2013年10月12日(土)
予選
会場:セパン・サーキット
天候:曇りときどき雨
気温:29℃
コースコンディション:ドライ
FP1 | FP2 | FP3 | FP4 | QP | Race | Standing | |
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ダニ・ペドロサ | 1st | 1st | 1st | 4th | 5th | - | - |
マルク・マルケス | 2nd | 2nd | 7th | 1st | 1st | - | - |
第15戦マレーシアGPの予選は、セッション開始直前に雨が降る、難しいコンディションの中で行われました。セッション序盤は濡れているコーナーがいくつもある状態でしたが、次第に路面は乾きました。そして、セッション終盤にかけてペースを上げて行ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が4戦連続、今季8度目のポールポジション(PP)を獲得しました。
初日のフリー走行は2番手。2日目3回目のフリー走行は、断続的に小雨が降る難しいコンディションとなったため、マルケスは路面コンディションを確認しながら、わずか8周で走行を切り上げました。その後、完全なドライコンディションとなった午後4回目のフリー走行では、2分00秒803でトップタイムをマーク。セッションをこなすごとに、確実にタイムを上げていくマルケスですが、今大会も足踏みすることなくベストタイムを更新していきました。
そして、難しいコンディションとなった予選でも、路面コンディションを確認しながら着実にタイムを更新。「セッション終盤が勝負どころになると思った」と語るマルケスは、最後のアタックで一気にタイムを上げてライバルを圧倒しました。
これでイギリスGP、サンマリノGP、アラゴンGP、マレーシアGPと、4戦連続でサーキットベストタイムを更新するすばらしい走りでPPを獲得しました。マルケスがRC213Vで本格的なテストを行ったのは、2月のセパンのことでした。あれから8カ月が過ぎましたが、MotoGPクラスにライダーにとって、もっとも経験値の高いセパンでのPP獲得は、マルケスが大きく成長したことを実感させるものでした。
初日トップタイムのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、不安定なコンディションとなった2日目午前中のフリー走行でもトップタイムをマーク、総合首位で予選へと進出しました。しかし、不安定な路面コンディションとなった予選では、前戦アラゴンGPで腰を痛めているため、100%のアタックを回避、マルケスから0.681秒差の5番手となりました。2列目からの決勝となりますが、この日、体力を温存したペドロサの追い上げに期待されます。
マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「これまでのポールポジションとはちょっと違って、今日のポールポジションは、とてもうれしいです。予選が始まったときは、ふたつのコーナーが完全にウエットでした。そのため、全力でタイムアタックするのはリスクが高すぎて、難しい状況でした。しかし、路面はどんどん乾いていたし、時間を追うごとにコンディションはよくなっていきました。そのため、セッション終盤の走りが今日の予選を決めることになると思いました。そして、思った通りの走りができたし、期待していた以上のタイムを出すことができました。しかし、明日の決勝も、こんな風にいくとは思っていません。(ホルヘ)ロレンソとダニは、すばらしいペースで走っています。天候がどうなるか分かりませんが、運があれば、いいレースができると思っています」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
「今日の予選は雨が降り、とても難しい状況でしたが、全員がスリックタイヤで走ることができました。ベストタイムを出すことはできませんでしたが、プラクティスのペースには満足しています。明日の決勝レースは、いいスタートを切ることに集中します」
2013.10.12
Marquez takes fourth successive pole and sets new lap record with Pedrosa in 5thThe Grand Prix of Aragón has been an event of mixed emotions for the Repsol Honda Team.