Round01オーストラリアオーストラリア

2019年2月23日(土)・決勝 レース1

フィリップアイランド・サーキット

天候:晴れ

気温:21℃

コースコンディション:ドライ

開幕戦 オーストラリア

開幕戦オーストラリア大会レース1は、清成16位、キャミアはリタイア

2019年シーズンの幕開けを告げるFIMスーパーバイク世界選手権(SBK)第1戦オーストラリア大会の予選と決勝レース1が、23日メルボルン近郊のフィリップアイランドで行われました。今年はHondaに移籍して2年目のレオン・キャミアと10年ぶりにWSBKに復帰を果たした清成龍一が、新チーム「Moriwaki Althea Honda Team」から出場します。

Moriwaki Althea Honda Teamは、1月にタイのブリーラムでテストを開始、今月17日には、開幕戦の舞台となるフィリップアイランド・サーキットにほど近い会場でチームの体制発表会を行いました。そして、18日、19日には、チームとしては初めてとなる公式テストに参加。キャミアと清成は、ニューカラーが施されたCBR1000RR SP2のシェイクダウンを行い、22日から始まる開幕戦の準備を進めました。

フィリップアイランド・サーキットは、1956年に完成し、コースが改修された1990年に初めてスーパーバイク世界選手権が行われました。以後、93年をのぞき、シーズン序盤の舞台として定着、今年で29回目を迎えます。フィリップアイランドは一周4.445km。ロードレース世界選手権の舞台としても定着しています。中高速コーナーが連続するハイスピードコース(右コーナー5、左コーナー7)で、スリップストリームの使い合いとなり、激しいバトルが繰り広げられます。今年も事前テストからタイムが接近。本番での戦いに注目が集まりました。

22日(金曜日)に行われたフリー走行では、予想通り、トップから1秒差に13台がひしめく接戦となり、キャミアはトップから0.465秒差の6番手、清成はFP2で転倒したことでタイム更新のチャンスを逃しトップから1.463秒差の17番手でしたが、キャミア、清成ともに、連続周回のアベレージを上げる作業を続けました。

そして、土曜日を迎え、午前中にスーパーポール(予選)、午後に決勝レース1が行われました。今年からスーパーバイク世界選手権は、1大会3レース方式となり、予選も「スーパーポール」というネーミングは残りましたが、全員でタイムを競う通常の方式となりました。

決勝レース1と日曜日午前中に10周で行われる「スーパーポール・レース」は、この予選順位でグリッドに並びますが、「スーパーポール・レース」の上位9位までが、決勝レース2の3列目までを獲得。それ以降は予選順位を反映させるという方式に変わりました。

予選ではキャミアがトップから1.195秒差の10番手、清成は前日の転倒の影響もあり2.213秒差で17番グリッドから決勝レース1に挑みました。

キャミアは、オープニングラップ10番手から大混戦の中で9番手までポジションを上げましたが、9周目の2コーナーで転倒を喫しました。キャミアはマシンを起こし再スタートを切りますが、ピットに戻りリタイアとなりました。17番グリッドからスタートした清成は、タイヤの消耗に苦しみましたが、我慢の走りで16位でフィニッシュ。ポイントは獲得できませんでしたが、「スーパーポール・レース」と「決勝レース2」に向けてデータを得ることに成功しました。

 

コメント

清成龍一(レース1 16位)
「今日のレースは、残念な結果でしたが、ポジティブだったのはレースを完走できたことです。今日はポイント圏内でフィニッシュすることを目標にしていました。ポイント獲得には届きませんでしたが、経験を積むことができました。明日のレースに向けてデータを得ることもできました。今日はレース終盤にかけて、自分のポジションを守ることができずかなり苦戦しました。厳しい結果でしたが、完走したことで、タイヤをどのようにマネジメントすればいいかが少しわかってきました」

レオン・キャミア(レース1 リタイア)
「正直、理解できない転倒でした。それまでと同じように走っていたし、変わったことはしていませんが、2コーナーでフロントから転倒してしまいました。マシンの感触はとてもよかったのでフラストレーションがたまりました。今日は、思っていた以上にマシンがうまく機能していると感じていました。また、一緒に走っていたライダーたちと同じペースで走ることができていました。チャズ(デイビス)をパスして、メランドリとファン・デル・マークを追っているところでした。僕のペースはとてもよかったです。10番グリッドからのスタートで、難しい展開でした。チャズをパスすることは簡単ではありませんでしたが、転倒しなければ、最終的にはマルコ(メランドリ)がいる集団に入ることができたと思います。タイヤが最後まで持ったかどうかはわかりませんが、それほど悪くはなかったと思います。とにかく明日に向けて集中しなければなりません」

リザルト

レース1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
1 19A.バウティスタドゥカティ 22 33'38.901
2 1 J.レイカワサキ22 +14.983
333M.メランドリヤマハ22 +16.934
422A.ローズヤマハ22 +16.984
5 60M.ファン・デル・マークヤマハ22 +19.179
6 54T. ラズガットリオグルカワサキ22 +21.203
 
16 23 清成龍一 Honda 22 +45.523
17 52 アレッサンドロ・デルビアンコ Honda 21 +1Lap
RT 17 トロイ・ハーフォスHonda 16 +6Laps
RT2レオン・キャミアHonda 8 +14Laps

フォトギャラリー

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