激戦のGP125は、第2戦の優勝に始まり
安定した走りを続けた菊池がタイトルを獲得
10代の選手が13人エントリーした2008年のGP125。ディフェンディング・チャンピオンの岩田裕臣やグランプリ経験のあるベテランの徳留真紀(ヤマハ)も加わって、毎レース目まぐるしいトップ争いが続く激しいシーズンとなった。
初戦は、徳留のPPで始まり、スタートダッシュで岩田がトップに立つなど順当な滑り出しかと思われたが、その後、激しいトップ争いに発展。終盤には13歳の日浦大治朗がトップに立つ場面もありつつ、最終ラップで山田亮太がトップに。2位に岩田、続いて日浦の順でチェッカーを受けた。第2戦は、尾野弘樹、柳沢祐一、菊池寛幸らが激しいトップ争いを展開。勝負は最終ラップの最終コーナーまでもつれ、菊池が3年ぶりの勝利を飾った。
菊池はその後のレースで快進撃を続け、激戦の中、第4戦を除く全てのレースで優勝。最終戦では、独走でチェッカーを受け、2005年以来2度目となる堂々のチャンピオンに輝いた。
タイトルこそ菊池に譲ったものの、躍進したのは尾野、浪平伊織の2人。両者は多くのレースでトップ争いにからみ、シーズン2位のベテラン徳留に続いて、尾野が3位、浪平が4位という結果でシーズンを終えた。尾野は、17歳以下が対象となるユースカップにおいてチャンピオンに輝いた。
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