今大会が第9戦となるスーパースポーツ世界選手権は、29台が出場し、予選5番手から決勝に挑んだジュール・クルーゼル(CIA Landlord Insurance Honda)が、ケナン・ソフォーグル(カワサキ)、ルーカス・マヒアス(ヤマハ)とトップグループを形成し、3位でフィニッシュしました。

今大会、積極的な走りを見せたクルーゼルは、レース中盤にはトップに浮上しますが、後半はソフォーグルとマヒアスに先行される苦しい戦いでした。今季4度目の表彰台を獲得したクルーゼルは、優勝を目標にしていだけにがっかりした様子でしたが、タイヤに厳しいレースの中で最後まで優勝争いに加わり、自身のホームレースとなる次戦フランス大会に向けて、大きな手応えをつかみました。

以下、クリスチャン・ガマリノ(BARDAHL EVAN BROS. Honda Racing)が今季ベストリザルトとなる6位、今大会が2戦目となるクリストファー・バーグマン(CIA Landlord Insurance Honda)も自己ベストリザルトとなる9位。大久保光(CIA Landlord Insurance Honda)は12位でフィニッシュしました。

大久保は、フリー走行、予選と、データを記録するセンサーに問題を抱え、さらに、加速の問題を最後まで解消できず後方グリッドから追い上げるレースとなりました。厳しい状況の中でトップ10フィニッシュを目指しましたが、12位がやっとでした。初日1回目のフリー走行で好調なスタートを切っただけに、悔しいレースとなりました。