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第15戦 シカゴランド:8月29日決勝

シャシーに問題があったケンタッキーから、チームは様々な対策に取り組んできたんですが、原因を解明することはできませんでした。相変わらずスピードが伸びない状況で、チームメートと同じセッティングを試しても、一向に良くなりません。チームメートがアクセルを戻している時よりも遅いほどで、問題がモノコックにあるのかどうか、それすら特定できない深刻な状況です。

マシンのハンドリングは決して悪くなく、集団の中で走るときもバランスはいいんですけど、なかなか前のグループに追いつけない。できるだけ集団にくらいついて、順位を落とさないように走っていたんですが、1回目のピットでジャッキを下ろすタイミングが悪く、そこで少し出遅れてしまったんです。なんとか順位をばん回しようと考えていた、その矢先のアクシデントでした。

急にアンダーステアが強くなって突然コントロールを失い、準備する間もなく壁に当たって、もう何もできない状態でした。右リアサスペンションのプッシュロッドが折れたのが原因だと聞いたんですが、日本のレースを前に僕自身がカゲをしなくて、本当に良かったと思います。もてぎに持っていく予定の、調子が良い方のシャシーを壊さずに済んだのもラッキーでしたね。

予選13位/決勝23位 (>>決勝プレスリリース
武藤英紀
原因不明でスピードが伸びず、集団の中から抜け出すことができない武藤英紀。

第16戦 ツインリンクもてぎ:9月19日決勝

予選でセットアップを変えてアタックに臨んだのですが、少し攻めすぎたせいか、ターン3でスピンしてしまいました。マシンの左リアから壁に当たり、160G以上の衝撃があったようで、オフィシャルから「よく歩けるね」と言われるような状態でした。これでシカゴで調子の悪かったクルマを使うことになり、身体の方も夜中に何度も目が覚めて目まいを感じたりしていたので、スタート前は少し不安だったのは事実です。

レースは100周以上もイエローにならない展開となり、途中からかなり頭がふらふらしてきました。3回目のピットではピットボックスに入る直前にコーションになってしまったのですが、コーションの間は作業できないルールなので、チームが勘違いしたようです。オフィシャルは無線でピット作業しても大丈夫と伝えたそうですが、クルーまでうまく伝わらず作業に出遅れました。スポッターの無線のチャンネルがアクシデントで切り替わり、うまく交信できなかったことも重なって、もう一度ピットインして順位を下げてしまったんです。

シカゴで使っていたマシンだったので、もう少しセットを煮詰めたかったという気持ちはありましたが、壊れたクルマを一晩でここまで仕上げてくれたクルーには、本当に感謝しています。それに、コーションの間ふとスタンドを見たら、一生懸命旗を振って応援してくれているファンの姿が見えました。すごいパワーをもらった気持ちになり、みなさんの応援のおかげで最後まで走りきれたと思います。日本でなければできない体験ですし、あの光景は決して忘れられません。

予選22位/決勝14位 (>>決勝プレスリリース
武藤英紀
地元日本でファンの熱い声援を受けて奮闘した武藤英紀、10月10日の最終戦にかける。
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