Round13カタールカタール

2019年10月25日(金)・決勝 レース1

ロサイル・インターナショナル・サーキット
天候:晴れ
気温:31℃
コースコンディション:ドライ

第13戦 カタール

キャミアがレース1でトップ10フィニッシュ

最終戦カタール大会が、10月24日(木)から26日(土)までの3日間、ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されています。25日にはスーパーポール(予選)と決勝レース1が行われました。

カタール大会は2005年に初めて開催され、シーズン開幕戦の舞台として定着しました。その後、10年から13年までの4年間はカレンダーから外れましたが、14年から再びカレンダーに復活し、MotoGP同様、ナイトセッション、ナイトレースとして行われ、最終戦の舞台として定着しました。

ケガからの復帰3戦目を迎えるレオン・キャミアは、「カタールはこの時期、日中の気温が40℃以上まで上がるところで、かなりクレイジーなイベントです。暑くなればなるほどいろいろおもしろくなることは確かです。サーキット自体は嫌いではありません。夜のレースは楽しいです。レイアウトは僕たちには難しいですが、解決策を見つけられると思います。すでにフリープラクティスに向けていくつかアイデアがあります。レースウイークがスタートするのが楽しみです。ベストを尽くします」と最終戦に向けて意気込みを語りました。

しかし、初日のフリー走行は接戦の中でセットアップが決まらず17番手と苦戦します。「でも、あとコンマ数秒上げられれば一気にポジションを上げられる」と語り、スーパーポール(予選)では13番グリッドを獲得しました。

迎えた決勝レース1では、オープニングラップは15番手とポジションを落としますが、レース中盤には13番手に浮上。終盤には、ミケーレ・リナルディ(ヤマハ)、マルコ・メランドリ(ヤマハ)、そしてコースアウトを喫したトプラック・ラツカトリィオグル(カワサキ)をかわして10位に浮上。そのままポジションをキープしてチェッカーを受けました。

ケガから復帰したフランス大会では7位と9位、アルゼンチン大会のレース2で7位と安定した走りでシングルフィニッシュを続けてきました。今大会もレース1で10位になり、これで3戦連続トップ10フィニッシュを果たしました。

清成龍一は最終戦で今季ベストを目指しています。大会前には、「カタールでレースができてとてもうれしいです。10年前にスーパーバイクでレースをしたときにはポジティブな結果を出しました。2012年はこのサーキットでアジアロードレースの表彰台と優勝を獲得しました。そのため今週末はいい仕事ができると思います」と気合いを入れました。

しかし、フリー走行ではブレーキングは改善されるもコーナーリングスピードを乗せられず19番手と苦戦。予選は18番手までポジションを上げますが、決勝では思うようなペースで走れず14位でフィニッシュしました。ポイント獲得を果たすも、清成としては本来の走りはできず、フラストレーションをためるレースとなりました。土曜日のスーパーポール(SP)レースとレース2で今季ベストを目指します。

コメント

レオン・キャミア(レース1 10位)
レオン・キャミア 「レースウイークをとおしてシャシーを改善することができました。またセットアップも進めることができました。今日の結果はそれほど悪くありませんでしたが、何人かがリタイアしたので、少し運があったことも確かです。スタートは1コーナーでかなりはらんでしまい、あまりうまくいきませんでした。大きくポジションを下げてしまい残念です。それでも全力を尽くして集団を追い上げ、何人かオーバーテイクすることができました」

清成龍一(レース1 14位)
清成龍一 「レース序盤はフロントのフィーリングがあまりよくありませんでした。路面が湿っていて少し滑りやすかったため、かなりスローペースとなりました。リアのグリップは悪くなかったので、一歩一歩前進することができ、デルビアンコとシュミッターをパスすることができました。安定して走行しようとしましたが、あちらこちらで小さなミスが続きました。明日はそのミスをなくし、レース序盤でもっと速くなれるようにがんばります」

リザルト

スーパーポール

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ91'56.246
222A.ローズヤマハ7+0.185
311S.コルセテヤマハ8+0.283
466T.サイクスBMW7+0.468
576L. バズヤマハ8+0.762
691L.ハスラムカワサキ9+0.850
132レオン・キャミアHonda9+1.506
1823清成龍一 Honda9+3.239
1952アレッサンドロ・デルビアンコHonda8+3.964

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ1733'34.518
27C.デイビスドゥカティ17+2.732
322A.ローズヤマハ17+5.423
419A.バウティスタ ドゥカティ17+8.043
591L.ハスラムカワサキ17+17.720
660M.ファン・デル・マークヤマハ17+17.738
102レオン・キャミアHonda17+29.320
1423清成龍一 Honda17+50.020
1552アレッサンドロ・デルビアンコHonda17+54.485

フォトギャラリー

ニュース