CEV

Round04第4戦 へレス 2へレス 2

Moto3

2020年8月30日(日)・決勝

へレス・サーキット

第4戦 へレス 2

レース2でガルシアが優勝

CEV第4戦も、第3戦同様スペインのへレス・サーキットで行われました。前回と違い、今大会は2レース開催となります。

レース1決勝は気温23℃、路面温度27℃でスタートが切られました。ホールショットはポールポジショングリッドからスタートしたダニエル・ムズ(KTM)。松山琢磨(Asia Talent Team)はエンジンかからず、グリッドに取り残されてしまいます。ピットに戻ってからのスタートとなり、厳しい追い上げのレースとなりました。

オープニングラップを制したのはイザン・ゲバラ(KTM)。2周目には2番手にハビエル・アルティガス・ロペス(Leopard Impala Junior Team)がつけ、ゲバラを追います。ジェラール・リウ、ペドロ・アコスタ、ダニエル・オルガドのKTM勢が集団を抜けトップグループを形成します。その後方からムズが迫り、トップ集団に加わります。さらにセカンド集団も前の集団に追いついたことでトップ集団は11台となり、数珠つなぎの集団は激しい攻防をみせます。

5周目にロペスが首位を奪うと、8周目にはエイドリアン・フェルナンド(ハスクバーナ)、9周目にはアコスタとトップが目まぐるしく変わります。11周目にロペスが首位を奪い、2番手以降を突き放します。2番手をリウが守り、3番手にアコスタ、4番手にミラルが続きます。

ラスト3周、トップ集団は6台に絞られます。トップを死守してきたロペスは周回を重ね、ラストラップに突入します。そのロペスにゲバラとアコスタが迫ります。激しいバトルが続きましたが、ゲバラが僅差で優勝。2位にロペス、3位にアコスタが入り表彰台に登りました。

British Talent Teamから参戦したスコット・オグデンが11位。AP HONDAのタットチャコーン・ブーシュリは18位となりました。松山は28位でチェッカーを受けました。

レース2決勝は気温32℃、路面温度43℃と、レース1から暑さが増した中で始まりました。スタートダッシュで飛び出したのはアコスタ、2番手にダニエル・ムズがつけます。ダニエル・ムズはアコスタに迫ります。混戦のトップ争いは序盤から激しいポジション争いとなり、目まぐるしくトップが入れ替わります。2周目にゲバラが首位に立ちますが、3周目にはアコスタがトップに立ち、ゲバラ、オルガドらが迫ります。トップ3後方のセカンド集団を引っ張るのはロペス。ロペスは集団を抜け、トップ争いへと迫ります。さらにロペスを追うライダーたちもトップ集団に追いつき、11台もの大きな集団となります。首位のゲバラがその集団を引っ張ります。この争いからデビッド・ムズ(KTM)が転倒、そのあおりでロペスはコースアウト。コースに復帰しますが、8周目の通過順位は18番手とダウン。そこから追い上げのレースとなりました。

ゲバラがトップに立ち、アコスタが追い、ホセ・フリアン・ガルシア(SIC58 Squadra Corse)が3番手に浮上します。ガルシアは果敢にトップに迫りました。トップ集団は8台となり、各コーナーでポジションを入れ替えながら周回を重ねました。この大集団は崩れることなく最終ラップに突入します。4番手に上がったダニエル・ムズがハイサイド転倒、その直後4番手につけたオルガドが転倒と波乱が続きます。6台となったトップ集団の攻防はさらに激しさを増し、ゲバラの背後にガルシアが迫り、最終コーナーでインに飛びこんだガルシアは、ゲバラと並んで立ち上がりますが、ゲバラが先にチェッカーを受けました。しかし、最終コーナー立ち上がりでゲバラがコース外を走ったことで、トラックリミットのペナルティーが科せられ、ガルシアの優勝となりました。

オグデンは10位でチェッカーを受け、トップ10入りを果たしました。松山は12位となりポイントを獲得、ブーシュリは22位となりました。

リザルト

レース1


順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
128I.ゲバラKTM1628'39.051
243ハビエル・アルティガス・ロペスHonda16+0.111
337P.アコスタKTM16+0.252
496D.オルガド・ミラルKTM16+0.372
525A.フェルナンドハスクバーナ16+0.451
622真崎一輝ハスクバーナ16+2.879
792ディオゴ・モレイラHonda16+2.884
920ホセ・フリアン・ガルシアHonda16+10.707
1131スコット・オグデンHonda16+11.014
1295ホセ・アントニオ・ルエダHonda16+18.712
1363シャリフディン・アズマンHonda16+22.342
145ロレンソ・ファロンHonda16+22.432
1524レオナルド・タッキーニHonda16+22.675
1781セナ・エージスHonda16+30.337
1833タットチャコーン・ブーシュリHonda16+30.367
2548ギャバン・プランクHonda16+42.643
2832松山拓磨Honda16+1'33.199

レース2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
120ホセ・フリアン・ガルシアHonda1628'46.929
228 I.ゲバラKTM1628'46.860
337P.アコスタKTM6+0.153
467G.リウKTM16+0.492
522真崎一輝ハスクバーナ16+0.793
692ディオゴ・モレイラHonda16+0.535
843ハビエル・アルティガス・ロペスHonda16+10.174
95ロレンソ・ファロンHonda16+10.919
1031スコット・オグデンHonda16+12.067
1195ホセ・アントニオ・ルエダHonda16+15.393
1232松山拓磨Honda16+21.536
1563シャリフディン・アズマンHonda16+21.725
1624レオナルド・タッキーニHonda16+27.168
1881セナ・エージスHonda16+28.034
2048ギャバン・プランクHonda16+28.285
2233タットチャコーン・ブーシュリHonda16+28.332

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
143ハビエル・アルティガス・ロペスHonda98
237P.アコスタKTM77
320ホセ・フリアン・ガルシアHonda65
428I.ゲバラKTM64
596D.オルガド・ミラルKTM57
638D.サルバドールKTM48
992ディオゴ・モレイラHonda37
1195ホセ・アントニオ・ルエダHonda19
1230マックス・クックHonda18
1331スコット・オグデンHonda17
1463シャリフディン・アズマンHonda13
1632松山拓磨Honda11
185ロレンソ・ファロンHonda9
1929ビリー・バン・エールデHonda7
2633タットチャコーン・ブーシュリHonda2
2724レオナルド・タッキーニHonda2

ランキング詳細

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