最後までチャンピオン争いを演じた、小椋藍は8位でゴール。年間ランキングは3位となりました。國井勇輝はペナルティーが響き、22位で最終戦を終えました。
小椋藍(8位)
「2020年、Moto3世界選手権で起こったすべてのことについて幸せでした。最後のレースまでタイトル争いができてよかったです。2019年は、いくつかのレースでいい結果を残すことができ、チャンピオンシップで10位を獲得できました。ルーキーシーズンとしては悪くなかったと思います。2020シーズンは、開幕前のへレス、カタールでのテストから完ぺきなスタートを切れました。初戦のカタールで表彰台に登れたことで、タイトルについて考えるようになり、その瞬間、可能性があることを感じました。この1年を通じてチャンピオンシップを争えたことはよかったですが、最終的に重要なのは最後までベストを尽くせたことです。完ぺきなシーズンとは言えませんが、この2020年については幸せでした。チームと私を支えてくれたすべての方に感謝します。私がMoto3で過ごす時間は終わりました。今は、Moto2での新しい挑戦に興奮しています」
國井勇輝(22位)
「スタートして、最初の2周ぐらいから、ロングラップペナルティーの周回まで、今シーズンの私のベストラップだったと思います。トップグループにいて、他のライダーたちと一緒に走りを楽しめました。ペナルティーでグループから離れた後、再びグループを捉えられるように懸命にプッシュしましたが、たくさんのミスを犯し、タイヤを減らしてしまいました。今シーズンは終わりました。シーズンの序盤から、チャンピオンシップの戦い方について悩みました。すべてのことが私にとって新しいものでした。いい結果を残せなかったことについて、チームには謝りたいです。しかし、シーズン中盤からこの最終戦まで、私達は大いにステップアップし、改善を見せることができました。これらのことは来年に向けて大いに私を助けてくれると思います」
青山博一 | チーム監督
「15名から16名のライダーからなる集団が表彰台争いをするという、とてもタフなレースとなりました。我々のライダーはその集団の中にいたのですが、國井選手はロングラップペナルティーを受けていたことにより、その後、集団から離されてしまいました。小椋選手は、最終ラップの最後の瞬間までタイトル争いの渦中にいました。もちろん、勝ってほしかったですが、このチームにとって、最高の結果であるチャンピオンシップ3位を獲得し、すばらしいスピリットを見せてくれました。ライダー、スタッフ、このプロジェクトに関わるすべての人、そしてこの活動を支えてくださっているすべての人に感謝をしたいと思います。我々は、今年、小椋選手が成し遂げたこの結果を誇りに思います。このページは終わりました。もう、来シーズンに向けて、我々は新しいページを開いています」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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8 | 79 | 小椋藍 | Honda Team Asia | 38'20.201 |
22 | 92 | 國井勇輝 | Honda Team Asia | 38'40.762 |