インディアナポリスGP
  QatarGP
  FP1 FP2 FP3 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 2nd 1st 2nd 1st - -
ケーシー・ストーナー 1st 5th 1st 6th - -
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第11戦インディアナポリスGPの予選は、2日連続で青空が広がる好天となり、初日トップタイムのダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目も快調にラップを刻んでポールポジション(PP)を獲得しました。午前中のフリー走行では、チームメートのケーシー・ストーナーにわずかに遅れて2番手でしたが、午後の予選では順調にタイムを短縮。昨年ストーナーが樹立した1分38秒850をブレイクする1分38秒813をマークし、第9戦イタリアGP以来2戦ぶり、今季3回目のPPを獲得しました。

この日は、セッションを追うごとに路面のグリップが上がり、ラップタイムも向上するという厳しい予選となりました。その中でペドロサは、決勝を想定したハードタイヤでセットアップを進め、優勝を狙えるハイペースで周回。ベストタイムもハードでマークする仕上がりとなりました。一昨年の大会で優勝、昨年は惜しくも2位でしたが、今年は2年ぶりの優勝と3年連続の表彰台が期待されます。

午前中のフリー走行でトップタイムをマークし、午後の予選でも快調にラップを刻んだストーナーは、セッション序盤、12コーナーの立ち上がりで転倒。右足首を痛め、以後の走行ができませんでした。ストーナーは、インディアナポリス市内の病院で負傷した右足の精密検査と治療を受けています。決勝に出場するかどうかは回復の状況を見て、日曜日に決めることになりました。

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ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
「トリッキーなセッションでした。路面がとても滑りやすく、Moto3でも転倒が多かったですし、その後に行われたMotoGPでもたくさんの転倒事故が発生しました。スライドをコントロールできそうな感じでしたが、突然、何人ものライダーが続けて転倒してしまいました。そんな状況だったので、自分のライディングに集中し、ミスをしないようにしてタイムを短縮しました。ポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。このサーキットはセクター1がとてもタイトなので、いいスタートを切ることが必要になります。今日はとてもいい仕事ができました。タイヤテストもできたし、マシンのセットアップも進みました。明日の決勝に向けていいセッティングがあると思います。ほかのライダーたちも強そうですが、レースに向けて自信はあります。ロレンソ(ヤマハ)は自分のペースを見つけたし、スピーズ(ヤマハ)はここを得意としています。明日は厳しい戦いが待ち受けていると思います。ケーシーのケガが深刻なものではなく、明日グリッドに立てることを願っています。明日は全力で戦いたいです」

中本修平|HRCチーム代表
「ダニは、2日間ともに順調でした。今日はハードタイヤでセットアップを進め、アベレージもベストタイムもハードで出すことができました。セッション終盤、ソフトでアタックしましたが、ソフトにするとバイクのバランスが変わり、タイムを上げることができませんでした。ハードタイヤの新品でアタックしたほうが、タイムを上げられたかもしれません。ダニはこのコースを得意としていますし、バイクの状態もいいので、明日は優勝を目指してがんばってもらいたいです。ケーシーは予選で転倒し、右足首を痛めてしまいました。診断の結果は亜脱臼で骨折はないとのことですが、現在、MRIでチェックをしています。決勝レースに出られるかどうかは、今日の段階では分かりません。痛みもかなりあるようなので、明日の朝、出場するかどうかを決めたいと思います」

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2012.08.18
Dani on pole in Indy with Casey receiving medical check up after big crash In a dramatic qualifying for the Red Bull Indianapolis Grand Prix, Dani Pedrosa took pole position after his team mate Casey Stoner suffered a nasty crash......

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