Aragon Aragon
  QatarGP
  FP1 FP2 QP Race Standing
ダニ・ペドロサ 1st 2nd 2nd - -
アンドレア・ドヴィツィオーゾ 5th 4th 5th - -
ケーシー・ストーナー 3rd 1st 1st - -
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第14戦アラゴンGPの予選は、初日に続いてHonda勢がすばらしい走りを披露。ケーシー・ストーナーが今季9度目のポールポジションを獲得、ダニ・ペドロサが2番手と、Repsol Honda Teamの両選手が、すばらしい走りを見せました。

初日3番手だったストーナーは、2日目のフリー走行でトップタイムをマーク。午後の予選では、自身が持つサーキットベストタイムを更新する好走を見せ、3戦連続、今季9度目のPPを獲得しました。初日は路面のグリップが低く、タイヤの消耗が激しい、難しいコンディションでしたが、2日目はグリップも向上、ストーナーは初日より2秒以上タイムを短縮することに成功しました。昨年の大会でもライバルを圧倒したストーナー。アラゴンGP2連覇に向けて、最高の状態で決勝に挑みます。

そのストーナーに続いたペドロサも、順調にセットアップを進めました。電力不足で停電になり、キャンセルとなった初日2回目のフリー走行を補うために、1時間15分に時間を延長した2回目のフリー走行では、ストーナーからわずか0.062秒差の2番手。午後の予選でも、ストーナーとともに1分48秒台の好ラップを刻んで2番手につけました。この日は、快速ラップを連発したストーナーの仕上がりのよさに脱帽のペドロサでしたが、決勝では、地元ファンの声援を受けて、ストーナーとの一騎打ちが予想されます。2戦前のインディアナポリスGPでは、この2人の優勝争いとなりました。今大会は、その戦いが再現されそうです。

以下、5番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が続き、2列目から決勝に挑みます。ドヴィツィオーゾは2日連続でリアタイヤの消耗に苦しみましたが、ストーナー、ペドロサが順調にセットアップを進めているだけに、決勝日のウオームアップで最後の調整に挑みます。ストーナー、ペドロサの2人には、アベレージでやや離されてしまいましたが、決勝では、表彰台争いに加わることは間違いなく、第11戦チェコGPに続き、Honda勢の今季2回目の表彰台独占が期待されます。

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ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「今週はすべてが順調でした。マシンの感触はよくて、気分はとてもいいです。しかし、今日はいろんなことがありました。セッションの最後にソフトタイヤを装着して、アタックしました。1周目の第1コーナーは、タイヤが十分に温まっているかどうか分からなかったので、慎重に走りました。しかし2周目は、期待していたよりもグリップがあったので、思っていた以上に攻めることができました。しかし今度は、速すぎてコースアウトしてしまいました。コースを出てからは、なかなか止まれず、壁に衝突しないためにマシンを倒さなければならなかったんです。残念ながら再スタートすることはできませんでしたが、その後、セカンドマシンで走り出して、タイムを上げることができました。明日の天気がどうなるか分かりませんが、全体的に感触はいいです。明日はいいレースをしたいと思います」

ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「フロントローに並べてよかったです。今日は、マシンの状態が完ぺきではなかったのですが、フロントローを獲得するために、限界まで攻めました。決勝に向けて、もう少し、セットアップを進めたいと考えています。とくにフロントのフィーリングは、思ったより快適ではなく、そのためにブレーキングで少し苦労しました。アベレージはケーシーの方がよかったと思います。彼の走りはとても速くて、スムーズでした。だから明日は、彼がペースをつくると思います。離されないようにしたいです。タイヤの選択については、まだ100%の確信はありません。おそらく、タイヤには厳しいレースになると思っています。とくに左側はきつい。明日はミディアムコンパウンドがいいと思うのですが、天気を見てから決めたいです。今夜、セッティングで何かを見つけられることを願いたいです。そしてスペインのファンの前でいいレースをしたいです」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 5番手)
「いいペースで走れましたし、今日の予選セッションには満足しています。でもケーシーは強すぎて、無敵に見えます。チャンピオンシップで、今のポジションを維持できるようにベストを尽くしたいです。チャンピオンシップでダニの追撃を抑え、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に対しては、ポイントを縮めたい。今日の予選では完ぺきなアタックができませんでした。でも、2列目からのスタートは悪くありませんし、決勝に向けて引き続きセットアップの仕事をしたいと思います。リアタイヤの問題はまだ残っています。レースのキーポイントは、タイヤマネジメントになると考えています。このような暑さとアスファルトでは、タイヤにはとても厳しい。みんなハードでレースをすると思います。レースではいいスタートをして、トップグループについていきたいです」

中本修平 | HRCチーム代表
「ケーシーは、順調にセットアップが進みました。うまくまとまっています。このままの調子をキープして、決勝に挑みたいところです。ダニは、グリップ不足を訴えていますが、ケーシーと同様にいい状態なので、明日はこの2人の優勝争いになることを願っています。アンドレアは、ラップタイムが安定していないので、優勝争いに加わるのが厳しいかもしれません。マルコも万全ではありませんが、アンドレアとともに、表彰台は狙えると思っています。前回は優勝できなかったので、今回は優勝することが目標です。そして今大会は、表彰台独占も夢ではありませんので、達成できるように全力を尽くしたいと考えます」

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2010.09.17
Stoner shatters lap record taking ninth pole of season with Pedrosa second and Dovizioso fifth This afternoon in Aragon, Repsol Honda's Casey Stoner claimed his ninth season pole position and with it smashed his own lap record by almost half a second.

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