第5戦イタリア・イモラ大会は、12日、スーパーポール(SP)レースとレース2が行われる予定でしたが、午後2時スタート予定のレース2は、レース進行直前に激しい雨になり中止になりました。激しい雨のため、レース2は午後3時15分にスタートが延期され、午後2時55分にスタート進行が再開されました。そして一度はグリッドに選手は整列しましたが、再び、強い雨になり、レースディレクションは中止を決定しました。
この日は、雨が降る中、一日が始まりました。朝のウォームアップはウエットコンディションで行われましたが、その後、雨は上がり、10周のSPレースはドライコンディションでスタートが切られました。このレースで15番グリッドから決勝に挑んだ清成龍一(Moriwaki Althea Honda Team)は、オープニングラップ17番手からミケーレ・リナルディ(ヤマハ)と何度もポジションを入れ替え、最終的に16位でフィニッシュしました。
ウエットコンディションとなった朝のウォームアップでは、トップタイムのジョナサン・レイ(カワサキ)から約2秒差の6番手。今季ベストポジションで走行を終えました。今季、10年ぶりにスーパーバイク世界選手権に復帰した清成ですが、レースをこなすごとに着実にCBR1000RR SP2のパフォーマンスを引き出しています。ドライコンディションではまだ十分発揮とはいえませんが、これからのヨーロッパラウンドに期待が膨らみます。
前日の予選スーパーポールで前車の転倒を避けきれず転倒し、左肩のじん帯を痛め、レース1を欠場したレオン・キャミアは、その後、活動の本拠地としているアンドラ公国に戻り、数日中には再検査を受ける予定です。復帰の時期などについては、再検査を結果を待って決めることになります。
清成龍一(SPレース/16位)
「朝のウオームアップは、ウエットコンディションの中で行われ、とてもいい感触がありました。思っていた以上に速く走ることができました。そのため、今日はウエットレースを期待しましたが、SPレースはドライコンディションになり、レース2は雨のため中止になり、とても残念でした。レースでいい結果を出したかったです。安全性を考慮しての中止なので、それに従わなければなりません。もし事故が起きても、時間を戻すことはできないからです。レースをキャンセルしたことは正しい決断だったと思います」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | J.レイ | カワサキ | 10 | 17'45.405 |
2 | 7 | C.デイビス | ドゥカティ | 10 | +2.141 |
3 | 19 | A.バウティスタ | ドゥカティ | 10 | +6.864 |
4 | 60 | M.ファン・デル・マーク | ヤマハ | 10 | +10.817 |
5 | 22 | A.ローズ | ヤマハ | 10 | +14.212 |
6 | 91 | L.ハスラム | カワサキ | 10 | +14.522 |
16 | 23 | 清成龍一 | Honda | 10 | +36.371 |
18 | 52 | アレッサンドロ・デルビアンコ | Honda | 10 | +42.406 |
順位 | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|
1 | A.バウティスタ | ドゥカティ | 263 |
2 | J.レイ | カワサキ | 220 |
3 | A.ローズ | ヤマハ | 140 |
4 | M.ファン・デル・マーク | ヤマハ | 134 |
5 | L.ハスラム | カワサキ | 108 |
6 | C.デイビス | ドゥカティ | 85 |
15 | レオン・キャミア | Honda | 26 |
16 | 清成龍一 | Honda | 12 |
20 | アレッサンドロ・デルビアンコ | Honda | 4 |
22 | トロイ・ハーフォス | Honda | 0 |
順位 | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|
1 | ドゥカティ | 265 |
2 | カワサキ | 220 |
3 | ヤマハ | 160 |
4 | BMW | 73 |
5 | Honda | 32 |