モータースポーツ > 全日本ロードレース選手権 > 2013総集編
J-GP2クラスは、長島哲太(テルル&イー・モバイル★Kohara RT)と浦本修充(MuSASHi RT ハルク・プロ)がそれぞれ第8戦、第9戦のシーズン終盤で勝利を飾るとともに、開幕戦では星野知也(SYNCEDGE 4413 Racing)が表彰台登壇を果たし、Honda勢はシーズンを通しての健闘が光りました。
開幕戦ではJ-GP3からステップアップしてきた長島が、その初陣でポールポジションを獲得してポテンシャルの高さを示します。迎えた決勝では、星野が10番グリッドから3位まで追い上げ、表彰台に登壇。以下は、浦本が5位、長島が6位でチェッカーを受け、まずまずの出だしをみせます。
第2戦、第3戦はJ-GP2クラスが開催されなかったため、およそ3カ月の休みを挟んで実施された第4戦以降、浦本と岩田悟(Team PLUS ONE)が中心となってHonda勢を牽引していきます。浦本は第7戦オートポリス大会で、シーズン初表彰台となる2位を筆頭に、すべてのレースでシングルフィニッシュを重ね、残り2戦の段階でランキング4位。岩田も第4戦、第7戦で表彰台まであと一歩となる4位に入り、ランキング5位につけます。
シーズンが終盤になって開催された第8戦岡山大会では、長島がJ-GP2初優勝を達成し、Hondaにシーズン初勝利をもたらします。長島は3番手スタートからホールショットを奪うものの、序盤はトップが激しく入れ替わる展開となります。そのような中で、長島は3周目にトップを奪い返すと、そこから後続を引き離していきトップチェッカーを受けました。
さらに、最終戦では浦本が15周のレースを制して、Honda勢が2連勝。3番グリッドからスタートした浦本は、オープニングラップにコースアウトを喫し、一時は13番手までポジションを落としますが、そこから怒涛の追い上げ。11周目にはトップに立ちます。しかし、今度は岩田が浦本をかわしてトップに浮上。Honda勢の2人は最後まで激しい攻防をみせて、1-2フィニッシュを果たしました。
全7大会を終えて、浦本はランキング3位、岩田は5位、長島は6位、星野は10位となり、トップ10に4人のHonda勢が食い込みました。