フロントロースタートの高橋巧がレース1で2位

全日本ロードレース選手権第2戦が三重県鈴鹿サーキットで開催されました。今大会はJSB1000のみの開催で、2レースが行われます。A、B組の2組に分かれて予選1回でグリッドを決めます。予選A組の中須賀克行(ヤマハ)と高橋巧(Team HRC)の激しいアタック合戦となり、中須賀はレコード更新の2分4秒876でトップ。高橋巧は自己ベストを更新し2分5秒465で2番手となりました。

B組で2人のタイムを超えるライダーは現れず、レース1は、中須賀、高橋巧、津田拓也(スズキ)がフロントローを獲得。秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)が2分6秒815で7番手に食い込みます。MORIWAKI MOTUL RACINGは高橋裕紀が8番手、清成龍一が9番手で3列目グリッドに並びました。ザクワン・ザイディ(Honda Asia-Dream)が12番手、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)が13番手、日浦大治朗(Honda Suzuka Racing Team)が15番手。山口辰也(Team SuP Dream Honda)は17番手からスタートします。Honda Dream RT 桜井ホンダの濱原颯道は事前テストのケガで欠場となりました。

レース1の決勝のホールショットは高橋巧が奪いますが、し烈なトップ争いが展開し、オープニングラップは、渡辺一馬(カワサキ)、中須賀、高橋巧、野左根航汰(ヤマハ)、高橋裕紀、渡辺一樹(スズキ)の順で通過しトップ集団を形成します。しかし、その争いから左肩のケガが癒えない高橋裕紀が徐々に遅れ単独6番手となります。

レース折り返しの9ラップ目、オープニングラップから5名のトップ争いが続き、高橋裕紀が単独6番手、7番手争いは水野、清成を中心に展開。秋吉はオープニングラップでハイサイドを立て直し、最後尾付近まで落ちながらも12番手まで浮上し、10ラップ目には10番手。12ラップ目には8番手までばん回します。

トップ5台の争いは続き、14ラップ目に高橋巧が2番手に浮上。7番手高橋裕紀、8番手秋吉、9番手争いを前田、水野、加賀山が繰り広げます。

トップのライバルがスパートをかけ、それに高橋巧も続きますが、その差を縮められないままチェッカーを受けました。中須賀が優勝、高橋巧は2位、最終タップに津田をかわし秋吉が6位を獲得しました。高橋裕紀が8位、水野は11位、清成が12位、山口が15位、ザイディが16位、日浦は18位でチェッカーを受けました。