2レベル+オフ)が可能。レベル設定オンの状態では走行中、前・後輪の回転差を感知し、そこから算出したスリップ率がライダーの選択した所定のレベル以上となった場合、ECUが後輪のタイヤがスリップしたと判断し、燃料噴射を最適にコントロール。エンジントルクの最適化により後輪駆動力を抑制する。システム作動時はメーターパネルのインジケーターの点滅で、システムが作動していることを知らせる。
※Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがって、Honda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません。

Honda セレクタブル トルク コントロール システム概念図