CEV

Round03フランスル・マン

Moto3

2019.05.18(土)・決勝

サルト・サーキット

第3戦 ル・マン

國井勇輝が今季2勝目。ダニエル・オルガドが4位フィニッシュ

CEVレプソルインターナショナル選手権第3戦は、フランスのル・マンにあるブガッティ・サーキットでMotoGPフランスGPのサポートレースとして土曜日にMoto3のみ決勝1レースが開催されました。

Asia Talent Teamの國井勇輝が前戦に続きポールポジション獲得。山中琉聖(Junior Team Estrella Galicia 0,0)は9番手、マリオ・アジ(Astra Honda Racing Team)は16番手、有田光(SIC58 Squadra Corse)は17番手、埜口遥希(Astra Honda Racing Team)は20番手、ビリー・バン・エールデ(Asia Talent Team)は34番手からそれぞれスタートとなりました。

決勝日は、どんよりとした曇り空で、いつ、雨が落ちてもおかしくない天候。完全なドライ路面ではない難しいコンディションの中スタートしました。ホールショットは國井で、トップのまま1コーナーに飛び込みます。オープニングラップで、多重クラッシュが発生し、アジが転倒してしまいます。國井はトップをキープし、それを追うのは、ホセ・フリアン・ガルシア(KTM)、ジェレミー・アルコバ(ハスクバーナ)、ダニエル・オルガド(Junior Team Estrella Galicia 0,0)、バリー・バルトゥス(KTM)が激しい2位争いを繰り広げます。國井は、快調に飛ばし、2位以下に1秒3のビハインドを2ラップ目に築きます。山中も単独で転倒し、コース復帰しますが、大きくポジションダウンしてしまいます。

國井は6ラップ目には2番手に5秒近い差をつけ、独走態勢を築きます。その差を周回ごとに広げて行きました。國井が1分51秒台で周回、セカンド集団は1分52秒台、その差は、歴然で、最後まで速さをキープし完ぺきなポールトゥフィニッシュで今季2勝目を挙げました。ランキングでも2位のアルコバに13ポイントのリードを築くことになりました。

注目の2番手争いはガルシアが前に出て、アルコバ、バルトゥス、オルガドが追う展開。ラスト3ラップで、オルガドがバルトゥスを捉え4番手浮上、激しい攻防が続きましたが最終ラップで前に出たのはガルシアで、その争いを制します。3位にはアルコバ、4位オルガドが入りました。埜口は20位、有田は22位、バン・エールデは26位、転倒後再スタートした山中は32位。アジはリタイアとなりました。

 

コメント

國井勇輝(優勝)
國井勇輝 「ル・マンは一昨年、昨年と走っていて、コースは知っていました。予選1で走り始めからいいフィーリングでしたが、少しセッティングにズレがありました。しかし、最後のアタックで何とかトップタイムが出せました。予選2では使うタイヤを確認、最後のアタックで、新品を入れて、さらにタイムを伸ばすことができました。ウォームアップは雨が降っていました。そんなに雨は苦手ではないですがエストリルでは中々走れなかったのでウォームアップで確認しました。乗った時のフィーリングはよくしっかりと走れている感触でした。決勝レースは難しいコンディションで、スタート時には路面は濡れていました。ですが自分フィーリングはとてもよかったので、最初にアタックしました。何周かしたら2番手に差ができていたのでまた攻めました。後半、路面がすごく乾いてきました。既に2番手との差は、すごく離れていたので最後まで集中して走りきりました!今季2勝目ととてもうれしかったです。またすぐに次のレースカタルニアがあるのでまたしっかりトレーニングして行きます!」

埜口遥希(20位)
埜口遥希 「今回はいきなり予選だったのでイメージをふくらまして走り予選1では、徐々にタイムアップすることができて最後に単独で10番手まで上がることができました。しかし予選2では最後のアタック前に転倒してしまい、タイムアップすることができず終えてしまいました。決勝序盤で順位を少し上げることができましたがそこからはグリップを出せず何もできずに終わってしまいました。前回も今回も転倒の原因は気持ちの面で来ていると思うので次のレースでは考え方をきっちりとして上位を目指したいです」

リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
133國井勇輝Honda31'44.637
220J.ガルシアKTM+7.563
352J.アルコバハスクバーナ+7.656
496ダニエル・オルガドHonda+7.958
57B.バルトゥスKTM+8.120
699C.タタイKTM+8.484
724ハビエル・アルティガス・ロペスHonda+12.394
1076フリアン・ジラルHonda+14.545
1428マッテオ・ベルテッレHonda+19.930
1830マックス・クックHonda+24.935
2032埜口遥希Honda+29.591
2265有田光Honda+44.204
2388マッテオ・パタッカHonda+44.373
2427アレックス・ディエスHonda+46.695
2536イザム・イクマルHonda+51.426
2631ビリー・バン・エールデHonda+51.503
2778イディル・マハディHonda+51.795
326山中琉聖Honda+1'25.038
-23ダビデ・ピッツォーリHonda+11 laps
-34マリオ・アジHonda-

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合
1 33 國井勇輝 Honda 70
2 52 J.アルコバ ハスクバーナ 57
3 24 ハビエル・アルティガス・ロペス Honda 53
4 7 B.バルトゥス KTM 52
5 20 J.ガルシア KTM 42
6 96 ダニエル・オルガド Honda 42
7 6 山中琉聖 Honda 37
8 23 ダビデ・ピッツォーリ Honda 24
14 28 マッテオ・ベルテッレ Honda 15
15 34 マリオ・アジ Honda 13
16 76 フリアン・ジラル Honda 10
22 32 埜口遥希 Honda 5
24 30 マックス・クック Honda 4

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