Round05イタリアイタリア

2019年05月11日(土)・決勝 レース1

イモラ・サーキット
天候:晴れ
気温:21℃
コースコンディション:ドライ

第5戦 イタリア

清成龍一が14位、キャミアはケガのため欠場

第5戦イタリア・イモラ大会が、5月10日~12日の3日間、イモラ・サーキットで開催されます。イモラ大会は2001年に初めて開催されて、今年で17回目を迎えました。

前戦オランダ大会は、降雪のために土曜日のレース1が延期され、日曜日にレース1とレース2が行われる変則スケジュールとなりました。Moriwaki Althea Honda Teamは、レオン・キャミアが両レースでポイントを獲得、清成龍一もレース1でポイントを獲得しました。スーパーバイク世界選手権は、それから約1カ月間のインターバルとなり、Moriwaki Althea Honda Teamは、チームの本拠地となるイタリアでの大会に向けて準備を進めてきました。

昨年、ケガのためにイモラ大会を欠場したキャミアは、2年ぶりとなるイモラ大会を楽しみにしていました。開幕前には、「イモラは難しいコースですが、大好きなサーキット。前戦アッセンは天候に恵まれませんでしたが、今回はアッセンよりずっと暖かいはず」と開幕に向けて闘志をかきたてていました。そして迎えた初日のフリー走行では、トップから約2秒落ちの15番手。「セットアップは進み、ラップタイムも少し改善されましたが、前のグループとの差をなかなか縮めることができませんでした。明日も引き続きセットアップに集中しなければなりません」と、土曜日に行われるレース1に向けて、フリー走行、予選スーパーポールでセットアップの改善に取り組むことになりました。

そして、2日目の3回目のフリー走行ではさらにタイムを短縮して14番手へとポジションを上げ、予選に挑みました。しかし、セッション序盤、3コーナーで転倒を喫し、メディカルセンターへ運ばれました。この転倒でキャミアは左肩を負傷。決勝レース1はドクターストップがかかり欠場となりました。その後、イモラ市内の病院で検査を受けたキャミアは、左肩のじん帯を痛めていることが判明し、日曜日のスーパーポール(SP)レース、レース2を欠場することになり、2年連続でイモラ大会の決勝を走れず、残念な結果に終わりました。

2009年の大会以来、10年ぶりのイモラ大会となる清成龍一は、開幕に向けて「前戦オランダ大会のアッセンと違い、イモラはアップダウンのあるテクニカルサーキット。久しぶりに走ることになるので、とにかく天気がいいことを願っています」と語りました。その願い通り、天候に恵まれた金曜日のフリー走行では、コース攻略に全力を尽くしました。そして、2日目のフリー走行、予選スーパーポールと着実にタイムを短縮しました。

10年ぶりに走ることになったイモラ・サーキットで、清成はFP1こそ1分50秒台でしたが、FP2、FP3と約1秒づつタイムを短縮。予選では1分48秒290をマークし、15番手から決勝に挑むことになりました。

迎えたレース1は、オープニングラップ14番手から1分49秒台でラップを刻みました。なかなか前のグループをつかまえることはできず、単独走行となりましたが、最終ラップには1分48秒856のレース中の自己ベストタイムをマーク、確実にコース攻略を果たしていることを感じさせました。日曜日のSPレースとレース2の追い上げに挑みます。

コメント

清成龍一(14位)
清成龍一「レース1の結果はとても残念です。FP3とスーパーポールを終えて、もっといい結果を出せると思っていました。しかし、マシンのフィーリングは午前中のセッションよりも悪く、そのためペースも上げられず、思ったような走りができませんでした。コースのあちらこちらで小さなミスを犯したことで、タイムをかなり落としました。ポジティブなことは、一歩ずつ前進していることで、明日のレースでは、今日よりいい走りができるはずです。今日の結果を、明日のレースに役立てて、もっといい結果につなげげられるようにがんばります」

レオン・キャミア(欠場)
レオン・キャミア「運が悪い一日になりました。転倒は、タイの時と同じような状況でした。今日は前を走るコルテセが僕の目の前でハイサイドを起こして転倒し、行き場所がなくなった僕は、彼のマシンに当たってしまいました。ケガの状況はまだはっきりと分かりません。MRI検査をして、ケガの状況と、回復にかかる時間を確かめなければなりません。できる限り早く戻ってこられることを願っています」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
11J.レイカワサキ1933'48.277
219A.バウティスタ ドゥカティ19+7.832
354T.ラツカトリィオグルカワサキ19+19.291
460M.ファン・デル・マークヤマハ19+19.968
591L.ハスラムカワサキ19+20.111
633M.メランドリヤマハ19+31.846
           
1423清成龍一 Honda19+1'01.025
1552アレッサンドロ・デルビアンコHonda19+1'27.025

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