マレーシアGP
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st - - - - -
ケーシー・ストーナー 2nd - - - - -
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日本GPからの連戦となる第16戦マレーシアGPのフリー走行は、前戦日本GPで今季5勝目を達成したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク、好調なスタートを切りました。初日は雲の多い天候で、午前中のセッションはドライコンディションで行われましたが、午後は雨の中での走行となり、1回目のベストタイムが、初日の総合順位となりました。

快調にラップを刻んだペドロサですが、午前中の走行は終始、リアホイールの振動に悩みました。その後、ホイールのバランスが狂っていたことが振動の原因と判明しますが、午後の走行はウエットになったため、わずか1ラップで走行をきり上げました。ここまでの15戦で優勝5回を含む13回の表彰台登壇、総合2位につけるペドロサは、今大会で自身初となる3連勝に挑みます。

前戦日本GPで4戦ぶりに復帰したケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、初日2番手と快走を見せました。ツインリンクもてぎは、ストップ&ゴーのレイアウトのために右足首への負担が大きく、復帰戦としては厳しい走りを強いられました。決勝も5位と表彰台には立てませんでしたが、今大会はチームメートのペドロサとトップタイムを争うまでに回復。第10戦アメリカGPの優勝以来、6戦ぶりの表彰台と優勝への期待が膨らみました。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP 1番手)
「午前中はドライで走ることができたので、レースに向けてセットアップを進めることができました。ここ数日は雨が多く、遅かれ早かれ雨が降るだろうと思っていたので、ドライで走れたのはラッキーでした。午前中は路面が汚れていたので、グリップもよくありませんでしたが、ラップタイムはそれほど悪くありませんでした。路面のコンディションは決勝に向けてどんどんよくなると思うので、心配はしていません。午前中はリアにバイブレーションがかなりあり、なにが原因なのだろうかと思いました。おそらく、ホイールのバランスが狂っていたせいかもしれません。ウエットコンディションになった午後のセッションは、4コーナーまでは完全にウエットでしたが、そこから先は完全に乾いていたので、ピットに入ることにしました。明日の午前中はセットアップをうまく進めなくてはなりません。そして予選と決勝に向けて、マシンを準備したいと思います」

ケーシー・ストーナー(MotoGP 2番手)
「日本より明らかに快適に走ることができました。これが復帰2戦目だからなのか、このサーキットがそれほど右足に負担がかからないためなのかは分かりませんが、ツインリンクもてぎよりは気持ちよく走れました。このサーキットはマシンを素早く起こさなければならない低速コーナーもそれほどなく、走っている感触もだんだんよくなっているので、ラップタイムを楽に出すことができました。まだやらなければならないことはありますし、もっともっとペースを上げなければなりませんが、初日としては順調でした。明日も明後日も、この調子で走り続けれられることを願っています」

中本修平|HRCチーム代表
「ダニは、午前中の走行でリアホイールの振動に悩んだのですが、マシンを変え、セットアップを変えても解決せず、最終的にホイールバランスが狂っていたことがわかりました。ほかにも、細かい問題はいくつかありますが、明日のセッションで解決して、万全の状態で決勝に挑めるようにしたいと思います。ケーシーも、日本GPに比べると、かなり気持ちよく乗れています。素早い切り返しのポイントがないことで右足首への負担も軽く、体力的にはかなり楽になっていると思います。決勝に向けて、もう少しセットアップを詰めなくてはなりませんが、今大会は、なんとしても1-2フィニッシュしたいと思っています」

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2012.10.19
Pedrosa and Stoner up front on Day 1 in Sepang Fresh from victory in Motegi last week, the Repsol Honda Team continued to top the time sheets at the Sepang circuit today.

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