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お知らせ

2011 MFJ国内競技規則変更点<GPフォーミュラ基本仕様>

2011年のMFJ国内競技規則のロードレースレギュレーション改訂に伴い、変更箇所をご案内をいたします。下記をお読みください。
尚、規則詳細については「2011 MFJ国内競技規則」をお読みください。

<付則7>
GPフォーミュラ技術仕様

「GP-MONO」クラスは、2011年より地方選手権においてJ-GP3クラスと統合され、GP-MONO車両も参加できます。下記の参戦車両に合わせて個々の車両規則が適用になりますのでご注意ください。

<J-GP3クラスに参加できる車両>
J-GP3クラス ライセンス 2ストローク 4ストローク
GP125車両 プロト車両 GP-MONO車両
全日本選手権 国際  
地方選手権 インタークラス 国際
ナショナルクラス 国内
フレッシュマン
ジュニア
×
<J-GP3クラスの車両規則>
車両規則 \ 格式 全日本選手権/地方選手権
インタークラス
(国際ライセンス)
地方選手権
ナショナルクラス
(国内ライセンス以下)
2ストローク車両 GP125 付則7 1項〜7項、8項、9項 付則7 1項〜7項、9項、12項
4ストローク車両 プロト 付則7 1項〜7項、8項、10-1項 該当なし
プロト2 付則7 1項〜7項、8項、10-2項 該当なし
GP-MONO車両 付則10GP-MONO規則適用 付則10GP-MONO規則適用

3 : エンジン

3-7
J-GP3 GP-MONO車両は、10項「GP-MONO技術仕様」による。

4 : 排気量の算出方法

4-4
シリンダーのボアが真円でない場合、断面積を測定し、計算することとする。
オーバル (楕円) ピストンの使用は禁止される。

6 : キャブレター/フュエルインジェクション

6-1
キャブレター/スロットルボディのサイズはクラス別技術仕様 (9項、10項、11項) による。

6-2
キャブレター/スロットルボディのサイズは、吸入混合気通路最小断面積部分の面積が各クラス別技術仕様のサイズ相当以下であること。この場合、ジェット、ニードル、バタフライシャフト、バルブ、スロットバルブ等の形状、断面積は考慮されないものとする。
マニホールドタイプのフュエルインジェクションへのサイズ制限値も同様とする。

7-12 ホイール、リム、およびタイヤ

7-12-3
リムの幅およびリム径は以下のとおりとする。
リムの最大幅およびリム径は以下のとおりとする。

クラス フロント リヤ
直径 直径
J-GP3 2.5インチのみ 17インチのみ 3.5インチのみ 17インチのみ
J-GP2 最大3.75インチ 17インチのみ 最大6.00インチ 17インチのみ

7-12-4-1
レーシングタイヤが使用されなくてはならない。
タイヤには、「NOT FOR HIGHWAY USE」と表示されていなくてはならない。

7-13 : ナンバープレート

7-13-9
ナンバープレートの地色及び数字の色は下記のとおりとする (蛍光色は禁止)。
ナンバープレートの地色は、単色でなければならない。

J-GP3 黒地に白文字 (2スト車両) 赤地に白文字 (4スト車両)
J-GP2 緑地に白文字  

7-18 : 最低重量

7-18-1
下記が許可される最低重量である :

クラス 車両 最低重量
J-GP3 125cc(2ストローク) 77kg
250cc(4ストロークプロト・プロト2) 75kg
J-GP2 600cc(4ストローク) 148kg

7-18-4
J-GP3クラスは、残燃料といった可変的な要素を除くために、モーターサイクルは燃料タンクなしの状態で車両重量を計測され、その際全クラスについて差し引き2kgの許容誤差が認められる。

7-18-5
J-GP2クラスの車両重量は最初の車検にて燃料タンクからガソリンを抜いた状態で測定される。しかし、メインの車両重量検査はレース終了後に実施され、車両重量は、燃料タンクを搭載した状態でノーマルレベルのオイル及び水及び他の液体を含み、他のすべての追加装備、(例えば、オフィシャルのタイム計測装置、カメラ装備等) を装着した状態で計測される。燃料タンクの差し引き2kgの許容範囲は認められない。

8 : 全日本選手権・地方選手権GPフォーミュラ技術仕様

8-1
地方選手権に適用される規則

9-1 : 2ストローク車両 (GP125)

9-1-3-1
エンジンは自然吸気でなくてはならない。
ラム圧は禁止される。
エアボックスは取り付けなくても良い。
エアボックスを取り付ける場合には、エアボックスに40mm×100mm相当以上の面積の開口穴を設けなければならない。
走行可能な車両状態でその開口穴を確認できること。

10 : J-GP3クラス4ストロークプロトタイプ車両技術仕様

本規則は全日本選手権J-GP3および地方選手権インターJ-GP3クラスに4ストローク250cc単気筒のプロトタイプ車両の参加を許可することに伴い、その仕様を定めるため制定する。

10-1 : プロトタイプ車両の技術仕様

10-1-5-1
車両の下部フェアリングは、取り付けられていなければならず、エンジンの破損または故障時に、そのエンジンに使用されるエンジンオイルおよびエンジン・クーラント総量の最低半分をフェアリング下部(オイル受け) で保持できる構造になっていなくてはならない。
フェアリング下部の内側には、オイルを吸収する難燃性の素材が貼られてもよい。
フェアリング下部 (オイル受け) の端部は、一番低いところから最低50mmの高さでなければならない。

10-2 : モトクロス、エンデューロエンジンベース (プロト2) の技術仕様

全日本選手権J-GP3および地方選手権インターJ-GP3クラスにGP-MONO用としてメーカーから供給されたモトクロス、エンデューロエンジンベース車両 (以下プロト2と呼ぶ) にて参加する場合の制限について以下に定める。

11-1 : J-GP2車両の技術仕様

11-2-6
クラッチ

11-2-6-1
クラッチのタイプ (湿式、または乾式)、および操作方法 (ケーブル式・油圧式) はMFJが公認したST600車両の状態に維持されなくてはならない。

11-2-6-2
フリクション・ディスク及びドライブディスクは変更することができる。

11-2-6-3
クラッチ・スプリングは変更することができる。

11-2-6-4
クラッチ・バスケット (アウター) は交換、改造してもよい。

11-2-6-5
クラッチアッセンブリーは、バックトルクリミッター機構 (スリッパータイプ) への変更・改造が認められる。

11-2-6-6
バックトルクリミッター機構 (スリッパータイプ) 付きのアフターマーケット製の物への交換が認められる。

11-2-6-7
エレクトロメカニカルまたはエレクトロハイドロリック作動システムの使用は認められない。

11-2-11-1
キャブレター/スロットルボディは、MFJが公認したST600車両状態を維持しなければならない。

11-3-1
フレームは、一般市販車の流用、改造、変更および新作フレームも認められる。

11-4-1
フロントフォークは変更または改造が認められる。ただし、買取り制度を適用する。

11-5-1
リヤフォークは一般市販車の流用、改造、変更および新作リヤフォークも認められる。

11-6-1
車両には下部フェアリングを、取り付けなければならず、エンジンの破損または故障時に、そのエンジンに使用されるエンジンオイルおよびエンジン・クーラント総量の最低半分をフェアリング下部(オイル受け) で保持できる構造になっていなければならない。
フェアリング下部の内側には、オイルを吸収する難燃性の素材が貼られてもよい。
フェアリング下部 (オイル受け) の端部は、一番低いところから最低50mmの高さでなくてはならない。

12-1 : 出場車両

クラス   エンジン排気量 最大気筒数
ナショナル
J-GP3
2ストローク 85ccを越え125ccまで 1
4ストローク 175ccを越え250ccまで

12-1-1
2ストロークGP125車両はMFJ公認車両のみとする。

12-1-3
4ストロークの車両は、GP-MONO車両とし、国内競技規則 付則10 GP-MONO技術仕様のすべての条項に適合していること。

12-2 : 下記事項は2ストロークGP125車両公認時の仕様の変更は認められない

12-2-6
キャブレター
但し、キャブレターセッティング (取り外し可能なジェット、ニードル、スロットルバルブ) は可能。

12-3 : 2ストロークGP125は国内GPフォーミュラ技術仕様に適合していることを条件に下記事項の変更が認められる。

12-3-1
2ストロークエンジンのシリンダー

13 : J-GP2クラス部品の買い取り制度

13-1
大会にて6位以内に入賞した車両及び部品は、購入希望者がいた場合、下記価格にて販売しなければならない。売買によって発生する税金は、この金額に含まれない。

13-2
部品買取価格 (単位 : 円)
フロントフォーク単品左右セット (フォークブラケット含まず) 60万円

13-3
購入希望者は決勝レース暫定結果発表後30分以内に限り購入申請をすることができる。
・売主を除き、購入申請者は当該レース参加者に限る。
・購入申請は決勝レース暫定結果発表後に行うことができる。
・購入申請が締め切られた後、売主に購入申請があったことが通達される。

13-4
購入申請は主催者指定の用紙に必要事項を記入し、以下の物を揃え、主催者へ提出すること。
・購入申請締め切り後の申請撤回は認められない。
・購入申請用紙
・購入者の運転免許証のコピー
・購入申請保険金50,000円 (購入申請保険金は購入代金の一部とされる)

13-5
希望者が複数の場合、申請締め切り後、抽選の会場・時間が購入希望者に連絡される。購入者は主催者により抽選にて購入優先順位が決定される。購入優先順位1位以外の者の購入申請保証金は抽選後返却される。

13-6
購入申請が提出された時点より、主催者は部品を売買契約日まで保管しなければならない(売主が部品に触れることは禁止される)。

13-7
売買契約日は購入申請日から起算して10日以内の間に設定されなければならず、売主・購入者・そして主催者の3者にて売買契約日を決定する。

13-8
前項にて決定された売買契約日に購入代金 (現金) と部品の受け渡しが行われる。

13-9
売買契約日までに売主・購入者双方とも身分証明書のコピーを主催者に提出しなければならない。

13-10
売買契約は売主、購入者双方とも主催者立会いのもと行われる。

13-11
13-7項にて決定された売買契約日に購入者が購入代金を支払うことができない場合は、この売買契約は無効となり購入申請保証金50,000円は返却されない。また、この場合に発生する経費(運搬費等) は購入希望者が負担する。

13-12
売買契約が無効になった場合は、優先順位の次点の購入希望者に購入権利が与えられる。
主催者により次点購入希望者に連絡し、3日以内に再度、購入申請保証金が主催者に提出された時点で購入権利の移行が確定する。確定しなかった場合は、再度さらに次点の者に購入希望の発生が連絡され、同様の手順が適用される。
購入権利の移行が確定した後に、売主に連絡され3者立会いの売買契約調整日が設定され、売買契約日より13-7項以降の規定を適用する。

13-13
上記規定は購入者・売主・主催者の合意があれば、部分的に簡易化することが出来る。なお、3者合意が必要な規定について、調整が困難な場合は主催者が決定権利を有する (売買契約日等)。

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