Round06カタルニアカタルニア

2020年9月20日(日)・決勝 レース2

バルセロナ・カタルニア・サーキット
天候:晴れ
気温:SPレース(21℃)決勝レース2(28℃)
コースコンディション:ドライ

第6戦 カタルニア

ハスラムがレース2で9位。高橋巧14位でポイント獲得

スーパーバイク世界選手権第6戦カタルニア大会は、20日(日)にSPレース(10周)と決勝レース2(20周)を行い、レオン・ハスラム(Team HRC)がレース2で9位、高橋巧(MIE Racing Honda Team)が14位でフィニッシュしました。前日のレース1で5位になったアルバロ・バウティスタ(Team HRC)は両レースでリタイアしました。

この日のバルセロナは好天に恵まれ、絶好のコンディションの中で2レースが行われましたが、Team HRCにとっては厳しい一日となりました。前日のレース1で今季初のフロントローから5位でフィニッシュしたアルバロ・バウティスタは、SPレースでスタートして3周目の4コーナー、ハイサイドで転倒しリタイアとなりました。しかし、このレースでバウティスタは、優勝したM.ファン・デル・マーク(ヤマハ)、2位のJ.レイ(カワサキ)とトップグループを形成、2周目には1分41秒828のファステストラップを刻み、速さをアピールしました。その雪辱に闘志を燃やしたレース2ではサイティングラップでトラブルが発生、グリッドにつけずリタイアとなりました。

チームメートのハスラムは、SPレースでは2周目の10コーナーで他車と接触し転倒リタイアとなりましたが、レース2ではオープニングラップ9位でフィニッシュ。SPレースはノーポイントでしたが、レース1、レース2ともにポイントを獲得しました。

今大会、随所で大きなステップを刻んだ高橋は、SPレースは16位でポイント獲得は果たせませんでしたが、レース2では今季ベストの14位でフィニッシュ。3戦連続今季3回目のポイント獲得を果たしました。

コメント

レオン・ハスラム(SPレース/リタイア レース2/9位)レオン・ハスラム
「厳しい一日でした。SPレースでは、フィーリングはよかったのですが、スタートがうまくいきませんでした。そのあと後ろから接触され、カリカスーロと転倒してしまいました。最初は足を骨折したかもしれないと思いましたが、幸い大丈夫でした。僕の下半身はとても丈夫でした。レース2でもスタートに失敗してしまいましたが、ペースは悪くありませんでした。そのあと追い上げてローズといいバトルができましたが、最終ステージでミスをしてしまい、9位でフィニッシュしました。厳しいレースでした。転倒したことで腕上がりになってしまい、あまり動かせなくなりました。でもレースウイークを通して考えれば、前進することができました。今日はトップ5のポテンシャルがあったので、レースの結果は残念です。とにかく前進あるのみ。次はマニクールです。ベストを尽くします

高橋巧(SPレース/16位 レース2/14位)高橋巧
「今日はレース2で14位を獲得しました。でも、もっといいペースをキープできると思っていたので、今日のパフォーマンスにはあまり満足していません。マシンのセットアップを少し変えたところ、バランスとフロントのフィーリングがよくなりましたが、タイヤが消耗し始めるとまだ苦戦します。レース後半はコーナリングとグリップのコントロールがとても厳しくなります。こうした部分に引き続き取り組まなければなりません」

アルバロ・バウティスタ(SPレース/リタイア レース2/リタイア)
「今日はほろ苦い日になりました。朝のウォームアップではマシンがうまく機能し、昨日のセットアップの問題を解決することができました。フィーリングもかなりよくなりました。SPレースでは、初めてトップを走行しました。前進していることを感じました。マシンのフィーリングもとてもよかったのですが、少し自信過剰になっていたのかもしれません。少しプッシュしすぎてしまい、転倒してしまいました。残念です。レース2に向けてあまりいい調子ではありませんでしたが、足をケガしていても、マシンに乗ったら走ることができました。痛みも大したことはありませんでした。しかしサイティングラップでマシンが止まってしまい、戦うことができませんでした。今、問題を確認しているところです。両方のレースで上位のライダーたちと戦えるいいペースがあったので残念です。ポジティブな点を持ち帰りたいと思います。今の仕事に満足していますし、前進しています。残りの2大会で力を最大限引き出し、いい結果を残せるようがんばります」

リザルト

スーパーポール・レース

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
160M.ファン・デル・マークヤマハ1017'07.732
21J.レイカワサキ10+2.372
376 L.バズヤマハ10+2.923
47C.デイビスドゥカティ10+3.929
531 G.ガーロフヤマハ10+3.985
621M.リナルディドゥカティ10+6.487
722A.ローズカワサキ10+7.688
1613高橋巧Honda10+29.074
RT19アルバロ・バウティスタHonda2+8Laps
RT91レオン・ハスラムHonda1+9Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
17C.デイビスドゥカティ2034'29.729
260M.ファン・デル・マークヤマハ20+2.460
331 G.ガーロフヤマハ20+2.559
41J.レイカワサキ20+8.040
566T.サイクスBMW20+13.196
645S.レディングドゥカティ20+14.232
991レオン・ハスラムHonda20+18.536
1413高橋巧Honda20+51.264
RT19アルバロ・バウティスタHonda0-

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1J.レイカワサキ290
2S.レディングドゥカティ239
3C.デイビスドゥカティ188
4M.ファン・デル・マークヤマハ178
5T.ラツカトリィオグルヤマハ157
6A.ローズカワサキ145
8アルバロ・バウティスタHonda94
10レオン・ハスラムHonda88
25高橋巧Honda4

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1カワサキ316
2ドゥカティ296
3ヤマハ230
4Honda134
5BMW83
6アプリリア4

ランキング詳細

フォトギャラリー

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