2014年3月20日(木)
1日目フリー走行
会場:ロサイル・インターナショナル・サーキット
天候:晴れ
気温:23℃
コースコンディション:ドライ
開幕戦カタールGPのフリー走行1日目は、ほとんどの選手がグリップ不足に苦しむ一日となり、Honda勢も全体的に厳しいスタートになりました。カタールでは、Honda、ヤマハ、ドゥカティのワークスチームを除く全チームが3日間のテストを行っています。
オーストラリア・フィリップアイランドでのタイヤテストに参加し、カタールではテストを行っていないRepsol Honda Teamは、ダニ・ペドロサが6番手、マルク・マルケスが11番手。予想外のポジションでスタートしたペドロサは、グリップ不足を解消することができず、2日目以降の路面コンディションの回復状況をみながらセットアップを進めていくことになります。
また、ケガから復帰したマルケスは、完治していない右足腓骨(ひこつ)に予想以上の痛みを感じる厳しい初日になりましたが、徐々にペースを上げることに成功しました。出遅れた理由は、それぞれ異なりますが、2日目は2回のフリー走行があるため、両選手ともに着実にタイムを上げていく意気込みです。
MotoGPクラスは、初日1回だけの走行でしたが、2日目は、2回のフリー走行が行われます。Repsol Honda Teamの巻き返しが期待されます。
ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
「今日はグリップに少し問題がありました。2週間前のテストで走ったライダーたちが言っていた通りでした。グリップがそれほどよくない状況ですが、最大限の力を出せるようにがんばらなければならなりません。もう少し、路面にラバーがのり、コンディションが回復すれば、トラクションをもっと得られると思います。今日のコンディションはそれほど悪くなかったと思うのですが、路面のグリップが向上していくフィーリングはありませんでした。明日は2セッションあるので、セッションごとによくなっていくことを願っています」
マルク・マルケス(MotoGP 11番手)
「しばらくマシンに乗っていなかったので、最初のセッションとしては、かなり満足しています。右コーナーで足がこれほど痛むとは思っていませんでした。しかし、セッションが終わるころにはだいぶんよくなったので、明日への希望になりました。今日と同じ戦略で引き続きがんばっていくつもりです。タイムについてはホルヘ(ロレンソ、ヤマハ)やバレンティーノ(ロッシ、ヤマハ)、そしてダニとそれほど離れていません。2週間前のテストで走っていたライダーたちが最初から速いのは当たり前なので、気にしていません」
2014.03.20
2014 MotoGP season gets underway in Qatar
Repsol Honda's Marc Marquez and Dani Pedrosa have completed the first practice session of the 2014 season.