予選3番手からスタートしたソムキャット・チャントラですが、トップグループの中でレースをし、12位を獲得。名越哲平はレース中も走りを改善し、25位で完走しました。
ソムキャット・チャントラ(12位)
「12位でレースを終えました。結果に満足していますが、私のレースではなかったです。1コーナーでミスし、コースアウトしてしまい、多くのライダーに抜かれてしまいました。しかし、そのあとコースに復帰し、順位を回復させるため、また攻め続けて走りました。予選3番手からのスタートですし、ここオーストリアでの週末はとても幸せでした」
名越哲平(25位)
「25位という順位には満足できません。ただ、世界選手権に毎戦参戦している何人かのライダーの前でゴールできたことはよかったです。リタイアせずコースに残れたことで、ステップアップできたと思います。次のシルバーストーンでの目標はもっと攻めた走りをし、ポイントを獲得することです」
青山博一 | チーム監督
「チャントラ選手は、いいポジションからレースをスタートしました。スタートも決まり、レース序盤は上位集団でほかのライダーと接触することを恐れず、順位を競うことができました。前方のライダーとの接触を避けるため、走行ラインをずらし、コースアウトしました。これにより6秒ロスしてしまいました。このロスが、レース結果に響いてしまいました。彼はこれにもくじけず、レースに集中し、毎ラップ攻め、今シーズンベストの結果を残しました。もし、この6秒をロスすることがなければ、8位でレースを終えることができたでしょう。彼はとてもこのレースをしっかりとマネージメントできた思っています。名越選手は、まだバイクの乗り方、タイヤの使い方を学んでいるところです。簡単な週末ではなかったとは思いますが、今の彼のベストの走りをして、25位でレースを完走しました。完走することはとても重要なことです。彼はこのままシルバーストーンでのレースに参戦いたします。ここ以上の成長をみせてもらいたいです」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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12 | 35 | ソムキャット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 37'37.215 |
25 | 19 | 名越哲平 | IDEMITSU Honda Team Asia | 38'25.283 |