CEV

Round01開幕戦 エストリルエストリル

Moto3

2020年7月7日(火)・決勝

エストリル・サーキット

開幕戦 エストリル

開幕戦でロペスが勝利、松山は9位に

今季のCEV Moto3 Junior World Championshipは、ASIA TALENT TEAMから2019年イデミツ・アジア・タレント・カップ(IATC)でランキング2位の松山拓磨が初参戦するほか、昨年に続きビリー・バン・エールデが参戦します。2019年IATC5位のタットチャコーン・ブーシュリはAP HONDAから出場。ASTRA HONDA RACING TEAMからは、昨年CEV Moto3ランキング18位のマリオ・アジが参戦し上位進出を狙います。

新型コロナウイルスの影響で大幅に大会スケジュールが変更された結果、第1戦はエストリル・サーキットで開催されました。第1戦は松山、エールデが参戦し、タイのブーシェリ、インドネシアのアジは不参加となりました。 予選トップはデビッド・サルバドール(KTM)。エールデは15番手、松山は18番手につけます。決勝は快晴に恵まれ、気温31℃、路面温度が42℃でスタートが切られました。スタートで飛び出したのはペドロ・アコスタ(KTM)で、レースをリードします。

3周目にハビエル・アルティガス・ロペス(LEOPARD IMPALA JUNIOR TEAM43)が首位に躍り出ます。上位6台がトップ集団を形成。ロペスは2番手以降を引き離そうとしますが、2番手に浮上したダニエル・オレガド・ミラル(KTM)が迫り4周目にはロペスを捉えてトップに出ます。6周目、ロペスは、ミラルを抜いて首位を奪います。首位を死守するロペスは2番手に浮上したアコスタとのし烈なトップ争いを繰り広げます。その後方には8台もの集団が僅差で続き、トップ争いは10台へと膨れ上がります。

8週目にトップに立ったアコスタはレースをリード。ロペスは集団に飲み込まれ、2番手、3番手とポジションダウン。残り2ラップとなった16周目、トップがアコスタ、2番手にエイドリアン・フェルナンド(ハスクバーナ)、3番手ロペスの順で最終ラップへと突入します。ロペスは、2番手に浮上しアコスタの背後に迫り、最終コーナーを2番手で通過し、スリップから抜け、コントロールラインまでにアコスタに並び、ほぼ同時にチェッカーを受けました。その差0.003秒差で、ロペスはアコスタをかわす劇的勝利となりました。

松山は、3周目には14番手に浮上し、6ラップ目に11番手、10ラップ目には10番手とポジションを上げ、第2集団で奮闘。最終ラップでポジションアップして9位でチェッカーを受けました。一方、エーデルは3周目に13番手まで上がりますが、4周目にリタイアとなりました。

コメント

松山拓磨 (9位)松山拓磨
「今回のレースは、予選がうまくいきませんでしたが、決勝はいい結果が残せたと思っています。次のレースではもっとポジションを上げられれば思っています。応援ありがとうございました」

ビリー・バン・エールデ(リタイア)ビリー・バン・エールデ
「マシンも私自身のコンディションもよく、レースの週末はうまく進められたと思っています。決勝を楽しみにしていましたが、レースをクラッシュで終えることになり本当に残念ですし、チームに申し訳なく思います。改善して次のレースではいい結果を残せたらと思います」

リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
143ハビエル・アルティガス・ロペスHonda1729'59.328
237P.アコスタKTM17+0.003
325 A.フェルナンドハスクバーナ17+0.925
420ホセ・フリアン・ガルシアHonda17+1.450
596D.オルガド・ミラルKTM17+1.454
638D.サルバドールKTM17+1.514
730マックス・クックHonda17+1.752
           
932松山拓磨Honda17+10.666
1492ディオゴ・モレイラHonda17+16.694
1648ギャバン・プランクHonda17+37.566
2081セナ・エージスHonda17+47.530
2295ホセ・アントニオ・ルエダHonda17+55.115
245ロレンソ・ファロンHonda17+1'07.354
RT31スコット・オグデンHonda10+7Laps
RT63シャリフディン・アズマンHonda5+12Laps
RT29ビリー・バン・エールデHonda4+13Laps
RT24レオナルド・タッキーニHonda-

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
143ハビエル・アルティガス・ロペスHonda25
237P.アコスタKTM20
325A.フェルナンドハスクバーナ16
420J-J.ガルシアHonda13
596D.オルガド・ミラルKTM11
638D.サルバドールKTM10
730マックス・クックHonda9
         
932松山拓磨Honda7
1492ディオゴ・モレイラHonda2

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