接近戦が繰り広げられた最終戦のバレンシアGPで、チャントラ、ディマスの両選手は23位、25位で完走しました。
青山博一|チーム監督
「接近戦の繰り広げられた最終戦のバレンシアで、我々の2人のライダーは、いいスタートを決め、レースを通じていい走りをしてくれました。ポイントを獲得する可能性もありましたが、前後が接近するレースの中、前を走るライダーを追い抜くことができませんでした。後方からのスタートでは、レースを有利に運ぶことはとても難しいです。ただ、レースの中で、彼らは改善を見せてくれ、それはとてもよかった点です。今年一年を振り返って、チャントラ選手の走りはルーキーイヤーにもかかわらず、とても印象深いものでした。彼が持つ可能性に期待しています。ディマス選手ですが、ケガにより一時サーキットを離れてしまいましたが、復帰してくれました。このクラスでレースを戦い抜くことは容易ではありませんが、彼はベストを尽くしました。彼のポテンシャルは日に日によくなり、チームも彼を支え、彼もそれに応えることができるようになりました。この一年を通じて、一緒に戦ってくれたライダーとチームのスタッフに心から感謝いたします」
ソムキャット・チャントラ(23位)
「決して満足できるものではありませんが、レースを最後まで走り抜き完走することができました。Moto2クラスで初めてこのコースを走り、もっといい結果を期待していました。しかし、ここバレンシアでは、多くのライダーが私より速かったです。世界選手権参戦初年度、23ポイントを獲得できましたが、もっと経験を積み重ねることが必要です。次のシーズンに向け、しっかりと準備をしていきます」
ディマス・エッキー・プラタマ(25位)
「世界選手権に参戦できる機会を得ることができてとても幸せでした。ただ、残念なことにシーズン半ばに負傷して一時戦列を離れなくてはなりませんでした。この選手権は容易ではなく、戦列を離れてしまえばなおさらでした。ライバルたちが戦っている中、私は7レースを走ることができませんでした。その後は、ステップバイステップで仕事をし、リズムを取り戻し、マレーシアで自己最高の18位の結果を得ることができました。ここバレンシアでは、フルに集中し、特にスタートに気を付けました。しかし、コーナーでバイクのフィーリングがよくなかったため、スピードを維持できませんでした。私自身これが最後のレースとなってしまいましたが、今後のチームの成功を心より願っています」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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23 | 35 | ソムキャット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 25'51.046 |
25 | 20 | ディマス・エッキー・プラタマ | IDEMITSU Honda Team Asia | 25'58.945 |