高橋が4度の優勝で圧倒のシーズン
今年から本格参戦となった富沢も健闘

昨シーズン2位に終わった高橋巧に初タイトルの期待がかかるGP250は、今年から本格参戦の若手、富沢祥也の躍進にも注目が集まった。

高橋とディフェンディング・チャンピオンの宇井陽一(ヤマハ)による優勝争いが予想された開幕戦。高橋がポールポジション、宇井がホールショットを奪うという予想通りの展開で始まったが、オープニングラップ最終コーナーで早々に宇井が転倒。その後、高橋は2番手につけた富沢を寄せ付けない走りで優勝を飾った。続く第2戦では、高橋が予選で転倒し、右足のじん帯を痛めるアクシデントに見舞われながらもレースに出場。ライバルの宇井が初戦に続きオープニングラップで転倒するという波乱もあったが、高橋は終始レースをリードして2勝目を挙げた。このレースでも富沢は高橋に食い下がり2位に入る好走を見せた。

高橋は、第3戦でも優勝。第4戦では宇井に勝利を譲ったものの、第5戦でもトップでチェッカーを受け、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決める最高のシーズンとなった。若手の富沢も本格参戦1年目とは思えない健闘を見せた。初戦、第2戦で高橋に続く2位。その後のレースでも好位置につけ、最終戦では優勝という有終の美を飾り、来シーズンへの期待感たっぷりでシーズンを終えた。

  • 2008総集編
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2008ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6
1 高橋巧 Honda 109 20 20 20 13 20 16
2 富沢祥也 Honda 91 17 17 13 11 10 23
3 及川誠人 ヤマハ 69 15 13 15 15 11  
4 関口太郎 ヤマハ 63 11 17 15 20
5 山崎郡 ヤマハ 59 13 9 9 10 18
6 宇井陽一 ヤマハ 54 17 20 17

2008 SPECIAL CONTENTS

  • 鈴鹿8耐