4月の第2戦から始まったシーズンは、2003年ランキング5位の高橋裕紀が予選トップ、決勝2位で幕を開けた。3位には、前年GP125王者の青山周平が入った。第3戦には高橋がポール・トゥ・ウインを果たし、第4戦も連続優勝。好走を続ける高橋だったが、鈴鹿8耐の公式練習時には左足首を骨折するというアクシデントに見舞われた。第5戦には復帰したものの、表彰台を逃してしまう。しかし5位で完走しランキング首位を守ると、第6戦で再び優勝。最終戦でも5度目のPPから独走態勢を築き、今季4勝目を挙げて初めてのタイトルを獲得。Hondaの若手育成制度スカラシップを得ることになった。ランキング2位は青山。開幕戦と第3戦で3位表彰台、第5戦で初優勝を遂げ、その実力をみせたシーズンとなった。亀谷長純は、第3戦と第4戦で2位を獲得したが、最終戦のリタイアが響き3位。続く4位には藤岡祐三が入り、Honda勢がランキング1〜4位を独占する結果となった。 |
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高橋裕紀は、全6戦中優勝が4回、2位が1回という圧倒的な強さを見せてチャンピオンに輝く |
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