Round07フランスフランス

2020年10月4日(日)・決勝 レース2

マニクール・サーキット
天候:雨/曇り
気温:SPレース(11℃) レース2(13℃)
コースコンディション:ウエット

第7戦 フランス

レース2でハスラム13位、バウティスタ15位でポイント獲得。
高橋巧は18位

第7戦フランス大会は、10月4日、スーパーポール(SP)レースとレース2を行い、レオン・ハスラム(Team HRC)がレース2で13位、アルバロ・バウティスタ(Team HRC)が15位になり、それぞれポイントを獲得しました。

今大会は金曜日から日曜日までの3日間、断続的に雨が降る不安定な天候が続き、すべてのセッション、レースがウエットコンディションで行われました。気温も昨年9月下旬に行われた大会よりも10℃以上低い厳しい条件となり、今季デビューしたばかりで、ウエットコンディションでのデータが不足しているCBR1000RR-R FIREBLADE SPは、本来のパフォーマンスを引き出すことができませんでした。加えて、低い気温と路面温度、目まぐるしく変化する路面コンディションにTeam HRCの両選手は苦戦し、期待する結果を残すことができませんでした。

前日のレース1で、5位争いのグループに加わり、この日のSPレースとレース2に期待を膨らませたハスラムですが、路面コンディションが目まぐるしく変わるコンディションに翻弄され、11番グリッドから決勝に挑んだSPレースは、追い上げができず11位に終わりました。続く、レース2では、12番グリッドからオープニングラップに10番手に浮上しますが、それからはなかなかペースを上げられない苦しい戦いとなりました。中盤以降は、トプラク・ラズガットオーグル(ヤマハ)、フェデリコ・カリカスロ(ヤマハ)と10位争いを繰り広げますが、終盤は乾いて行く路面に苦戦し、13位でチェッカーを受けました。

チームメートのバウティスタは、金曜日のフリー走行から、レースウイークを通じて、リアのグリップ不足に苦戦しました。SPレース、そしてレース2ともにCBR1000RR-R FIREBLADE SPのパフォーマンスを引き出せず、10周で行われるSPレースでは14位でノーポイント、レース2は15位でポイントを獲得しますが、納得するにはほど遠いレース内容となりました。

マニクールが初めての経験となる高橋巧(MIE Racing Honda Team)は、初日はウエットコンディションに苦戦しましたが、この日は、ウエットコンディションながらコンディションが目まぐるしく変わる厳しい条件となり、SPレースは19位、レース2は18位と完走しますが、ポイントを獲得することができませんでした。

シーズンは残り1戦となりました。最終戦ポルトガル大会でTeam HRCは、今季2回目の表彰台獲得と優勝を目指し、MIE Racing Honda Teamは今季ベストリザルトを目指します。

コメント

レオン・ハスラム(SPレース/11位 レース2/13位)
レオン・ハスラム「今日は、昨日よりも我々のパフォーマンスを試されるレースになりました。SPレースでは、コーナーの進入に小さな課題を抱え、レース2ではセットアップをコンディションに合わせきれませんでした。路面が乾いて行くにつれて、回りのライダーのペースが上がっていくのとは対照的にペースを上げることができませんでした。今日はトップ5を狙えると思っていただけに残念でした。しかし、今日はそれを狙える日ではありませんでした」

アルバロ・バウティスタ(SPレース/14位 レース2/15位)
アルバロ・バウティスタ「厳しいレースウイークとなりました。いろいろなセッティングにトライしましたが、最後までリアのグリップを見いだすことができませんでした。レース2は、コース上の水量がどんどん少なくなり、多少フィーリングは改善されましたが、全体的なパフォーマンスは改善されませんでした。今回は初めて経験するコンディションでした。元々、滑りやすい路面コンディションに課題はありましたが、濡れた路面ではさらに悪化しました。まだまだやらなければいけないことはたくさんあります。今回のデータはこれからの戦いに活かさなくてはいけません。最終戦に向けてすべてをリセットして挑みたいです」

高橋巧(SPレース/19位 レース2/18位)
高橋巧「昨日のレース経験を活かし、今日はもう少しいい結果を期待していましたが、SPレース、レース2ともにグリップに苦しみ厳しいレースとなりました。路面コンディションが目まぐるしく変化し、加えて気温も路面温度も低く、最後まで路面コンディションに走りを合わせることができませんでした。シーズンは残り一戦となりました。最終戦の舞台となるエストリルを楽しみにしています。可能な限りいい結果を残せるようにベストを尽くしたいです」

リザルト

スーパーポール・レース

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ1018'01.545
222A.ローズカワサキ10+2.387
360M.ファン・デル・マークヤマハ10+3.206
445S.レディングドゥカティ10+3.348
57C.デイビスドゥカティ10+7.042
676L.バズヤマハ10+8.555
1191レオン・ハスラムHonda10+20.455
1419アルバロ・バウティスタHonda10+29.826
1913高橋巧Honda10+57.837

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
145S.レディングドゥカティ2137'54.626
276L. バズヤマハ21+2.551
37C.デイビスドゥカティ21+3.648
41J.レイカワサキ21+4.261
560M.ファン・デル・マークヤマハ21+7.409
621M.リナルディドゥカティ21+16.505
      
1391レオン・ハスラムHonda21+42.450
1519アルバロ・バウティスタHonda21+46.318
1813高橋巧Honda21+1'47.214

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1J.レイカワサキ 340
2S.レディングドゥカティ 281
3C.デイビスドゥカティ 222
4M.ファン・デル・マークヤマハ 203
5 A.ローズ カワサキ 179
6T.ラツカトリィオグルヤマハ 175
9アルバロ・バウティスタHonda 99
10レオン・ハスラムHonda 91
25高橋巧Honda4

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1カワサキ 366
2ドゥカティ 340
3ヤマハ 277
4Honda 141
5BMW 89
6アプリリア4

ランキング詳細

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