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第9戦 ワトキンス・グレン:7月5日決勝

早目にピットインするのは事前に決まっていたわけではないんですが、前の集団よりも自分の方がペースは速かったので、指示通り先に1回目のピットへ向かいました。クリアな状態で一気に追い上げて、順位をアップしようという戦略です。この作戦がうまくいって3位を走ることができたものの、早めにピットへ入ったために、残りのピットを1回で終わらせるにはできるだけ長く走らなければなりませんでした。

後続を抑えながら燃料を保たせる走りをし、ギリギリのギリギリまで粘って2回目のピットに飛び込みました。トップのジャスティン(ウイルソン)が次の周に入って優勝しましたし、僕も問題なくピットアウトできれば良かったのですが……。さあ出ようという時にクラッチトラブルが出て3秒ほど出遅れてしまい、コースへ戻った時点で12位までダウンしてしまったんです。

さらに、最後に履いたプライマリータイヤの温度が上がり過ぎてグリップを失い、スピンしてレースが終わったのは本当に悔しかった。残念な結果ですけど、スタートしてすぐに12位から8位まで追い上げることもできましたし、オーバルだけでなくロードコースでもクルマが良かったのは収穫です。きちんと走れれば上位を狙えることが分ったので、ロードコースが続く後半戦も楽しみですね。

予選12位/決勝18位 (>>決勝プレスリリース
武藤英紀
オーバル同様ロードコースでもトップグループを快走していた武藤をクラッチトラブルが襲った。

第10戦 トロント:7月12日決勝

ワトキンス・グレンのようなロードコースでもクルマが良く走ってくれたので、トロントではリベンジに燃えていました。ここはチームの共同オーナーであるマイケル(アンドレッティ)が最多優勝記録を持つコースで、7回も勝った経験を持っていますから、我々も楽しみにしていたんです。ところが、いざ初日を迎えたら4台ともグリップ感が得られず、予選ではチームメートの大ベテランであるトニー(カナーン)でさえ、スピンするほどでした。

セットアップを大きく変えて決勝前のウオームアップを走ったら、やっといい方向性が見えてきたので、その延長線を狙ったセットアップでレースに臨むことになりました。しかし、結局は予選までと同じで、グリップしないクルマのままだったんです。毎回同じラインを通ることができず、壁にも当たって、タイヤを替えてもほとんど変化が無い。ハンドルもめちゃくちゃ軽いし、接地している感じが全然しないという状態でした。

今までの人生の中で、こんなにグリップしないクルマはありませんでした。初めてレース中にクルマを止めたいって思ったほど。このままじゃ絶対にクラッシュすると思い、周回遅れになる時もいっさい抵抗できない状況です。前回と同じロードコースでも市街地は路面の凹凸が激しいので、サスペンションのダンパーなどに根本的な問題があると思います。忍耐のレースでしたが、最後まで走りきることができたのは良かったです。

予選22位/決勝12位 (>>決勝プレスリリース
武藤英紀
チーム全員がグリップ不足に見舞われたトロント、我慢のレースを最後まで走りきった。
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