1998、1999、2001、2002年と4度の王者に輝いた仲城英幸がGP125クラスに復帰。2003年4位の菊池寛幸と葛原稔永、そして同年6位の小室旭を中心にチャンピオン争いが展開された。開幕戦となる第2戦は、決勝レースで1番手が何度も入れ替わる混戦となる。これに勝利したのは葛原だった。第3戦では仲城が2位表彰台を獲得すると、続く第4戦で2位に0.074秒差という接戦を制し、今季初勝利を飾った。難しい路面状況でタイヤ選択が明暗を分けた第5戦では5位という結果に終わるが、続く第6戦は今季2勝目を挙げ、シリーズ優勝に王手をかけた。最終戦でもオープニングラップから好走を見せた仲城が優勝を飾り、自身5度目の全日本チャンピオンを手にした。菊池は優勝こそなかったものの、第4戦、第6戦で3位、最終戦2位という確実な走りでランキング3位を獲得した。葛原は4戦目に転倒でポイント獲得を逃したことが大きく、第5戦で今季2勝目を挙げたが、ランキング4位でシーズンを終えた。 |
 |
 |
|
仲城英幸は第6戦で今季2勝目。2位との差を広げると、最終戦でも優勝しタイトルを手にした |
|