Round02タイタイ

2019年03月17日(日)・決勝 レース2

チャーン・インターナショナル・サーキット

天候:晴れ

気温:スーパーポールレース(35℃) 
   レース2(36℃)

コースコンディション:ドライ

第2戦 タイ

清成龍一がレース2で12位に入り、ポイントを獲得

第2戦タイ大会は、17日、今年から新たに始まった「スーパーポール(SP)レース」と「レース2」が行われ、予選17番手から決勝に挑んだ清成龍一は、10周で行われるSPレースでリタイアしましたが、レース2では12位でフィニッシュしてポイントを獲得しました。予選12番手のレオン・キャミアは、SPレースで他車の転倒に巻き込まれてリタイア。この転倒の影響で右足を負傷し、レース2を欠場しました。

前日のレース1でマシンに振動が出てレースをリタイアした清成は、前日のデータをチェックし、セットアップを見直しました。朝のウォームアップでは、今大会自己ベストタイムとなる1分33秒966をマークして12番手。SPレースとレース2に向けてステップを刻みました。

しかし、SPレースでは、オープニングラップで車体にトラブルが発生、ピットに戻りリタイアを決断しました。こうして不運のレースが続いた清成ですが、レース2では、16番グリッドからスタートすると1周目に14番手、4周目に13番手、8周目に12番手へとポジションアップ。20周のレースを12位でフィニッシュしました。最高気温36℃という猛暑の中で今季2回目のポイントを獲得した清成。決して満足できる順位ではありませんが、また一歩前進し、次戦スペイン大会につながる貴重なデータを収集しました。

レース1で13位のキャミアは、朝のウォームアップではマシンの状態をチェックして14番手。ライダーはもちろん、マシンとタイヤにも過酷な条件となるため、SPレースとレース2の準備を進めました。そして、SPレースに挑んだキャミアですが、リタイアという残念な結果に終わりました。

予選12番手からまずまずのスタートを切ったキャミアは、マークス・レイターバーガー、トム・サイクスのBMW勢、チャズ・デイビス、ミケーレ・リナルディのドゥカティ勢、レアンドロ・メルカード、ワイルドカードで出場のティティポン・ワロコーンのカワサキ勢らと10番手争いの集団を形成しました。しかし、7周目の3コーナーでワロコーンが転倒し、その後ろにいたキャミアも行き場を失い接触して転倒。このアクシデントでレースは赤旗中断となりました。

これにより、キャミアは右足のじん帯を痛めてレースをキャンセル。第3戦スペイン大会に向けて、ヨーロッパに戻り、再度診察を受けることになりました。

オーストラリア、そしてタイと、思うような結果を残せなかった「Moriwaki Althea Honda Team」ですが、第3戦スペイン大会ではベストリザルトを目指します。

 

コメント

清成龍一(SPレース/リタイア レース2/12位)
「今日は、ウォームアップ、SPレース、そしてレース2とマシンのフィーリングとラップタイムがよくなりました。それほど前進できたとは言えませんが、全体的に安定するようになりました。残念ながら、決勝レースでは、ウォームアップのようなフィーリングがなく、とてもフラストレーションがたまりました。ベストを尽くしましたが、満足のいくレースウイークにはなりませんでした。レースウイークを通して、ファンやチーム、そしてHondaのサポートを感じました。次戦以降、しっかり結果を残すことでお礼をしたいです。今大会はマシンをさらに理解することができました。セットアップの方向性、そしてライディングの改善に役立つかもしれません。引き続き一生懸命がんばります」

レオン・キャミア(SPレース/リタイア レース2/欠場)
「SPレースでは、僕の前でワロコーンが転倒して行き場がなくなり、彼に当たって転倒してしまいました。ワロコーンはメルカードと接触したのかもしれません。いずれにしても、転倒した彼の状態を見て、すぐにレースを中断してもらおうとしました。彼が無事であることを願っています。この転倒で僕もヒザを痛め、レース2は出場できませんでした。アンドラへ戻り、医師に診てもらおうと思います。そして、治療の方法と回復に向けてのプランを考えたいです。転倒するまでは、昨日と同じような問題に直面していました。ベストを尽くしましたが、厳しい戦いでした」

リザルト

スーパーポール・レース

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
119A.バウティスタ ドゥカティ613:10'37.411
21J.レイカワサキ613:10'39.453
322A.ローズヤマハ613:10'39.868
460M.ファン・デル・マークヤマハ613:10'42.529
591L.ハスラムカワサキ613:10'43.198
633M.メランドリヤマハ613:10'43.478
 
1552アレッサンドロ・デルビアンコHonda613:10'33.327
RT2レオン・キャミアHonda613:10'24.443
RT23清成龍一 Honda113:03'19.728

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
119A.バウティスタ ドゥカティ2031'05.590
21J.レイカワサキ20+10.053
322A.ローズヤマハ20+12.368
460M.ファン・デル・マークヤマハ20+17.378
591L.ハスラムカワサキ20+17.518
633M.メランドリヤマハ20+18.925
 
1223清成龍一 Honda20+53.511
1352アレッサンドロ・デルビアンコHonda20+1'08.576

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1A.バウティスタ ドゥカティ124
2J.レイカワサキ98
3A.ローズヤマハ69
4M.ファン・デル・マークヤマハ61
5M.メランドリヤマハ54
6L.ハスラムカワサキ51
 
16レオン・キャミアHonda9
17清成龍一 Honda5
18アレッサンドロ・デルビアンコHonda3
19トロイ・ハーフォスHonda0

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1ドゥカティ124
2カワサキ98
3ヤマハ74
4BMW25
5Honda13

ランキング詳細

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