モータースポーツ > SUPER GT > 2013アジアン・ル・マン・シリーズ第2戦に、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が参戦。#16 MUGEN CR-Z GTがポール・トゥ・ウインで、GT300クラスのシリーズポイントを獲得

中山友貴選手(左)、武藤英紀選手(右)

2013年9月25日(水)

2013アジアン・ル・マン・シリーズ第2戦に、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が参戦
#16 MUGEN CR-Z GTがポール・トゥ・ウインで、GT300クラスのシリーズポイントを獲得

MUGEN CR-Z GT(手前)、ARTA CR-Z GT(奥) MUGEN CR-Z GT MUGEN CR-Z GT MUGEN CR-Z GT MUGEN CR-Z GT 武藤英紀選手(左)、中山友貴選手(右)

9月20日(金)〜22日(日)に富士スピードウェイで開催された「2013アジアン・ル・マン・シリーズ」第2戦“3 Hours of Fuji”に、SUPER GTシリーズGT300クラスの#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)が参戦し、#16 MUGEN CR-Z GTがポール・トゥ・ウインを達成し、GT300のシリーズポイントを獲得しました。

今回、CR-Z GTの2台が参戦したアジアン・ル・マン・シリーズは、フランスで開催されているル・マン24時間レースを開催する「西部自動車クラブ(ACO)」が主管するシリーズで、プロトタイプカーとGTカーにより、アジアで開催される耐久レースです。このシリーズへのGT300クラス車両の参戦は、2012年8月に、SUPER GTを開催するGTアソシエイション(GTA)とACOの間で合意。今回が初の試みとして、同シリーズ内の第2戦富士に限り、SGTクラス(GT300)が設けられ、チーム、ドライバーには今大会の1位から10位までの順位に応じて、SUPER GTのシリーズポイントが付与されるとともに、ここで獲得したポイントは、SUPER GTの次大会にハンディウエイトとして加算されます。このため、GT300クラスからはランキング上位につけるCR-Z GTの2台を含む、10台が出場しました。

21日(土)に行われた予選では、#16 MUGEN CR-Z GTの武藤選手が1分38秒241を記録して、SGTクラスのトップタイムをマークし、ポールポジション(PP)を獲得(ほかのクラスを含めた総合では3番手)。また、#55 ARTA CR-Z GTは高木選手が1分38秒363を記録して、SGTクラスの2番手につけ、翌日の決勝に挑むことになりました。

3時間の耐久レースで争われた決勝のスタートドライバーは、#16 MUGEN CR-Z GTが武藤選手、#55 ARTA CR-Z GTが高木選手。午後2時のレース開始とともに、PPの#16 MUGEN CR-Z GT、2番手の#55 ARTA CR-Z GTは順調にスタートを切りました。#55 ARTA CR-Z GTは13周目に1つポジションを落としますが、高木選手はタイヤを温存しながらペースを守り、3番手をキープ。しかし、33周目のストレートで白煙を上げてスローダウン。ピットに戻り、そのままリタイアとなってしまいました。

#16 MUGEN CR-Z GTは、レースの序盤から中盤にかけて、ポイントランキングを争うライバルと接近戦を展開。しかし、2度目のピットストップを終えたレース終盤は、武藤選手がファステストラップを何度も更新する速さをみせ、そのままトップでチェッカーを受けました。

この結果、SUPER GTのGT300クラスのドライバー部門では、武藤英紀/中山友貴組が8ポイントを加算して総合68ポイントとし、ランキングトップを堅持。2位との差も16点差に広がり、次戦の第7戦オートポリス(10月6日決勝)の結果次第では、年間チャンピオン決定の可能性が出てきました。リタイアとなった高木真一/小林崇志組はポイントを獲得できず、ランキング6位となっています。

また、チーム部門では、チーム 無限が8ポイントを加えて総合86点とし、ドライバー部門と同じくランキングトップを堅持しています。こちらも次戦の結果によっては年間タイトルが決まる状況です。

ポイントスタンディング

ドライバー(GT300)

順位 No. ドライバー マシン 総合ポイント
1 16 武藤英紀/中山友貴 MUGEN CR-Z GT 68
2 11 平中克幸/B.ビルドハイム GAINER DIXCEL SLS 52
3 61 山野哲也/佐々木孝太 SUBARU BRZ R&D SPORT 51
4 52 竹内浩典/土屋武士 OKINAWA-IMP SLS 45
5 4 谷口信輝/片岡龍也 GSR 初音ミク BMW 42
6 55 高木真一/小林崇志 ARTA CR-Z GT 40

チーム(GT300)

順位 チーム 総合ポイント
1 チーム 無限 86
2 GAINER 66
3 R&D SPORT 66
4 OKINAWA-IMP RACING with SHIFT 63
5 LEON RACING 55
6 GSR&Studie with TeamUKYO 53
 
7 オートバックス・レーシング・チーム・アグリ 51