全6戦中4戦の有効ポイント制でタイトルを争うST600クラス。前年に引き続き、JSB1000とのダブルエントリーとなった辻村猛は、開幕戦オートポリスで序盤からリードを奪う圧巻の走りで優勝。第3戦ではポイント獲得を逸したが、第4戦で6位入賞を果たすと、続く第5戦ではフリー走行から快調な走りで3つ巴の激戦を制し、今季2勝目を挙げた。残り2戦となった第6戦、ポイント首位でヤマハの沼田憲保と並んだ辻村は、優勝こそ逃したものの2位表彰台を獲得。第3戦と第6戦で優勝した安田毅史との一騎打ちという形で最終戦を迎えた。
優勝回数、2位獲得回数ともに同じため、レースで上位に着いた方がチャンピオンとなる最終戦。辻村は予選3番手、安田は6番手だった。辻村はオープニングラップでトップを奪い、ハイペースでレースをリードして優勝。自身初となる全日本チャンピオンに輝いた。安田はこのレース3位で、ランキング2位の座を獲得した。 |
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辻村猛は、全日本タイトルをかけた最終戦でもハイペースにラップを刻み、初のタイトルを獲得 |
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