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SUPER GT 500 第7戦 in チャーン・インターナショナル・サーキット
2016年10月8日(土)

#15 Modulo NSX の牧野選手が初の予選でフロントローを獲得


  • 天候:
    晴れ

  • コースコンディション:
    ドライ

  • 気温:
    30℃(15時00分時点)

  • 路面温度:
    38℃(15時00分時点)

2016 オートバックス SUPER GT第7戦「BURIRAM SUPER GT RACE」が10月8日(土)、タイ・ブリーラム県にあるチャーン・インターナショナル・サーキットで開幕し、公式予選が行われました。

SUPER GTシリーズは、このタイラウンドと、2レース制の最終戦もてぎラウンドを合わせて、残り3レースとなります。
チャーン・インターナショナル・サーキットは、高低差が約10mという非常にフラットな土地に、3本の長いストレートとバラエティに富んだ中高速コーナーを織り交ぜた、国内にはないタイプのコースです。加えて熱帯モンスーン気候であり、高い気温と雨季によるスコールという厳しい条件があり、ドライバー、タイヤ、マシンにとってハードルの高いサーキットとなっています。

また、#15 ドラゴ・モデューロ・ホンダレーシングのオリバー・ターベイ選手のFormula E 2016-2017シーズンへの参戦にともない、今回から「Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」出身で全日本F3選手権に参戦している牧野任祐(まきの ただすけ)選手が加わることになり、19歳 若手ドライバーのGT500デビュー戦に注目が集まりました。

午後から雨雲が近づき、予選Q1前に小雨が降ったものの、路面状況に大きな影響はなく、ドライコンディションで予選セッションが始まりました。
Q1の上位8台で最終グリッドが争われるQ2にホンダ勢3台が進出し、初めて予選に挑んだ牧野任祐選手が1分24秒340の2番手タイムを記録し、フロントローを獲得しました。続いて#8 ARTA NSX CONCEPT-GTが4番グリッド、#64 Epson NSX CONCEPT-GTが8番グリッドを獲得し、明日の決勝に挑みます。

明日9日(日)、午後3時にスタートする決勝レースは66周にて争われます。

Driver / Project Leader Comments

武藤英紀選手

♯15 ドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシング

マシンのセットアップが決まって朝から調子が良かったですし、Q1後にも調整を行い、良い形で牧野選手に引き継げました。
今回からコンビを組む牧野選手とは、少しずつ互いを理解していっている状態で、まるでシーズンスタートのような感じです。とても良い刺激を受けており、自分も若返った気分です。驚異的なスピードを持った選手なので、決勝を一緒に走れることを非常に楽しみにしています。
明日は当然、優勝を狙います。

牧野任祐選手

♯15 ドラゴ・モデューロ・ホンダ・レーシング

2位は取れましたが、今はとても悔しいです。
自分のアタックをもう少しまとめられたのではないかと思いますし、3回目のアタックも思うような形にならなかった部分があります。トップと0.03秒差の僅差ということもあり、非常に悔しい気持ちでいっぱいです。
ただ、明日の決勝はフロントローからのスタートで、今日とはまた違った展開にできると思います。目指すはもちろん優勝です。

松浦孝亮選手

♯8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリ

このサーキットのコースレイアウトはNSX CONCEPT-GTと相性が良く、チームも過去2年の経験をもとにセットアップ作業を積み上げてくれました。マシンは今までで一番良い状態だと思います。
全車のタイムが本当に僅差なので、少しミスをすれば予選順位を落としてしまう状況で4番グリッドを確保できたことは、決勝に向けてとても良い結果でした。
今回は鈴鹿で問題になったようなタイヤのピックアップも解消されているので、決勝のロングランでも上位を狙います。

野尻智紀選手

♯8 オートバックス・レーシング・チーム・アグリ

朝のフリー走行からマシンに良いフィーリングを感じていました。
チームスタッフのお陰で、予選までに少しずつセットアップを詰めることができましたし、松浦選手とサーキットの走り方を細かい部分まで話し合ったことが好結果に繋がりました。
今回は新しいタイプのタイヤを使用するため、まだロングランを試せていない部分もありますが、チームスタッフとしっかり戦略を練り、明日は勝利を目指していきます。

松本雅彦

Honda GT プロジェクトリーダー

牧野選手の活躍は予想していましたが、初めて乗るマシン、初めて走るコースにもかかわらず、100点満点のパフォーマンスを見せてくれました。
武藤選手も刺激を受けたようなので、決勝が本当に楽しみです。
このコースはNSX CONCEPT-GTと相性が良く、各チームともセットアップを良い形でまとめられましたが、全車のタイム差が接近していたため、僅差でQ2に進めなかったチームもありました。
明日の決勝は気温と天候がどうなるか気になりますが、ランオフエリアが広いコースなので簡単には赤旗やセーフティーカーが出ない展開となるでしょう。着実な作戦で走り続けるチームが良いリザルトを残すと思います。
今回のレースを終えると最終戦もてぎラウンドを残すのみですので、ここで優勝して良い形にもてぎにつなげます。

Result

順位No.マシンドライバータイム
119WedsSport ADVAN RC F関口雄飛/国本雄資1'24.307
215ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT武藤英紀/牧野任祐1'24.340
312カルソニック IMPUL GT-R安田裕信/J.P.デ・オリベイラ1'24.466
48ARTA NSX CONCEPT-GT松浦孝亮/野尻智紀1'24.483
546S Road CRAFTSPORTS GT-R本山哲/千代勝正1'24.593
66WAKO’S 4CR RC F大嶋和也/A.カルダレッリ1'24.809
864Epson NSX CONCEPT-GT中嶋大祐/ベルトラン・バゲット1'24.968
917KEIHIN NSX CONCEPT-GT塚越広大/小暮卓史1'24.985
12100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT山本尚貴/伊沢拓也1'25.256

Starting Grid

No.チーム/選手 グリッド番号
15ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀/牧野任祐組)2番グリッド
8ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮/野尻智紀組)4番グリッド
64Epson NSX CONCEPT-GT(中嶋大祐/ベルトラン・バゲット組)8番グリッド
17KEIHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/小暮卓史組)9番グリッド
100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)12番グリッド
  • Q1を突破し牧野選手に繋いだ武藤選手の走り
  • Q1を終えてピットに戻る武藤選手
  • Q2を前に集中力を高める牧野選手督
  • 初めての予選に臨む牧野選手
  • 喜びの表情で牧野選手を出迎える武藤選手
  • Q1を2番手タイムで突破した野尻選手
  • 4番グリッドからスタートするARTA NSX
  • 予選Q1に向かうバゲット選手
  • Q1を5位で終えたEpson NSX
  • Q2に向けて険しい表情の中嶋選手

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