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round 01

March 31 2013 ALL JAPAN ROAD RACE CHAMPIONSHIP Twin Ring Motegi ツインリンクもてぎ

SCHEDULE

JSB1000 秋吉耕佑が独走優勝、2位に高橋巧でHonda1-2フィニッシュ
ST600 亀谷長純が6位、PPの渡辺一馬は7位でチェッカー
J-GP2 星野知也が3位入賞を果たす
J-GP3 山田誓己が初優勝、2位に亀井雄大初表彰台、3位に山本剛大と若手が躍進

2013年3月31(日)・決勝  会場:ツインリンクもてぎ  天候:雨  気温:6.9℃  観客:6000人

MFJ全日本ロードレース選手権は、4クラスがそろって開幕戦を迎えました。予選日は気温が7℃、路面温度は10℃と、ウインターテストを思わせる気候となりました。決勝日は冷たい雨が降り、気温6.9℃とさらに寒さを感じる天候となりました。

  • 高橋巧(左)、秋吉耕佑(中央)高橋巧(左)、秋吉耕佑(中央)
  • 秋吉耕佑秋吉耕佑
  • 秋吉耕佑秋吉耕佑
  • 秋吉耕佑(#4)秋吉耕佑(#4)
  • 高橋巧高橋巧
  • 高橋巧高橋巧
  • 山口辰也山口辰也

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JSB1000クラスは秋吉耕佑(F.C.C.TSR Honda)と高橋巧(MuSASHi RT ハルクプロ)がタイトル奪回を狙います。ライバル陣営は、昨年チャンピオンを獲得した中須賀克行(ヤマハ)を始め、加賀山就臣(スズキ)。柳川明(カワサキ)に加え、渡辺一樹がカワサキ入り、また、ヨシムラが全日本に復帰し、津田拓也を送り込みます。山口辰也(TOHO Racing with MORIWAKI)、今野由寛(スズキ)らも顔をそろえました。安田毅史(Honda鈴鹿レーシングチーム)はスポット参戦し、上位進出を狙います。

事前テストから好調だった高橋は、フリー走行でトップタイムを記録し、ポールポジション(PP)が期待されました。しかし、ノックアウト方式で行われた予選では、Q1で高橋がトップタイムを記録するも、トップ10チャレンジでアタック前に転倒してしまい、タイムアップできずに10番手となりました。PPを獲得したのは秋吉で、「昨年はケガをしてしまい、開幕戦を走ることができなかったので、PPからスタートできることがうれしい」と気合十分で決勝を迎えることになりました。

決勝前のウォームアップでは、第5コーナーで転倒が発生。コースチェックのためレースディレイとなり、周回数は16周に減算されました。決勝レースのホールショットは秋吉。高橋も4列目から飛び出してトップ集団に食らいつきます。3ラップ目には、山口が2番手柳川を捕らえ前に出ます。高橋は中須賀、柳川を次々と捕らえ、3番手に浮上すると、5ラップ目にはS字で山口のインに飛び込み、2位浮上。秋吉は序盤からハイペースで飛ばし、2番手に浮上した高橋に10秒以上の差をつけ、独走態勢を築き上げます。高橋は懸命に秋吉を追いかけましたが、高橋がペースアップすると秋吉もペースを上げ、その差を詰めることができませんでした。秋吉はファステストラップを叩き出しながら後続を突き放すと、豪快なウイリーでチェッカーを受け、開幕戦を勝利で飾りました。懸命な追い上げが光った高橋は2位でフィニッシュ。山口は3番手を走行していましたが、マイナートラブルによってペースを上げることができず、中須賀と柳川にパスされ、5位でチェッカーを受けました。安田は7位入賞となりました。

ST600は、前年チャンピオンのデチャ・クライサルト(ヤマハ)がJ-GP2にスイッチ、ゼッケン1不在の戦いとなります。Honda勢は、小林龍太がアジアロードレース選手権への参戦を決め、その穴を埋める形で、亀谷長純(MuSASHi RT ハルクプロ)が2年ぶりに全日本フル参戦。さらに、海外参戦を続けていた小山知良(CLUB PLUSONE with T.Pro)が手島雄介の率いるチームから全日本とアジア選手権を戦うことになり、注目を集めています。

土曜に行われた予選では、渡辺一馬(Kohara Racing Team)がコースレコードを更新してPPを獲得しました。決勝レースのホールショットは中冨伸一(ヤマハ)でしたが、2番手につけたチャロポン・ポラマイ(ヤマハ)が首位を奪いました。ポラマイは逃げ、そのままチェッカー。亀谷は6位、渡辺は7位でチェッカーを受けました。

J-GP2では、長年トップライダーとして走り続けて来た野田弘樹が監督となり、J-GP3からステップアップした長島哲太(テルル&EM★KoharaRT)を走らせることになりました。さらに、鎌田悟(TOHO Racing+おでんせイーハトーブ)が今季から参戦開始。関口太郎(NTS Team TARO PLUS ONE)、浦本修充(MuSASHiRT ハルク・プロ)、岩田悟(Team PLUS ONE)らも今季のタイトル候補として走り出しました。予選では、長島がマシンの乗り換えを感じさせない走りでレコードを更新してPPを獲得。しかし、決勝前のウォームアップランで転倒し、マシンを修復してグリッドに並びました。

ホールショットはクライサルトでしたが、クライサルトを3コーナーで捕らえた生形秀之(スズキ)がトップに浮上。2番手には浦本が上がります。2ラップ目には高橋英倫(カワサキ)が2番手に浮上して生形に迫り、2台のトップ争いへと発展します。3番手争いは、浦本と星野知也(SYNCEDGE 4413 Racing)、クライサルトの3台となりました。クライサルトは追い上げてトップ浮上しましたが、12ラップ目のV字コーナー立ち上がりで転倒、トップは高橋英倫となり、2番手生形、3番手星野へとオーダーが変わります。高橋英倫が逃げきって優勝し、3位に星野、5位に浦本、6位に長島が入りチェッカー。鎌田は12位、岩田は13位、関口は19位で開幕戦を終えました。

J-GP3では、昨年悲願のタイトルを獲得した徳留真紀(Tome team PLUSONE)が、チーム移籍で心機一転、V2を目指します。昨年のアジアドリームカップで初代チャンピオンを獲得した大久保光は、自らのチームであるHotRacingを立ち上げて全日本に復帰し、自身2度目のタイトルを目指します。山田誓己(TEAM PLUSONE & ENDURANCE)、山本剛大(Team NOBBY)ら若手も、初のタイトル獲得に挑みます。中学生ライダーの國峰啄磨は、Projectμ7C HARCに移籍し、トップライダーの仲城英幸がアドバイザーとして支えることになりました。予選では、その國峰が初のPPを獲得しました。

決勝ホールショットは山田。山田はウエット路面を快調に攻めてトップをキープし、2番手に國峰、3番手に徳留が続いてトップ集団を形成。2ラップ目に國峰は痛恨の転倒を喫します。トップの山田が逃げ、2番手の徳留を、菊池寛幸(KoharaRacing)が追います。菊池は、4ラップ目に第5コーナーで徳留を捕らえて2番手に浮上。5ラップ目には、大久保と4番手争いをしていたデニー・トリユゴ(Astra Motor Racing Team)が第3コーナーで転倒し、大久保が単独4番手となります。菊池は山田を追い詰め、6ラップ目のヘアピンカーブで捕らえて首位に浮上。菊池、山田、徳留のオーダーでレースが進む中、4番手の大久保はファステストラップを叩き出して徳留を追いますが、転倒してしまいます。トップ争いは、菊池、山田、徳留の3台となり、各コーナーで激しい攻防を展開。その争いはマシンが接触するほどの激しさとなり、最終ラップの90°コーナーで菊池が転倒。最終コーナー立ち上がりでは、首位に立った徳留がハイサイドによる転倒、脇をすり抜けた山田が念願の全日本初優勝を飾りました。2位には亀井雄大(18 GARAGE RACING TEAM)が入り、自身初表彰台。3位には事前テストで左手親指を骨折するケガを押して出場した山本が入りました。賞典外でスポット参戦した藤井謙汰(F.C.C.TSR Honda)は7位でチェッカーを受けました。

コメント

秋吉耕佑(JSB1000 優勝)「昨年の開幕戦もてぎの練習走行では、2コーナーで転倒し、左大たい骨を骨折して前半戦を走ることができませんでした。しかし、今年はポールポジションから優勝することができました。感無量です。マシンもタイヤも完ぺきで、言うことなしのレースができました。ウインターテストでもてぎを走る機会も多く、その経験を生かすことができました。次の鈴鹿も連勝できるようにがんばります」

高橋巧(JSB1000 2位)「最終予選では、アタックのタイミングを探りながら走行したことで、タイヤが温まりきらずに転倒してしまいました。幸いケガもなく、グリッドにつくことができました。スタートもうまくいき、2番手まで上がることができましたが、秋吉さんに追いつくことができなくて悔しいレースになりました。次の鈴鹿では優勝できるようにがんばります」

渡辺一馬(ST600 6位)「今年からタイヤとサスペンションが変わりました。足回りのセットアップは順調に進み、レコードを更新してポールポジションをとることができました。充実したオフシーズンを過ごすことができ、サポートしてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。その感謝を結果で表そうと思ったのですが、今年のマシンでの雨の経験がなく、探りながらのレースになりました。今年はチャンピオン獲得が大きな目標ですので、ノーポイントだけは避けたいと思い、慎重に走ってチェッカーを受けました。今回雨の経験ができたので、次のレースでは晴れでも雨でも優勝を目指せるようにしたいと思います」

星野知也(J-GP2 3位)「監督からは、チャンスがあったら前に出ること、でも、無理はするなとのアドバイスを受けてグリッドにつきました。デチャ(クライサルト)のペースが上がらなかったので前に出て、トップの生形選手を追いかけようとしましたが、デチャが転倒したのを見て、守りの走りになりました。スタッフも不眠不休で開幕戦前までの準備をしてくれました。開幕戦で表彰台に上がる自分は考えられませんでしたから、今日の結果は夢のようです」

長島哲太(J-GP2 6位)「マシンの乗り換えは違和感なくできたと思います。オフにはケニー(ロバーツ)さんのトレーニングに参加してスライド走行を学びました。レコードを更新してポールポジションをとれたことはよかったのですが、決勝前に転倒してしまい、スタッフに迷惑をかけてしまいました。どんなレースになるのかと不安もありましたが、確実に走りきろうと思いました。優勝したかったので悔しいです。この悔しさを次には晴らしたいと思います」

山田誓己(J-GP3 優勝)「初優勝ですので、ものすごくうれしいです。もてぎは地元のコースなので、格別の思いがあります。昨年のオートポリスでは、トップを走りながら転倒してしまい、悔しい思いをしました。もっと引き離そうと焦ったことが転倒につながったと思います。ですから、とにかく落ち着いて走ろうとしました。序盤でトップに出ましたが、菊池さんが後ろにいたので、前に出して様子をみながら終盤に勝負をかけようとしていました。徳留さんも追いつき、3台のバトルになり、90°コーナーで仕掛けようと思いましたが、菊池さんが転倒。ビクトリーコーナーで思うように立ち上がれたので、最終コーナーからコントロールラインの間で徳留さんに並んで前に出ようとしたのですが、目の前で徳留さんが転倒しました。驚きましたが、転ばずにチェッカーを受けることができてよかったです。コンディションの悪いレースを走りきることができて自信になりました。今年はしっかりと結果を残すレースをして、夢である世界へのチャンスをつかみたいです」

亀井雄大(J-GP3 2位)「監督から『今日のレースは生き残れば結果がついてくる』と言われていたので、我慢のレースでした。走行中に順位は分かっていなかったので、結果はゴールしてから知りました。初表彰台なのでうれしいです。次の筑波も表彰台に上がれるようにがんばりたいです」

山本雄大(J-GP3 3位)「事前テストで左親指の付け根を骨折しました。レースウイークでは最多ラップが3周で、決勝の5ラップ目には手に力が入らなくなってしまいました。とにかく完走したいと思っていました。表彰台に上がれたのは、とてもラッキーだと思います。早くケガを治して、優勝できるようにがんばりたいです」

決勝

JSB1000

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 4 秋吉耕佑 Honda 32:21.387
2 634 高橋巧 Honda +17.446
3 1 中須賀克行 ヤマハ +26.583
4 87 柳川明 カワサキ +31.223
5 104 山口辰也 Honda +31.776
6 71 加賀山就臣 スズキ +57.481
7 17 安田毅史 Honda +1:05.062
8 32 今野由寛 スズキ +1:06.270
9 12 津田拓也 スズキ +1:11.784
10 50 渡辺一樹 カワサキ +1:24.181

ST600

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 65 C.ポラマイ ヤマハ 33:22.207
2 12 大崎誠之 ヤマハ +0.145
3 11 横江竜司 ヤマハ +7.282
4 9 稲垣誠 ヤマハ +9.666
5 77 井筒仁康 カワサキ +11.446
6 634 亀谷長純 Honda +25.169
7 6 渡辺一馬 Honda +31.085
8 2 中冨伸一 ヤマハ +31.854
9 76 伊藤勇樹 ヤマハ +46.576
10 26 中津原尚宏 Honda +1:30.418

J-GP2

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 51 高橋英倫 カワサキ 33:35.947
2 2 生形秀之 スズキ +0.473
3 11 星野知也 Honda +12.044
4 31 野左根航汰 ヤマハ +19.719
5 634 浦本修充 Honda +24.739
6 45 長島哲太 TSR +47.070
7 77 井筒仁康 カワサキ +52.619
8 16 中村豊 Honda +1:33.999
9 392 津田一磨 スズキ +1:38.632
10 19 相馬利胤 モリワキ +1:39.531

J-GP3

順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 山田誓己 Honda 31:00.242
2 8 亀井雄大 Honda +5.260
3 5 山本剛大 FTR-Honda +5.791
4 41 宇井陽一 IODA +14.633
5 14 長尾健吾 Honda +15.572
6 25 小室旭 Honda +17.392
17 藤井謙汰 TSR +21.581
7 46 岩戸亮介 Honda +24.241
8 83 栗原佳祐 Honda +27.087
9 88 水野涼 Honda +36.417
10 67 鳥羽海渡 TEC2 +36.743

※賞典外出場

ポイントスタンディング

JSB1000

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1秋吉耕佑Honda25
2高橋巧Honda22
3中須賀克行ヤマハ20
4柳川明カワサキ18
5山口辰也Honda16
6加賀山就臣スズキ15
7安田毅史Honda14
8今野由寛スズキ13
9津田拓也スズキ12
10渡辺一樹カワサキ11

ST600

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1C.ポラマイヤマハ25
2大崎誠之ヤマハ22
3横江竜司ヤマハ20
4稲垣誠ヤマハ18
5井筒仁康カワサキ16
6亀谷長純Honda15
7渡辺一馬Honda14
8中冨伸一ヤマハ13
9伊藤勇樹ヤマハ12
10中津原尚宏Honda11

J-GP2

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1高橋英倫カワサキ25
2生形秀之スズキ22
3星野知也Honda20
4野左根航汰ヤマハ18
5浦本修充Honda16
6長島哲太TSR15
7井筒仁康カワサキ14
8中村豊Honda13
9津田一磨スズキ12
10相馬利胤モリワキ11

J-GP3

順位 ライダー マシン 総合ポイント
1山田誓己Honda25
2亀井雄大Honda22
3山本剛大FTR-Honda20
4宇井陽一IODA18
5長尾健吾Honda16
6小室旭Honda15
7岩戸亮介Honda14
8栗原佳祐Honda13
9水野涼Honda12
10鳥羽海渡TEC211