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成田亮が連覇、小方誠が2位に躍進し、TEAM HRCが1-2を飾る
CRF450Rを駆るライダーは3選手が優勝してシーズンを席巻

例年になく混戦となったIA1クラスは、成田亮(TEAM HRC)が最終戦での大逆転でV9を達成し、TEAM HRCに2年連続のライダーズタイトルをもたらしました。また、チームメートの小方誠が、最高峰クラスでの初勝利を皮切りに自己ベストとなる総合2位に進出し、星野優位(SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS)も初優勝を遂げるなど、CRF450Rを駆るライダーが躍動をみせた一年となりました。

2012年に18ヒート中14勝を挙げた成田は、さらなる高みとなる全戦全勝を掲げてシーズンに挑みました。4月の開幕戦では、前年同様の強さを発揮してダブルウインを果たし、目標に向けて好発進。

しかし第2戦以降、リズムを崩して苦戦します。このような中で台頭したのが、前年総合6位の小方でした。第2戦ヒート1で、残り3周でトップに立った小方は、IAクラス昇格13年目にして初優勝を飾りました。続く第3戦では、ヒート1で成田が優勝、小方が2位に入り、TEAM HRCがシーズン初の1-2フィニッシュ。ヒート2でも2位に入った小方は、第3戦を終えて総合首位に踊り出ました。一方の成田は、第3戦の勝利以降は勝ち星に見放され、第6戦終了時点で首位に40点差の5位に後退してしまいます。

約1カ月半の夏休みを経て再開された後半戦。ここからCRF450Rを駆るライダーたちが大きな輝きをみせます。第7戦では、最高峰クラス参戦初年度の星野がヒート1で初勝利を手にし、王者の成田がヒート2で復活優勝。調子を取り戻した成田は第8戦でもダブルウインを果たし、最終戦を前に首位と12点差まで詰めます。小方も第8戦ヒート2で2位となり、成田とのシーズン2度目の1-2を飾るなど安定したライディングをみせ、首位に5点差の2位で最終戦を迎えました。

最終戦には、13年のモトクロス世界選手権に出場していたHonda World Motocross Teamのマキシミリアン・ナグルとイブジェニー・バブリシェフも参戦。2人は世界レベルの走りをみせつけ、ヒート1では1-2フィニッシュ。成田が3位で続き、Hondaライダーが表彰台を独占する快挙を達成。ナグルはヒート2も制したことで、CRF450Rはシーズン後半3戦6ヒートすべてで勝利し、ポテンシャルの高さを遺憾なく発揮しました。

タイトル争いをしていた成田は、最終戦で3位/2位で52点を積み上げて350ポイントとし、小方を1点上回って、王者防衛を果たしました。小方は2012年に獲得したポイントから90点も伸ばす飛躍を果たし、総合2位でシーズンを終えました。

 

 

2013 ポイントスタンディング

IA1

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R 1R 2R
1成田亮Honda3502525152025112213182015142525252527
2小方誠Honda349181825222222122016221518222011222123
3平田優ヤマハ340221318161825182520111822182215182318
4小島庸平スズキ338162020152018252225182525131622101414
5熱田孝高スズキ313207222513152014222522132018162021
6星野優位Honda24115121361110111015131612251420121610
7星野裕カワサキ21610141412161012121611111510151919
8三原拓也カワサキ2101315101312131316132010129131216
9新井宏彰カワサキ203151416181314161816201825
10深谷広一Honda199121091198141111159141113141117
 
13増田一将Honda16351161876129121513141520
20 小林雅裕 Honda 62 5 4 2 3 4 4 7 3 6 3 6 15
22 島崎大祐 Honda 22 10 12
23佐々木雅規Honda2124112812
26黒澤良太Honda182448
27谷本功志Honda532
29アーノン・テプリブHonda431

特集コンテンツ

全日本モトクロス2013 TEAMHRC現場レポート
全日本モトクロス2013 TEAM HRC現場レポート

選手紹介

チーム・エイチアールシーTEAM HRCRIDERS

成田 亮 #1

成田 亮

Akira Narita

生年月日:1980年5月1日
出身:青森県
身長:171cm
体重:72kg
血液型:O型
URL:http://norita982.cocolog-nifty.com/

3歳からモトクロスを始め、地方選手権などで活躍。1994年、14歳で全日本モトクロス選手権の国際B級250ccクラスに初出場し、その年にチャンピオンを獲得しました。

また、同年に史上最年少で国際A級250cc(現在のIA1)ライセンスを取得。96年からは国際A級250ccクラスに参戦し、2002年にチャンピオンを獲得すると、04年まで3連覇を達成しました。

以降もトップライダーとして、全日本モトクロス選手権などの舞台で活躍を続け、12年にはTEAM HRCへ移籍。Hondaの新型ファクトリーマシン「CRF450R」を駆って参戦し、2位に圧倒的なポイント差をつけてIA1チャンピオンに輝きました。

13年もTEAM HRCから参戦し、混戦のシーズンを大逆転の末に制して、全日本3連覇を達成しました。

成田亮選手の写真一覧へ

主な戦績

1995 全日本選手権 125cc 2位
1996 全日本選手権 250cc 16位
1997 全日本選手権 250cc 14位
1998 全日本選手権 250cc 3位
1999 全日本選手権 250cc 3位
2000 全日本選手権 250cc 5位
2001 全日本選手権 250cc 4位
2002 全日本選手権 250cc チャンピオン
2003 全日本選手権 250cc チャンピオン
2004 全日本選手権 250cc チャンピオン
2005 AMAスーパークロス AMA125 スーパークロスWEST 24位/AMAナショナル 26位
2006 全日本選手権 IA1 2位
2007 全日本選手権 IA1 チャンピオン
2008 全日本選手権 IA1 チャンピオン
2009 全日本選手権 IA1 チャンピオン
2010 全日本選手権 IA1 5位
2011 全日本選手権 IA1 チャンピオン
2012 全日本選手権 IA1 チャンピオン
2013 全日本選手権 IA1 チャンピオン
小方 誠 #6

小方 誠

Makoto Ogata

生年月日:1985年10月15日
出身:神奈川県
身長:172cm
体重:71kg
血液型:B型
URL:http://makoto-mx1.com/

ジュニアの全国大会での優勝を経て、2001年に全日本モトクロス選手権にステップアップを果たしました。02年以降は250ccクラスに参戦。04年には国際A級125ccクラスのGP大会で優勝を飾ります。09年に負ったケガのために、しばらく参戦を休止していましたが、11年に全日本選手権IA2クラスに復帰します。このとき、シリーズ終盤に2勝をあげて、復帰シーズンで総合2位を獲得。

IA1クラスで参戦した12年は、第7戦名阪スポーツランドのヒート1で表彰台に立つなど、ランキング6位でシーズンを終えました。

13年は全日本最高峰クラスでの初優勝を果たし、ランキング2位に躍進しました。

小方誠選手の写真一覧へ

主な戦績

2002 全日本選手権 125cc 4位
2003 全日本選手権 250cc 16位
2004 全日本選手権 250cc 9位、全日本選手権 125cc GP大会 優勝
2005 全日本選手権 IA1 24位
2006 全日本選手権 IA1 22位
2007 全日本選手権 IA1 11位
2008 全日本選手権 IA1 8位
2009 全日本選手権 IA1 12位
2011 全日本選手権 IA2 2位
2012 全日本選手権 IA1 6位
2013 全日本選手権 IA1 2位