Round01オーストラリアオーストラリア

2019年2月24日(日)・決勝 レース2

フィリップアイランド・サーキット

開幕戦 オーストラリア

レース2でキャミアと清成がポイントを獲得

開幕戦オーストラリア大会の2日目は、今年から新たに始まった「スーパーポール(SP)レース」と「レース2」が行われ、予選10番手から決勝に挑んだレオン・キャミア(Moriwaki Althea Honda Team)が、10周で行われるSPレースで13位、レース2で10位と両レースで完走し、転倒リタイアに終わった前日の雪辱を果たしました。

事前テストからトップグループに匹敵するスピードをみせてきたキャミアですが、今大会は、タイヤマネジメントに課題を抱え厳しい走りを強いられました。前日のレース1では、シングルフィニッシュを視野に好走しますが、残念ながら転倒リタイア。その悔しさを日曜日のレースにぶつけることになりました。短期決戦となるSPレースでは13位フィニッシュ。このレースは入賞が9位までとなっており、ポイント獲得は果たせませんでしたが、1分31秒台というまずまずのラップタイムで一歩前進を感じさせました。

その成果は22周で行われたレース2でハッキリと結果に現れました。オープニングラップは13番手と大混戦の中でややポジションを落としましたが、1分32秒台のラップタイムで中団グループに加わると、中盤にはチャズ・デイビス(ドゥカティ)、サンドロ・コルテセ(ヤマハ)、ユージン・ラバティ(ドゥカティ)、レアンドロ・メルカード(カワサキ)などによる7番手争いの中で、9番手まで浮上しました。しかし、22周という長丁場のレースでは、依然としてタイヤマネジメントが完全ではなく、終盤は1分33秒台にペースを落とし10位へとポジションを落としましたが、今季初のポイント獲得を果たしました。

前日のレース1で16位とノーポイントに終わっていたチームメートの清成龍一も、SPレースで14位。このレースではポイント獲得を果たせませんでしたが、レース2で15位になり、今季初ポイントを獲得しました。金曜日に行われたフリー走行時の転倒の影響と、タイヤライフに課題を抱えたことで、土曜日の予選では17番手、レース1では16位と思ったようなパフォーマンスを発揮できませんでした。しかし、日曜日のSPレースとレース2に向けて、セットアップが前進。順位的には、3レースともに満足のいくものではありませんでしたが、次戦に向けて手応えを感じるレースとなりました。

この日は、レース1で経験した急激なタイヤパフォーマンスの低下は改善されましたが、開幕前に想定していたリザルトとはかけ離れており厳しい表情でした。次戦タイ大会は、1月に事前テストを行っています。さらに、今大会のデータを存分に活かし、目標とするトップ10、トップ6を目指します。

コメント

レオン・キャミア(SPレース/13位、レース2/10位)
レオン・キャミア「昨日はとてもいい感触があり、メランドリやコルテセをプッシュできるポテンシャルがあると感じていました。でもSPレースでは同じような感触がなく、思ったような走りができませんでした。レース2はよくなりましたが、序盤に少しタイムを落してしまいました。まだいくつかタイムをロスしているところがありますが、レースウイークを通して明らかに前進しています。かなり進展した部分もいくつかあります。しかし、思っているような結果は残せていないし、まだやるべきことがたくさんあります。一歩一歩前進していきたいと思います」

清成龍一(SPレース/14位、レース2/15位)
清成龍一「レースウィークを通し、すべてのレースで完走しましたが、結果は満足できるものではありませんでした。しかし、できる限り多くのデータや経験を積もうと思っていたので、その点では成果があったと思います。午前中のSPレースでは昨日に比べてポジションが上がりました。ポイントは獲得できませんでしたが、スプリントレースで内容を改善できたことはよかったです。午後のレース2も少し前進することができたし、ポイント圏内に入ることができました。もちろんこれ以上の結果を残さなければいけません。次戦タイでは、とりあえずの目標である、トップ10、トップ6を目指します」

リザルト

スーパーポール・レース

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
119A.バウティスタ ドゥカティ1015'11.323
21J.レイカワサキ10+1.176
391L.ハスラムカワサキ10+5.072
422A.ローズヤマハ10+6.713
560M.ファン・デル・マークヤマハ10+6.800
633M.メランドリヤマハ10+7.904
 
132レオン・キャミアHonda10+20.012
1423清成龍一 Honda10+24.013
1617トロイ・ハーフォスHonda10+48.731
RT52アレッサンドロ・デルビアンコHonda1+9Laps

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
119A.バウティスタ ドゥカティ2233'38.114
21J.レイカワサキ22+12.195
391L.ハスラムカワサキ22+12.454
460M.ファン・デル・マークヤマハ22+16.574
522A.ローズヤマハ22+16.859
633M.メランドリヤマハ22+17.329
 
102レオン・キャミアHonda22+29.178
1523清成龍一 Honda22+41.616
RT 17 トロイ・ハーフォス Honda 5 +17Laps
RT52アレッサンドロ・デルビアンコHonda0 

ポイントランキング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1A.バウティスタ ドゥカティ 62
2J.レイカワサキ49
3M.メランドリヤマハ30
4A.ローズヤマハ30
5M.ファン・デル・マークヤマハ29
6L.ハスラムカワサキ24
 
16レオン・キャミアHonda6
17清成龍一 Honda1

マニュファクチャラー

順位 マシン 総合ポイント
1ドゥカティ 62
2カワサキ49
3ヤマハ35
4BMW13
5Honda6

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